技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

日本市場におけるバイオプラスチックの開発動向と今後の課題

日本市場におけるバイオプラスチックの開発動向と今後の課題

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、バイオマスプラスチック、生分解性プラスチック (ポリ乳酸等) の、最新の状況と、今後の課題、取り組みのポイントなどについて解説いたします。

開催日

  • 2014年1月24日(金) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • バイオプラスチック・ポリ乳酸に関連する技術者
  • バイオプラスチック・ポリ乳酸に関連する分野のマーケティング担当者、事業企画担当者、経営者

修得知識

  • バイオプラスチックの基礎
  • ポリ乳酸の基礎と応用

プログラム

 20世紀の画期的素材として発展を遂げてきたプラスチックはいま日常生活の中で、多くの利便性を与えるものとして欠かせない存在になっています。
 一方、使用量・範囲が拡大するにつれて、安定で長持ちする性質もあいまって、使用後のプラスチックゴミの問題、枯渇化が懸念される化石資源の大量消費に対する、今後の持続的な供給確保の問題、気候変動の抑止への配慮などの観点から、従来の機能優先から、グローバルな地球環境の配慮に考慮した取り組みの必要性が叫ばれています。
 こうした観点から注目されているバイオプラスチックの、最新の状況と、今後の課題、取り組みのポイントなどにつき説明します。 世界的課題である気候変動の抑止への貢献と、化石資源に依存しない有用素材の持続的な供給という観点より、バイオマスプラスチックが世界的に注目されており、多様な角度から多くの取り組みが進められています。こうした現状を正しく理解していただくことで今後のプラスチック関連産業の指針に寄与すればと考えています。

  1. プラスチックと環境
    1. 生活の利便性とプラスチック
    2. プラスチックと環境問題
    3. 気候変動問題とバイオマスプラスチック
  2. バイオプラスチックとは?
    1. 生分解性プラスチックとバイオマスプラスチック
    2. バイオプラスチックの定義と分類
    3. 生分解性プラスチック (グリーンプラ) 普及促進の意義
    4. バイオマスプラスチック普及促進の意義
  3. バイオマス資源活用の必要性と課題
    1. バイオマス資源とその特性
    2. バイオマス活用の必要性とその課題
    3. グリーンイノベーション 非可食バイオマスを原料とした化学品生産技術と実用化 経産省「新バイオマス研究開発・利活用計画」
  4. 生分解性プラスチックの利用と課題
    1. 生分解性機能とその活用
    2. 生分解性機能商品の利用状況
    3. 生分解性プラスチック利用拡大のための課題
  5. バイオマスプラスチックの種類と分類
    1. 新規バイオマスプラスチック
      1. ポリ乳酸 (PLA)
      2. 微生物産生ポリエステル (PHA)
      3. ポリトリメチレンテレフタレート (PTT)
      4. バイオマス由来コハク酸からのポリエステル
    2. 既存石油系プラスチックのバイオ原料化
      1. バイオポリオレフィン
      2. バイオポリエチレンテレフタレート
      3. ナイロン (ナイロン11、ナイロン4、ナイロン610)
      4. 熱硬化性プラスチック 不飽和ポリエステル、ウレタン
    3. 天然バイオマス原料の変成
      1. セルロース系
      2. 澱粉系
      3. リグニン系
  6. バイオマスプラスチックとしてのポリ乳酸
    1. ポリ乳酸の製造法
    2. ポリ乳酸の物性改良技術
    3. ポリ乳酸の加工技術
    4. ポリ乳酸の安全性
  7. バイオマスプラスチックの利用状況
    1. 包装分野
    2. 生活資材分野
    3. 繊維・不織布分野
    4. 電気電子分野
    5. 自動車分野
    6. 海外の動向
  8. バイオプラスチックの実用化拡大に向けて
    1. バイオプラスチックの新しい流れ
    2. バイオ由来資源からの化学品製造の取り組み
    3. 現状のバイオプラスチックの位置づけと課題
    4. バイオプラスチックの今後の見通し
    • 質疑応答・名刺交換

会場

タイム24ビル

4F 研修室

東京都 江東区 青海2丁目4-32
タイム24ビルの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/16 プラスチック・樹脂における耐衝撃性向上技術と衝撃特性解析 オンライン
2025/1/17 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ オンライン
2025/1/20 「ポリプロピレン」の材料としての基本的な構造、特性、その応用 オンライン
2025/1/20 化学反応型樹脂の硬化率・硬化挙動の測定・評価法 オンライン
2025/1/20 プラスチックのリサイクル促進に向けた材料設計・成形加工の技術と知識 オンライン
2025/1/21 UV硬化の基礎と硬化不良対策および影部の硬化 東京都 会場
2025/1/21 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基本特性と製造・加工技術および高機能化 オンライン
2025/1/21 分子シミュレーションによる高分子材料の内部構造と破壊メカニズムの解析 オンライン
2025/1/21 ポリウレタン樹脂原料の基礎と最新動向 オンライン
2025/1/22 欧州連合 (EU) の食品包装規制と安全問題の最新動向 オンライン
2025/1/27 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ オンライン
2025/1/27 増加する廃棄CFRP/CFRTPにおけるリサイクルの課題と炭素繊維回収の最先端およびRCF活用法と産業確立への指針 オンライン
2025/1/27 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基本特性と製造・加工技術および高機能化 オンライン
2025/1/28 車載用プラスチック材料や成形法の基礎から最新活用法まで オンライン
2025/1/29 ポリウレタン樹脂原料の基礎と最新動向 オンライン
2025/1/30 ポリウレタンの材料設計と構造・物性の制御と劣化対策 オンライン
2025/1/30 熱可塑性エラストマーの総合知識 オンライン
2025/1/30 天然由来の強化材を用いたコンポジットの基礎と成形方法・応用展開 オンライン
2025/1/30 重合反応の基礎・応用 オンライン
2025/1/30 ポリイミドの基礎とポリイミド系材料の低誘電率化・低誘電正接化 オンライン

関連する出版物

発行年月
2019/10/31 UV硬化技術の基礎と硬化不良対策
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/11/30 エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2016/2/20 自動車用プラスチック部品・材料の新展開 2016
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/11/26 エンプラ市場の分析と用途開発動向 2013
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析