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FT-IRによる異物分析と製品主材料・添加剤分析

FT-IRによる異物分析と製品主材料・添加剤分析

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、品質管理、材料調査実務のために役立つ、工業材料知識で裏打ちされたIR解析法を実際の対応例を含めて詳しく解説いたします。

開催日

  • 2013年12月12日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 異物混入対策が求められる製品の技術者、品質担当者、管理者
    • 工業用途
      • 精密機械
      • 半導体製造
      • 電子機器・エレクトロニクス
      • 液晶工場
      • ガラス・光学加工
      • プラスチック成形
      • 塗装
      • フィルム加工
    • 医療用途
      • 研究室
      • 無菌室
      • 手術室
    • 食品用途
      • 調理場
      • 製造ライン
    • 製薬工場
    • バイオハザード施設
    • 動物実験施設
    • RI (環境) 施設
  • 異物分析の担当者、オペレータ
  • 異物分析に携わる方

修得知識

  • 異物の種類と原因
  • 異物分析・材料分析の測定法とコツ
  • クロマトグラフィを利用した混入異物・不純物分析
  • IR分析のデータ処理、スペクトル解析、同定のノウハウ

プログラム

 IRスペクトル分析は試料形態を選ばない、情報量の最も多い物質定性手段である。しかしながら得意であるべき工業材料分野で十分に能力を発揮しているかというと、必ずしもそうは言えない。この理由は、成分混合が当然である工業材料に対して、IRスペクトル同定作業は異種成分混合によりパターン照合的確定能力が著しく妨害されるためである。
 機械的IRスペクトルライブラリー検索で誰もが経験するこのような状況を打破し、研究、品質管理、材料調査実務のために役立つ、工業材料知識で裏打ちされたIR解析法を実際の対応例を含めて詳しく解説する。
 コストパフォーマンス最大のIRスペクトル分析法が、製品管理、迅速なクレーム処理、工程管理と改善、他社製品組成分析調査、特許関連事件、クレーム被害立件、加害者側説明釈明、損害賠償等で大きな力になる実例を紹介。

  1. 第1部 異物の種類と原因物質および測定試料の前処理に関わる材料物性の理解
    1. 異物の種類
    2. 異物の発生原因物質
    3. 異物は工業化成品そのものである
    4. 合成樹脂 (プラスチックス)
    5. プラスチック材料用添加剤
    6. IRスペクトルは異物/工業材料の何を解き明かしてくれるのか
  2. 第2部 異物分析・材料分析の測定法とそのコツ
    1. IR分析の特徴、豊富な各種付属装置の原理
    2. 付属装置の状況ごとの選択と使用法
    3. IR測定装置と付属装置の測定限界と測定を妨害する光学歪み要因とその回避
    4. 正しいスペクトルを得るには
    5. IR分析を補足する他の分析情報
  3. 第3部 混入異物・不純物へのクロマト利用分取分析、抽出法の理解
    1. クロマトグラフ分離の基礎
    2. 異物成分分別のための各種クロマトグラフイーの理解と応用
    3. 明瞭なIRスペクトルのための前処理技術
    4. プラスチック材料と溶剤類の極性物性の理解と利用
  4. 第4部 IR分析のデータ処理、スペクトル解析、同定へのノウハウ
    1. 測定スペクトルのABS (吸光度) 表示に慣れよう
    2. スペクトル品質の改善のためのデータ処理スムージング
      • ベースライン補正
      • フィルライン
      • ATR補正
    3. 混合物解析における成分加成性原理
    4. 混合成分の同定を助ける差スペクトル法データ処理
    5. 混合成分解析の実務、成分構造解析と組成定量
    6. スペクトル解析法-1 官能基テーブルとコルサップ表類を利用するスペクトル解析
    7. スペクトル解析法-2 IRスペクトル市販ライブラリー紹介
    8. IRスペクトル法での困難さを解決する手法ガイド-1パターン類似物の識別
    9. IRスペクトル法での困難さを解決する手法ガイド-2差スペクトル演算と逐次検索手法のポイント
    10. プラスチック材料とエンプラのIRスペクトル判別
    11. 異物のIRスペクトル解析事例
    • 質疑応答・名刺交換

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

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