技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

造粒・打錠プロセスの基礎とトラブル対策

造粒・打錠プロセスの基礎とトラブル対策

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、粉体の圧縮メカニズム、それぞれの打錠障害を起す原因とその改善法、打錠用顆粒の適正なつくり方、さらに製剤化のスケールアップについても解説いたします。

開催日

  • 2013年12月12日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 打錠に関連する技術者
    • 医薬品
    • 食品
    • 化粧品 など

修得知識

  • 適正な打錠用顆粒の製造法
  • 粉体の圧縮機構
  • 打錠障害の原因と改善法、対策、未然防止策
  • 錠剤の製造における効率的なスケールアップの進め方

プログラム

 錠剤化において、重要な製剤技術は造粒、粉体の圧縮等である。本講演では、造粒および打錠、それぞれのプロセスに分けて、各工程における製剤化技術の基礎とトラブル対応に関して解説する。
 造粒工程で、原薬物性に適した造粒法、原薬物性の改質、攪拌造粒および流動層造粒のメカニズムとそれぞれの造粒法における事例。打錠工程では、粉体の圧縮メカニズム、キャッピングおよびスティッキング機構、それぞれの評価法とその改善法。
また、造粒および打錠プロセスのスケールアップとその問題点とその対策、さらに、効率的なスケールアップの進め方についても触れたい。

第1章 「造粒プロセスの基礎とトラブル対策」

  1. 原薬物性に適した造粒法
  2. 原薬物性の改質
  3. 打錠用顆粒として適正な造粒法
  4. PL値 (可塑限界) とは?
  5. 攪拌造粒のメカニズムと攪拌造粒の事例
  6. 攪拌造粒機の構造と維持管理
  7. 流動層造粒のメカニズムと流動層造粒の事例
  8. 流動層造粒機の構造と維持管理
  9. 乾式造粒の概要とトラブル対策
  10. 打錠用顆粒製造におけるスケールアップでの問題点
    1. スケールアップにおける攪拌造粒での最適添加水分量
    2. スケールアップにおける流動層造粒での最適噴霧液速度
    3. 流動層造粒における局所での濡れ
    4. 流動層造粒における含量均一性の確保
  11. 小型機での操作条件を大型機に適応する場合
    1. 攪拌造粒のスケールアップ
    2. 流動層造粒のスケールアップ
    3. 乾式造粒のスケールアップ

第2章 「打錠プロセスの基礎とトラブル対策」

  1. 原薬 (粉体) の圧縮メカニズム
  2. 原薬 (粉体) の圧縮性評価
  3. 打錠で要求される要素と要因
  4. キャッピングの機構および評価法とその改善方法
  5. スティッキングの機構および評価法とその改善方法
  6. 打錠機の構造と維持管理
  7. 打錠用杵臼の維持管理
    1. 杵臼の管理
    2. 杵臼の洗浄
    3. 杵臼の損傷
    4. 杵の耐圧性
    5. 打錠機の圧縮本圧ロールの交換時期
    6. ロータリー打錠機の金型セットにおける留意点
  8. 攪拌造粒の打錠障害に関係する留意点と対応策
  9. 流動層造粒の打錠障害に関係する留意点と対応策
  10. 直接打錠法および湿式打錠法での賦形剤の選択
  11. 結合剤、崩壊剤および滑沢剤選択のポイント
  12. 結晶セルロースについて
    1. 低成形薬物の直打
    2. 低流動性・低成形性薬物の直打
    3. 打圧低減の応用例
  13. 外部滑沢打錠法の概要
  14. 滑沢剤混合におけるスケールアップでの問題点
  15. 滑沢剤混合時間の決め方
  16. 有核打錠機の概要
  17. 打錠におけるスケールアップでの問題点
    1. 長時間運転によるキャッピングの発生
    2. スケールアップによる滑沢剤量の影響
  18. 小型機での操作条件を大型機に適応する場合
    1. 打錠機の回転数の設定
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/10/17 GMP/QMS/GCTP適合のためのCSVとデータインテグリティ対応の実務 オンライン
2024/10/17 医薬品品質リスクマネジメントセミナー オンライン
2024/10/18 GMP/QMS/GCTP適合のためのスプレッドシートとクラウドのバリデーション実務と運用 オンライン
2024/10/23 化粧品・医薬部外品など商品開発における官能評価の基礎と数値化のための具体的手法 オンライン
2024/10/24 医薬品中の元素不純物分析のデータ試験・管理及びPMDA等の対応ポイント オンライン
2024/10/30 GMP対応工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (全2コース) オンライン
2024/10/30 GMP対応工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2024/10/30 GMP対応工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2024/10/30 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における規格及び試験方法の設定と安定性試験 (長期保存試験) による有効期間の設定 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品のCTD (CMC) :妥当性の根拠とまとめ方 (2日間) オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/10/30 専門の知識をもたない初級担当者のためのCTD-Qのまとめ方 (入門講座) オンライン
2024/10/30 味と匂いのクロスモーダルな情報に関する可視化と定量化技術 オンライン
2024/11/5 化粧品・医薬部外品など商品開発における官能評価の基礎と数値化のための具体的手法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/4/26 包装・工業用PETフィルム&飲料・食品用PETボトルの市場分析
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/10/30 クリーンルームの微小異物・汚染物対策と作業員教育
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向