技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

原薬・中間体製造プロセスにおけるスケールアップトラブルシューティングと同等性評価

原薬・中間体製造プロセスにおけるスケールアップトラブルシューティングと同等性評価

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、原薬・中間体製造を効率よく短期間に仕上げ、コスト面でも優位に立てることを焦点に合わせ、スケールアップ時の問題点の把握とトラブルシューティングを計画的な実験に基づくデータ解析を詳細に解説いたします。

開催日

  • 2013年12月2日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 製薬、ファインケミカル、関連業種の技術者、研究者、製造担当者、関連部署担当者

修得知識

  • プロセス化学の基礎
  • スケールアップの基礎
  • 改正薬事法とGMPの基礎
  • スケールアップの事例
  • スケールアップのトラブル対策

プログラム

 医薬原薬・中間体を取り巻く市場環境が大きく変わろうとしている。政府の医療費抑制策にともなうジェネリック医薬品の台頭、相次ぐ薬価引き下げを受けた医薬メーカーの収益改善策などが背景に出てきた。さらに、コスト競争力の観点からも、とくに安価な労務費・固定費に加え、医薬品製造分野で優位性を持つインドが注目されている。
 本セミナーでは、原薬・中間体製造を効率よく短期間に仕上げ、コスト面でも優位に立てることを焦点に合わせた。スケールアップ時の問題点の把握とトラブルシューティングを計画的な実験に基づくデータ解析を詳細に解説する。

  1. プロセス化学とは
  2. プロセス開発の重要性と問題点
    1. 出発原料の決定
    2. 反応条件の改良
    3. 溶媒の選択
    4. プロセス開発の重要性:変更しないでよいフロー確立のために
    5. 開発ステージとサンプル供給量の関係
  3. スケールアップの基礎
    1. スケールアップの準備と予備知識
    2. コルベンと反応釜の違い
    3. ラボでの取り組み方:ラボの重要性とデータ解析
    4. スケールアップの留意点:トラブルと事故を防ぐために
  4. スケールアップの問題点
    1. スケールアップのMerits
    2. 反応工程の簡略化:操作性、コスト削減
    3. 反応制御と操作性の改良:反応の危険性を避けるために
    4. 操作性のよいフローチャートとは:安全性と生産性を確保するために
  5. 改正薬事法とGMP:効果的なアウトソーシングとは
  6. 効率化とGMP
    1. GMPの歴史と主要項目
    2. FDA-483で多い指摘とは
    3. 不純物の検出と対策:不純物プロファイルとは
    4. 品質の問題:Discrepancy-分析の重要性と信頼性
  7. スケールアップ事例
    1. L-DOPAの合成
    2. R (+) -3-Hydroxy Pirrolidineの合成
    3. Grignard反応
  8. 発熱・暴走反応
    1. 発熱反応の問題:化学反応の理解と応用
    2. スケールアップ時の発熱に関する問題点と解決法:何故事故は起こるのか
    3. 発熱反応の例と留意点:馴染み深い反応に秘められた危険性
    4. 事故例
  9. 静電気対策
    1. 原因分析と対策:安易な取り組みは災害の元
    2. 静電気発生の基礎
    3. 静電気の事故例
  10. スケールアップとトラブル対策
    1. NaHの取扱い
    2. 技術の伝承
    3. 危険予知の訓練
  11. 反応安全性の検討:社内組織の立ち上げ
  12. 同等性評価の留意点と問題点
    1. 同等性評価とは
    2. 同等性評価のポイント
    3. 不純物プロファイルの確立手順
    4. 残留溶媒
    5. 結晶多形
  13. プロセス化学を取り巻く環境
  14. まとめ

講師

  • 橋本 光紀
    医薬研究開発コンサルテイング
    代表取締役

会場

中央大学 駿河台記念館

3F 360会議室

東京都 千代田区 神田駿河台3丁目11−5
中央大学 駿河台記念館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,238円 (税別) / 47,500円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/28 バイオ医薬品で起こる蛋白質凝集メカニズム、凝集体形成防止・製剤安定化に関する取組み方、品質管理、ストラテジー オンライン
2024/5/28 ラボと製造におけるCSVとデータインテグリティの実務速習 オンライン
2024/5/28 新規モダリティ分野における各事業性評価手法と不確実性要素の注意点 オンライン
2024/5/28 ICH E6 (R3) に見る臨床開発におけるCSVの最新情報 オンライン
2024/5/28 インドの医薬品産業の最新規制と知的財産制度 オンライン
2024/5/28 メディカルライティング講座 (中級) オンライン
2024/5/28 メディカルライティング講座 (初級・中級) オンライン
2024/5/29 GxP領域データの (完全) 電子化プロセスとデータインテグリティ対応のポイント オンライン
2024/5/29 駄目なSOPと、あるべきSOPから学ぶヒューマンエラー防止に必要なSOPの具体的書き方の工夫と文書管理の実践 東京都 会場・オンライン
2024/5/29 改正GMP省令を踏まえたGMP適合性調査対応 効率的なGQP/GMP - QA連携とQA/QC業務範囲の明確化 オンライン
2024/5/29 医薬品と医療機器の早期承認取得のためのPMDA戦略策定のポイント オンライン
2024/5/29 原薬におけるMF登録・記載・適合性調査・照会対応とプロセスバリデーション結果を基にしたMFへの落し込み オンライン
2024/5/29 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント (入門講座) オンライン
2024/5/29 非GLP試験における信頼性確保 東京都 会場・オンライン
2024/5/30 上級経営陣/責任役員にむけたGMP、GQP教育とQA/法令順守体制の整備 オンライン
2024/5/30 薬機法の実務を考慮した医薬品特許戦略の新たな視点 オンライン
2024/5/30 バイオ医薬品開発を目的としたタンパク質溶液の安定化と添加剤の効果/選定 オンライン
2024/5/30 プレフィルドシリンジ製剤の設計開発と材質特性・規制から見る課題解決 オンライン
2024/5/30 医薬品・医療機器包装における3極 (日欧米) 法規制の比較と申請書記載方法 オンライン
2024/5/30 成功/失敗事例から学ぶコンパニオン診断薬の開発戦略と課題 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/30 撹拌技術とスケールアップ、シミュレーションの活用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/5/29 凍結乾燥工程のバリデーションとスケールアップおよびトラブル対策事例
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情