技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

在宅でのCDTM (共同薬物治療管理) の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル

在宅でのCDTM (共同薬物治療管理) の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2013年5月31日(金) 13時00分 17時00分

プログラム

1. 新たな薬局薬剤師の役割

(2013年5月31日 13:00〜13:55)

国際医療福祉総合研究所長
国際医療福祉大学大学院 教授
武藤 正樹 (むとう まさき) 氏

 団塊の世代が後期高齢者となる2025年へ向けて、医療と介護のあるべき姿をめぐる議論が、社会保障制度改革国民会議の中で進んでいる。2025年への向けてのあるべき姿への推進エンジンは2つ、診療報酬改定・介護報酬改定と医療計画・介護保険事業計画である。2012年の同時改定、そして2013年より始まる新医療計画が、そのスタートを告げる号砲でもある。
 さて保険薬局は今、時代の追い風をうけて調剤報酬バブルの時期と言ってもよい。しかしこのバブルも次の報酬改定でははじけるかもしれない。いまこそ、保険薬局の次なる新モデルを打ち出す時機だ。
 本セミナーでは次世代モデルの薬剤師と薬局モデルを一緒に考えてみよう。

  1. 在宅医療と薬剤師
  2. 医療計画と薬局・薬剤師
  3. 共同薬物治療管理 (CDTM)
  4. 地域包括ケアシステムと薬剤師
  5. 終末期ケア連携と薬剤師

2. 超高齢社会に求められる薬局・薬剤師像

(2013年5月31日 14:00〜14:55)

ファルメディコ株式会社 代表取締役社長
狭間 研至 (はざま けんじ) 氏

 医療崩壊に対する解の一つは、社会資源としての薬局・薬剤師の活用と、多職種連携・情報共有による医療の全体最適である。在宅医療と薬局運営・薬剤師教育での経験をもとに、これからの薬局・薬剤師のあり方について述べる。

  1. 社会資源としての薬局・薬剤師
  2. 薬学教育6年制がもたらすもの
  3. 薬剤師に必要な「謎解き力」
  4. 共同薬物治療管理という新たな連携
  5. 薬剤師のパラダイムシフト

3. 地域医療計画と薬局

(2013年5月31日 15:00〜15:55)

社団法人東京都薬剤師会 会長
山本 信夫 (やまもと のぶお) 氏

 2013年4月より、新たな参酌標準に基づく地域計画がスタートした。新たな計画では、今後急速に進行する超高齢社会に適切に対応可能な、地域医療提供体制の在りようについて、様々な医療職種の連携を進めて過不足なく地域への医療が提供できるよう「地域包括ケア・システム」という概念が提言されている。
 この考え方の中では、これまで以上に地域の薬局・薬剤師に大きな期待が寄せられていると認識している。そこで、地域医療計画の中で求められる役割に的確に対応できる薬局の姿について考えてみたい。

  1. 地域医療計画と地域薬局
  2. 地域薬局への期待と担う役割
  3. 多職種との連携・協働の推進
  4. 安心・安全な薬物治療継続に向けたチーム医療の確保

4. 地域連携によるCDTMの実践に向けて

(2013年5月31日 16:05〜17:00)

日本大学薬学部 実践薬学系 医療コミュニケーション学研究室 教授
亀井 美和子 (かめい みわこ) 氏

 在宅医療は地域の複数機関の多職種連携による患者の治療支援の仕組みである。CDTMとして、職種共通の役割、職種固有の役割を明確にし、 治療への関わり方を予め決めておくことで、各職種の訪問がより有益になる。異なる施設間のCDTMについて検討する。

  1. 疾病管理とCDTM
  2. CDTMに期待されるアウトカム
  3. 治療支援の取り組み事例
  4. 地域連携によるCDTMに向けた課題

講師

  • 武藤 正樹
    社会福祉法人日本医療伝道会衣笠病院グループ グループ本部
    相談役
  • 狭間 研至
    ファルメディコ株式会社
    代表取締役
  • 山本 信夫
    社団法人日本薬剤師会
    副会長
  • 亀井 美和子
    日本大学薬学部 実践薬学系 医療コミュニケーション学研究室
    教授

会場

SSK セミナールーム
東京都 港区 西新橋2-6-2 ザイマックス西新橋ビル 4F
SSK セミナールームの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,000円 (税別) / 31,500円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 26,250円 (税込)

割引特典について

  • 複数名同時受講割引
    • 同一団体より複数ご参加の場合、2人目以降 26,250円(税込) で受講いただけます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/5 脂質ナノ粒子 (LNP) の処方設計と製造プロセス開発 オンライン
2025/3/7 初任者のためのQA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2025/3/7 滅菌バリデーション基礎講座 オンライン
2025/3/7 開発早期段階における患者数、売上、薬価予測 オンライン
2025/3/7 リスク分析をした洗浄バリデーションの実施方法と残留許容限度値の設定 オンライン
2025/3/7 PMDA審査官から高評価が得られる非臨床領域のメディカルライティング オンライン
2025/3/7 マイクロバイオームの実用化にむけた課題と現状 オンライン
2025/3/10 医薬品の知的財産制度をふまえた特許戦略構築と知財デュー・デリジェンス/知財価値評価のポイント オンライン
2025/3/10 デジタルを基盤としたニューモダリティー医薬品/ヘルスケアの探索・初期評価と事業性検討 オンライン
2025/3/10 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2025/3/11 実際に起こった不具合や解決方法、注意点で学ぶスケールアップ・ダウン検討および実験計画の進め方・データのとり方、操作の簡略化 オンライン
2025/3/12 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2025/3/12 データインテグリティの重要性とGMP文書への落とし込み方 オンライン
2025/3/13 Excelスプレッドシートを運用した効率的なCSVとデータインテグリティ オンライン
2025/3/13 製造設備のバリデーション実施項目・各段階の様式例と適合性調査にむけた文書作成管理 オンライン
2025/3/13 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2025/3/14 ザ・治験薬のGMP2025 東京都 会場・オンライン
2025/3/14 薬物の消化管吸収について - 評価・予測 オンライン
2025/3/14 信頼性基準適用試験における運用への落とし込み・記録の残し方と (国内外) 委託時の信頼性保証 オンライン
2025/3/14 アクティブターゲティング型DDSの現状と展望 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/7/12 「事務総合職」育成プログラム
2013/6/5 国際基準「JCI認証」取得の実際と検証
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/16 突合・縦覧点検で減点が激増
2013/4/26 新米管理者としてマネジメントの原理を知ることで不安解消しよう
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/3/23 建て替え・移転・新築計画を決断し資金調達、業者選定から起工式まで
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/1 患者情報の安全管理と法的にみた診療記録のあり方
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/12/3 在宅医療を実現するための病院の役割とICTの活用等在宅医療支援事業の全容
2012/11/27 優良病院がやっている「正しい組織の仕組みづくり」
2012/7/31 診療記録を見直す!!