技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

無機固体電解質における粒界・界面抵抗と評価および全固体二次電池の作製

無機固体電解質における粒界・界面抵抗と評価および全固体二次電池の作製

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、固体電解質バルクのリチウムイオン導電性および電気化学的特性に加え、電解質粒子間、電解質-活物質界面でのイオン移動抵抗といった課題とその研究について具体例を交え解説いたします。

開催日

  • 2013年5月30日(木) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 固体電解質の電気的特性
  • 固体電解質の評価法
  • 粒界抵抗・界面抵抗の低減技術
  • 全固体リチウム電池の基礎
  • 全固体電池の作製と評価

プログラム

 近年、高性能蓄電池であるリチウムイオン二次電池の大型化が進められている。大型化には安全性の向上が重要であり、それには、固体電解質を用いることによる二次電池の全固体化が非常に有効である。優れた全固体電池の汎用化のためには、固体電解質に付随した課題を解決しなければならない。
 本講演では、固体電解質バルクのリチウムイオン導電性および電気化学的特性に加え、電解質粒子間、電解質-活物質界面でのイオン移動抵抗といった課題とその研究について具体例を交え解説する。

  1. リチウムイオン二次電池とその固体化
    1. 二次電池の現状と課題
      1. リチウムイオン二次電池の現状と課題
      2. 革新的蓄電池
    2. 全固体電池とは
      1. 全固体電池の概要
      2. 全固体電池の課題
  2. 固体電解質
    1. 研究開発の歴史
    2. 固体電解質の種類と特徴
    3. 無機固体電解質
      1. 酸化物系固体電解質
      2. 硫化物系固体電解質
      3. 固体電解質-メソポーラスコンポジット
  3. 固体電解質の評価
    1. イオン導電率測定
      1. 交流インピーダンス法
      2. イオン導電率と活性化エネルギー
    2. 電気化学測定
    3. 輸率測定
    4. 固体NMR
  4. 固体電解質の粒界・界面抵抗
    1. 粒界抵抗
    2. 活物質-電解質界面抵抗
      1. 固体-固体界面
      2. 活物質表面処理
  5. 全固体二次電池の作製と評価
    1. 全固体電池の構成
      1. 薄膜型およびバルク型固体電池
      2. 活物質と固体電解質の選択
    2. エネルギー密度と出力密度
      1. 界面修飾による抵抗の低減とその効果
    3. 酸化物固体電解質を用いたバルク型全固体リチウムイオン二次電池
  6. まとめと展望
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 冨田 靖正
    静岡大学 大学院 総合科学技術研究科 工学専攻 化学バイオ工学コース
    准教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名
: 31,000円 (税別) / 32,550円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/17 水素吸蔵材料の基礎と様々な水素貯蔵材料とその応用 オンライン
2024/12/18 導電性カーボンブラックの配合・分散技術と電池特性への影響 オンライン
2024/12/18 核融合炉の研究開発動向と関連材料の要求特性・課題・開発動向 オンライン
2024/12/19 全固体電池および固体電解質の研究動向と今後の課題・展望 オンライン
2024/12/20 バッテリマネジメントとバッテリパック設計の要点 オンライン
2024/12/20 導電性カーボンブラックの特性、選定、分散技術 オンライン
2024/12/23 固体酸化物形燃料電池の材料技術、セル作製と可逆動作セルの開発 オンライン
2025/1/9 燃料電池、水素・アンモニアエネルギーの最新動向と今後日本企業がとるべき事業戦略 オンライン
2025/1/10 導電性カーボンブラックの特性、選定、分散技術 オンライン
2025/1/15 電気化学反応と電極反応のメカニズム、電気化学測定法および電極・溶液界面の解析技術 オンライン
2025/1/16 FT合成による液体燃料の製造とその触媒技術 オンライン
2025/1/17 アンモニア利用の最新動向と利用技術 オンライン
2025/1/23 カーボンニュートラル (CN) 社会における水素の現状と将来および技術動向 オンライン
2025/1/23 バイオマスとSAF (持続可能な航空燃料) を取り巻く最新動向と今後のビジネス・チャンス オンライン
2025/1/28 二酸化炭素の有効利用技術とその最新動向 会場・オンライン
2025/1/29 カーボンニュートラル (CN) 社会と新しい再生可能エネルギーの技術動向 オンライン
2025/1/30 アンモニア利用の最新動向と利用技術 オンライン
2025/1/31 EV用リチウムイオン電池のリユース・リサイクル技術の動向と課題、今後の展望 オンライン
2025/2/12 EV用リチウムイオン電池のリユース・リサイクル技術の動向と課題、今後の展望 オンライン
2025/2/27 液中の粒子分散制御及び評価の要点 オンライン

関連する出版物

発行年月
2015/4/24 2015年版 HEMS市場・関連機器の実態と将来展望
2015/3/27 2015年版 再生可能エネルギー市場の実態と将来展望
2015/2/27 2015年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2015/1/30 2015年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2014/12/19 2015年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2014/11/25 リチウムイオン電池〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/11/25 リチウムイオン電池〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/11/21 2015年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2014/8/29 2014年版 風力発電市場・技術の実態と将来展望
2014/7/25 2014年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2014/6/30 熱電発電システム技術 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/30 熱電発電システム技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/27 2014年版 スマートハウス市場の実態と将来展望
2014/5/10 東芝 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/5/10 東芝 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/25 2014年版 スマートコミュニティの実態と将来展望
2014/4/15 自動車向け燃料電池〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/15 燃料電池車 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/4/15 燃料電池車 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/15 自動車向け燃料電池〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)