技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

製剤特許・用法用量特許の権利化のコツと有効な権利取得のための明細書への反映

製剤特許・用法用量特許の権利化のコツと有効な権利取得のための明細書への反映

~発明者認定の根拠になる実験ノート記載方法のポイント~
大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、製剤特許・用法用量特許の権利化のコツや不備をつかれない明細書の記載法などを解説いたします。

開催日

  • 2013年4月22日(月) 11時00分 16時30分

プログラム

第1部『最近の判例をふまえた製剤特許・用法用量特許の権利化のコツと実験ノート記載方法』

(2013年4月22日 11:00〜13:00)

大阪工業大学大学院 知的財産研究科 教授 宇佐見 弘文 氏
[元 武田薬品工業 (株) 知的財産部 主席部員 (特許管理) ]

 医薬品分野において益々重要視されている製剤発明の権利化において考慮すべき事柄を最近の判例と共に解説し、製剤発明にも関与すると思われる用法用量特許の権利化動向についても改定審査基準の狙いと最近の事例にもとづいて分析する。
 そして、最近話題になる実績報償事件を考慮して、発明者認定の根拠になる実験ノートの記載における留意点を述べる。

  1. 製剤特許の権利化のコツ
    • 製剤発明の把握
    • 製剤発明の特許出願における留意点
    • 製剤発明の特許出願 (基本出願、戦略出願)
    • 製剤発明の特許出願の時期
    • 出願時期による製剤保護期間の延長
    • 製剤発明の分類 (技術分野の相違)
    • 錠剤 (成分、構造、外型) の新規性の主張点
    • 製剤発明の進歩性の主張点
  2. 用法用量特許の権利化のコツ
    • 審査基準の「医薬発明」の定義
    • 「医薬発明」の「医薬用途」 (用法・用量の特定)
    • 「医薬発明」 (医薬用途) の新規性
    • 「医薬発明」 (医薬用途) の進歩性
    • 最近の「ビホスホネートの投与法」事件の経緯と権利化の関係
  3. 実験ノート記載方法
    • 実験ノートとは
    • 実験ノートの形式
    • 実験ノート記載の原則
    • 実験ノートの証人
    • 実験ノートの記録 (記載内容)
    • 発明 (着想) の記載の留意点
    • 実験ノートの課題と電子化

  • 質疑応答・名刺交換

第2部『医薬発明分野の知財高裁判決から見た明細書の記載のあり方』

(2013年4月22日 13:50〜16:30)

岩谷国際特許事務所 所長 弁理士 岩谷 龍 氏
[元 武田薬品工業 (株) 知的財産部 次長 参与]

 日本の富の源泉を新製品や新技術の創製を求めるために行なわれた研究投資の成果である新知見を特許権である独占権にかえることが行なわれる。
 この場合において、特許取得実務家の責務は、発明者が見だした新知見を材料として、特許法を満足させる特許性のある発明を発明することである。
 この責務を遂行するのは特許実務家であり、その能力は、特許出願明細書、補正書、意見書に反映され、研究投資の効果、新事業成否、有効な権利の取得など企業の事業戦略に重大な影響を与える。

  1. はじめに
    • 日本の富の源泉は、新製品、新技術の創製である。
    • 特許実務家の責務は何か。
  2. 医薬分野特許の特殊性
    • 少数特許による巨大な利益を生む製品の独占。
    • 医薬発明の種類。
    • INNOVATIVE V.GENERICの係争事件の頻発
  3. 判決から見た明細書記載
    • リピトール安定化製剤無効判決:2011年 (行ケ) 第10091号審決取消訴訟事件
    • リピトール結晶無効判決:2011年 (行ケ) 第10445号審決取消訴訟事件

  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 宇佐見 弘文
    知的財産戦略ネットワーク 株式会社
    知財戦略アドバイザー
  • 岩谷 龍
    岩谷国際特許事務所
    所長 弁理士

会場

大阪府立労働センター エル・おおさか

5F 研修室3

大阪府 大阪市 中央区北浜東3-14
大阪府立労働センター エル・おおさかの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/31 GDPガイドライン入門講座 オンライン
2025/3/31 医薬品開発におけるドキュメント作成のための英文メディカルライティング入門 オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編 + 実践編) オンライン
2025/4/28 化学物質を扱う研究所における法規制に準拠した薬品管理の進め方 オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (実践編) オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品のCTD (CMC) :妥当性の根拠とまとめ方 (2日間) オンライン
2025/5/29 環境モニタリングの測定時およびアラート・アクションレベル設定時の留意点 オンライン
2025/5/29 責任役員 (上級経営陣) にむけたGMP、GQP教育訓練と法令順守体制の整備 オンライン
2025/5/29 医薬品/医療機器等へのQMSの具体的な構築フロー オンライン
2025/5/29 製品品質照査の活用による製造工程、原料・資材及び製品規格の妥当性検証 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における規格及び試験方法の設定と安定性試験 (長期保存試験) による有効期間の設定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 キヤノン〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/7/30 キヤノン〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/25 有機EL〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/25 有機EL〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/10 芳香剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/10 芳香剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/1 パテントマップの全知識 (増刷改訂版)
2013/12/20 紙おむつ〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)