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金属ナノ粒子のコロイド化学・分散とその溶液調製テクニック

安定な!

金属ナノ粒子のコロイド化学・分散とその溶液調製テクニック

~分散液・溶液、評価、表面処理と分散安定化のトリビア~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、 金属ナノ粒子の実用化の新しい知識と開発のヒントや、さまざまな事例、それらの分散・安定化の評価まで、わかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2013年4月12日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 金属ナノ粒子の化学合成法
  • 金属ナノ粒子のサイズ制御法、形状制御法
  • 保護剤分子の設計
  • ナノ粒子の微細構造解析法
  • 分散安定化の基礎
  • インク化・ペースト化の機器、添加剤選択の指針
  • ナノ粒子の焼結指針の獲得法

プログラム

 本講演では、金属ナノ粒子をターゲットとし、その分散液・溶液の安定な調製テクニック、表面処理と分散安定化の必須事項とトリビア、さらにその奥に隠れるコロイド化学の学問的知見を分かりやすく解説し、金属ナノ粒子の実用化を目指す研究者に新しい知識と開発のヒントを与えることを目的としています。
 特に、その合成法について概略を俯瞰し、それぞれのキーポイントを示すと同時に、ナノ粒子の保護システムの例示、ナノ粒子の安定な処理手法の事例を紹介するとともに、さまざまなナノ粒子自体の評価とならんでそれらの分散・安定化の評価などに光をあてて説明します。

  1. 金属ナノ粒子の概略
    1. 金属ナノ粒子の分類
    2. 金属ナノ粒子の合成法の概略
    3. 金属ナノ粒子の応用例
  2. 金属ナノ粒子の分散・安定化とその評価
    1. 金属ナノ粒子を安定に保護する保護剤システム
      1. 有機酸保護
      2. 高分子保護
      3. 界面活性剤保護
      4. 金属配位化合物による保護
    2. 安定分散のためのコロイド化学
    3. 安定に濃縮するための技術
    4. ナノ粒子を取りだすための手法
    5. ナノ粒子の再分散技術
    6. 金属ナノ粒子の長期分散安定性の評価
    7. ナノ粒子の評価法
      1. 粒子径
      2. 形状
      3. 分散性
      4. 安定性
      5. 保護能
  3. 金属ナノ粒子の詳細解析
    1. 電子顕微鏡
      1. TEM
      2. SEM
      3. 付属設備
    2. 物理化学的評価
    3. ゼータ電位測定
    4. 分散評価
    5. 光による粒子径評価
  4. 金属ナノ粒子の応用とコロイド化学テクニック
    1. 導電ペースト
      1. 粉末化
      2. 再分散
      3. ペースト化
      4. 評価
    2. 触媒
      1. 微細構造制御
      2. 微細構造評価
      3. 分散安定化
      4. 担持
      5. 触媒評価
    3. 光材料
      1. 透明性
      2. ナノ粒子の形状
    4. 医療材料
      1. 大きさ制御
      2. 分散安定化
  5. 表面が切り拓く新しいナノ粒子設計
    1. 新規保護剤設計
    2. 目的に応じた保護剤とは?
    3. 高分子保護の利点
    4. リガンド保護の特色

  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 米澤 徹
    北海道大学 大学院 工学研究院 材料科学部門 マテリアル設計分野
    教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
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