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契約の基礎から共同研究までトラブル回避の入門講座

契約の基礎から共同研究までトラブル回避の入門講座

~ケースで学ぶ基礎知識~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、共同研究において技術者が契約の際に盛り込むべきポイントを事例と合わせて詳解いたします。

開催日

  • 2013年3月11日(月) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 対外的業務の発生する技術系担当者
  • 社外機関と共同研究を行う人
  • 開発系の中小/ベンチャー企業の技術者、リーダー、経営者
  • 技術移転担当者 (公的機関など)

修得知識

  • 共同研究において、陥りやすいトラブルを回避できる
  • あらかじめ社外機関との契約を想定して、業務を推進できる
  • 委託業務やサンプル取得にまつわるトラブルを回避できる
  • 研究開発における対外的なやり取りを、自信を持って推進できる

プログラム

 開発委託や共同研究をはじめとして、企業の開発活動は単独では完結しない場合が多々あり、それには他社との契約がつきものです。そして、契約相手との関係は技術者から始まるケースが多いのが現状です。
 しかし技術者が相手方と協議をして話を進めた後に、契約のために法務部門に相談してみると、「それは認められない」「相手を説明・説得して訂正してください」などという強力な「指令」により技術者が板挟みにあることが多々あります。
 本セミナーでは、そのような板挟みを回避するために、共同契約をはじめとする6つの典型的ケースを題材として、触れてはならない危険ポイント、明確に決めるべき必須ポイントを整理し、技術者が安心して対外的な関係を構築するための基礎的な知識を整理します。
 また、契約の考え方の意識と基礎を身に付ける。技術者が遭遇しがちな典型的な契約における注意点をQ&Aを交えながら学習します。

  1. はじめに
     技術者にとって法務とは未知の領域であり、理解が困難な領域です。
     本セクションでは、契約の重要性と技術法務の一般的なポイントを押さえます。
    1. なぜ契約が必要なのか
    2. 技術者と法務部門とが抱える問題
    3. 技術法務の考え方
  2. 契約の典型ポイント
     本セクションでは、一般的な契約パターンと、条項の要旨 (条項ではありません) を挙げ、契約により取り決めるべきポイントを把握します。
     契約を書くことや法務部門の関わりなく条件を決定することはないので、相手とのやりとりの中から発言などから無意識に「決定」してしまうことがないよう、注意ポイントを整理します。
    1. 基本的な契約パターン
    2. 重要な条項例
    3. 技術者が注意すべきポイント
  3. ケースに学ぶ
     企業の技術者が遭遇するケースの多い5パターンをケースとして取り上げ、それぞれのケースでの問題を生じやすい落とし穴ポイントと、その落とし穴の回避プランを検討します。
     3.2 から 3.5 は、それぞれ表と裏が企業では存在するので、両面から検討し、パターンとして整理します。
    1. 学会へ参加、大学の展示に興味を持ち、情報交換したい
    2. 展示会へ参加したところ興味ある技術を発見!サンプル提供を頼みたい
    3. 製品開発に際し、部分的に他社へ開発を委託したい
    4. 製品開発に際し、他社の技術を利用したい
    5. 共同研究から新たなアイディアが生まれたので、特許出願しよう

  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 五丁 龍志
    大阪工業大学 知的財産学部
    教授, 弁理士

会場

大田区産業プラザ PiO

6F E会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

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