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陽極酸化皮膜 (アノード酸化皮膜) の構造・特性制御と評価、機能的応用

基礎からわかる!

陽極酸化皮膜 (アノード酸化皮膜) の構造・特性制御と評価、機能的応用

~電解研磨、バリヤー型、ポーラス型、封孔処理、ポアフィリング皮膜のメカニズム、作製方法、最新の研究情報まで解説!~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2013年2月28日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • アノード酸化皮膜に関心のある技術者
    • 化学
    • 金属材料
    • エレクトロニクス
    • 自動車
    • ナノテク
    • 医薬品
    • 化粧品 等

修得知識

  • アノード酸化皮膜の基礎
    • 生成メカニズム
    • 構造制御技術
    • 酸化皮膜の誘電特性
    • 金属種の違いによる皮膜構造と特性の違い
    • 合金組成による皮膜構造の差異
    • 封孔処理の基礎と応用

プログラム

 アルミニウムの陽極 (アノード) 酸化皮膜は、古くから腐食耐性、絶縁性、誘電特性が活用されてきたが、近年そのナノポーラス構造は種々のナノマテリアル作製のための出発構造 (テンプレート) としても活用されている。また、マグネシウムやチタン、タンタル、亜鉛など種々の金属のアノード酸化皮膜にも新たな特性を期待して注目が集まっている。
 本講座では、バリヤー型およびポーラス型陽極酸化皮膜の基礎的な生成機構や微細構造の制御とその解析・評価など、酸化皮膜の構造と機能に関する基礎と応用に関して電気化学的評価法とTEM、SEM、XPS、GDOESなどによる構造解析法を初めとして、最新の研究情報までを解説する。アノード酸化を用いた新たな機能材料の開発に役立つ基盤となる技術と知見を身に着けて頂くことを目的としている。

  1. アノード酸化皮膜の成長機構の基礎
    • バリヤー皮膜
    • ポーラス皮膜
    • 孔発生過程
  2. 前処理による素地表面形態への影響と、鏡面を得るための電解研磨法
  3. 電解条件によるセル径および孔径の制御
  4. 電解液による皮膜の組成 (アニオン分布) と構造の変化
  5. 封孔処理とは?
  6. ポアフィリング (再アノード酸化) 法による多孔質構造とバリヤー層の定量評価
  7. 酸化皮膜の欠陥および合金組成の影響
  8. 多孔質皮膜とバリヤー皮膜の複合化
  9. アノード酸化皮膜表面からのガス放出特性制御
  10. 枝分かれ構造皮膜の作製
  11. ポーラスアルミナの自己規則化
  12. 微粒子集合体を利用したインバースオパール構造を持つ酸化皮膜の作製
  13. スパッタアルミニウムのアノード酸化を利用したシリコン基板のパターニング
  14. マグネシウム合金のアノード酸化皮膜の生成機構
  15. チタンのアノード酸化ポーラス皮膜
  16. ニオブのアノード酸化による誘電体皮膜とポーラス皮膜の作製
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 小野 幸子
    工学院大学
    名誉教授 / 客員研究員

会場

東京流通センター

2F 第3会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名
: 31,000円 (税別) / 32,550円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
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