技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ポリマー/クレイナノコンポジット技術とガスバリア性・耐熱性電子部材への展開

ポリマー/クレイナノコンポジット技術とガスバリア性・耐熱性電子部材への展開

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、クレイによる高機能材料開発の基礎からガスバリア性、太陽電池・有機ELへの展開まで解説いたします。

開催日

  • 2013年2月26日(火) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 粘土膜、クレイコンポジット材、フィルム、ガスバリア材の応用分野の技術者
    • フレキシブルプリント基板
    • 色素増感太陽電池
    • 有機EL
    • 水素シール材
    • 太陽電池バックシート
    • 産業用耐熱シール材
    • 透明不燃シート
  • クレイコンポジット材、フィルム、ガスバリア材に関心のある技術者・研究者・担当部門・初心者など

修得知識

  • 粘土膜の基礎
    • 粘土膜の製法
    • 粘土膜の特性
    • 粘土膜の用途
  • 粘土膜の応用

プログラム

 ポリマークレイナノコンポジットは、有機ポリマーにフィラーとしてナノクレイを添加し、ナノレベルまで均一混合した材料のことである。従来は、ポリマーに対しクレイの添加量は10%未満に抑えられており、混合前のポリマーと比較して耐熱性・ガスバリア性・強度・難燃性などに一定の改善がみられることから、多くの研究・検討例がある。
 また、食品包装材料、耐熱材料などで実用化されているものもある。独立行政法人 産業技術総合研究所が開発した粘土膜「クレースト®」は,ポリマークレイナノコンポジットにおいて、そのクレイ混合比を高めたものであり、柔軟でありながら,高い酸素ガスバリア性や水蒸気バリア性,透明性を持つため,食品・医薬品包装材料などへの利用が期待されている。
 本講演では、ポリマークレイナノコンポジットの基礎を解説するとともに、技術の導入の仕方、クレーストの開発状況、今後の展望について紹介する。

  1. ポリマークレイナノコンポジット
    1. 粘土 (クレイ) とは
    2. ポリマークレイナノコンポジットに用いる粘土
    3. 製造方法と材料の微細構造
    4. 特性改善例
  2. 粘土膜の製造
    1. 粘土と成膜性
    2. 製膜プロセス
  3. 粘土膜の特性
    1. 耐熱透明膜
    2. 水蒸気バリア膜
    3. 耐熱絶縁膜
    4. 自己修復型酸素ガスバリアコーティング
    5. 水蒸気バリアコーティング
  4. 粘土膜の応用例
    1. 粘土膜を用いた材料機能設計
    2. 太陽電池
    3. 有機EL
  5. 粘土膜の産業化スキーム
    1. 産学官連携コンソーシアム
    2. 入手可能サンプル
    3. 関連特許

  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 蛯名 武雄
    国立研究開発法人 産業技術総合研究所 化学プロセス研究部門
    首席研究員

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名
: 31,000円 (税別) / 32,550円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。