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CFRPを利用するために

CFRPを利用するために

~成形・加工と接着・接合の基礎・応用をおさえる~
東京都 開催 会場 開催

概要

釣竿やゴルフクラブ等のスポーツ用品から始まり、航空機や自動車、建築の建造材など、CFRPの用途は大きく広がりを見せております。
本セミナーでは、長年、CFRPの研究に携わってきた講師が、CFRPの利用に必要な知見を幅広く解説いたします。

開催日

  • 2012年3月22日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • CFRP の応用製品に関連する技術者、開発者
    • 自動車
    • 航空機、ヘリコプター
    • 船舶
    • ロケット、航空宇宙機、人工衛星
    • 軍用機
    • リニアモーターカーの車体、内装
    • 太陽電池パネル
    • 風力発電
    • プラント
    • 機械部品
    • 電池部材
    • 電子電気部品
    • 医療機器
    • 住宅・土木・建築材料
    • スポーツ用品 (自転車、釣具、ゴルフ、ラケットなど)
  • CFRP により軽量化、高強度化、振動減衰、耐疲労などを求めている方
  • CFRP に関連する技術者

修得知識

  • CFRPの基礎
  • CFRPの開発動向
  • CFRPの成形・加工
  • CFRPの接着・接合
  • CFRP作製の低コスト化

プログラム

 CFRPは軽量・高強度といった特性を持ち、次世代航空機として昨年9月から就航したボーイング787の主翼や胴体などに使用された。またCFRP車体を取り入れた高級スポーツカーレクサスLFAが一昨年12月に完売した。独BMW社は昨年6月にEV車向けにCFRPの専用工場を立ち上げ、高価なCFRPのコストダウンを行い2013年にはCFRP製キャビンのEV車を500万円台で発売するとの報道もあった。2011東京モーターショーでは東レが車体をCFRP化したEV車を提案した。帝人は熱可塑性樹脂を使ったCFRTPを1分間で成形できる車体技術を開発した。さらには高強度ノートパソコン筺体や住宅などの耐震補強に、炭素繊維の利用が拡大の一途を辿っている。
 本セミナーでは、CFRPの開発・製造やその利用方法の模索に関連する研究者に向けて、CFRPを活用していく上での焦点となる成形加工技術、接合・接着技術を中心に簡易型やCFRP試作品を例示しながらCFRTPも含めて幅広く解説する。

  1. はじめに
  2. CFRPの特性
    1. 炭素繊維:高強度・高弾性
    2. 樹脂:低強度・低弾性
    3. 複合材料の設計手法 繊維方向・積層方法の工夫
  3. CFRPの開発動向と用途展開
    1. 自動車・HV・EVへのCFRPの用途展開
    2. スポーツ用具・ノートPC等電子機器へのCFRPの用途展開
  4. CFRP (炭素繊維強化プラスチック) の成形・加工
    1. オートクレーブ法
    2. ハンドレイアップ法
    3. VaRTM法
    4. フィラメントワインディング法
    5. 引抜成形
  5. CFRP (炭素繊維強化プラスチック) の接着・接合
    1. 接着・機械要素接合
    2. CFRP製継ぎ手の成形接合の一体化
  6. CFRP製品の低コスト化技術と試作
    1. CFRPの成形と金属・プラスチック成形との比較
    2. シリコーンゴム型成形
    3. 内圧成形
    4. サンドイッチパネルの3D成形
    5. 難切削材CFRPの放電加工
    6. 熱可塑性樹脂の応用
  7. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 木村 南
    独立行政法人 国立高等専門学校機構 東京工業高等専門学校 機械工学科
    学科長 / 教授

会場

機械振興会館

B3-6 会議室

東京都 港区 芝公園3-5-8
機械振興会館の地図

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 42,000円 (税込)
複数名
: 33,000円 (税別) / 34,650円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

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