技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬分野の特許調査の特許実務の実際・押さえるべき基本

医薬分野の特許調査の特許実務の実際・押さえるべき基本

東京都 開催 会場 開催

グローバル知的財産戦略時代を生き抜くための研究開発戦略の「改革」に資する有効な特許調査を考える!
近時の審査基準、判例等を踏まえた、最新のデータベース検索方法、あるいは検索結果の評価等応用を伝授!

概要

本セミナーでは、医薬分野の特許調査のノウハウについて解説いたします。
最新のデータベース検索方法、検索結果の評価などを審査基準、判例を踏まえて伝授いたします。

開催日

  • 2011年6月16日(木) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬分野の知的財産管理担当者
  • 医薬分野の特許申請担当者

修得知識

  • 医薬分野の特許調査のポイント、ノウハウ
  • 特許調査の手法
  • 分野別の調査の実際
  • 特許調査の医薬品研究開発戦略への活用

プログラム

医薬分野での研究開発では、ますます、知的財産権の保護の重要度が増し、医薬分野の研究開発は、ビジネスのグローバル化に伴い知的財産も世界市場を見て展開することが生き残るための必須要件となっている。
特許出願するときに、知財部員や研究者自ら調査をすることになることも多い。しかし、特に研究者自ら調査を行う場合は、いわゆる学術論文のための論文調査とは異なり、特許特有の手法や評価方法があることを忘れがちだ。論文の数が他の分野に比べて多い医薬分野では、この違いを認識しないと後で大やけどを負うことにもなりかねない。また、遺伝子情報、結晶データ、化学物質などのデータベースを活用することも必要になるが、このような特殊の調査は、他分野の調査の応用が利かないことが多い。
加えて、調査をするときの周辺情報の収集の仕方、論文の読み方など、コツを知らないと見えるべきものが見えなくなることが多い。
特許戦略に欠かせない特許調査は、これからは実務家のみならず、研究開発に携わる人間はもちろん、経営企画部門の人間でも、必須のツールとなってくると思われる。 調査結果の理解には、特許実務を知っておくことが前提となる。特許実務は、審査基準や判決・審決例に大いに影響を受けるところ、医薬発明の審査基準の更新、進歩性、有用性、記載要件等の新判例が日米欧で相次いでおり、これらを呼応して、調査の手法や調査結果の評価手法も変動してきている。
本講義では、検索手法自体は一通り知っているという人を対象に、近時の審査基準、判例等を踏まえた、最新のデータベース検索方法、あるいは検索結果の評価等応用を伝授することを目的とする。

  1. 医薬分野の特許調査で気をつけること ~概論~
    1. 「調査手法は学んだけれど…」「調査はしているだけれど…」 – 何がいけないのか、どうするべきなのか
    2. 医薬分野の知的財産戦略における特許調査の位置づけ
    3. クレーム解釈を学ぶことにより、知的財産戦略を立てられるようになる。
    4. 最新の審査基準、判決・審決を理解して知的財産戦略を立て、それに見合った調査を行い、調査手法の工夫、結果の評価を行う。
  2. 特許調査の手法の俯瞰
    1. 特許庁データベース、NRI、PATOLISなどの利用
      • 調査会社へ依頼
        (外注すべきもの、外注すべきでないもの)
      • 非特許文献調査
        (研究論文調査との違い)
    2. 特許実務を見据えた特許庁データベース、NRI、PATOLISの活用
      • 特許庁データベース、NRI、PATOLISの違い
      • 特許検索式の作成テクニック
        (検索項目の組み合わせ、キーワードの決定…)
    3. 医薬分野における非特許文献調査の実務
      • 非特許文献調査の手段
      • 非特許文献調査で気をつけること
  3. 最近の審査基準・判決・審決からみた、最新の調査実務のあり方
    • 医薬発明の新審査基準を調査実務・知財戦略立案への応用
    • 米国・欧州の近時の判審決例の調査実務・知財戦略立案への応用
    • 日本の近時の判決例の調査実務・知財戦略立案への応用
  4. 医薬の分野別の調査の実際
    1. 低分子化合物の医薬品パイプラインを検索するコツ
      • なぜ特許庁DBやNRI、PATOLISなどでは困難なのか?
      • 特殊な検索式を使ってCASなどのデータベースを使いこなす方法
    2. バイオ医薬、抗体医薬の場合の特許調査のコツ
      • バイオ後続薬 (Biosimilar) も捕らえる検索は可能か?
      • バイオインフォマティクスのツールを使いこなす方法
    3. 海外特許調査の注意点
      • 米国特許調査の注意点
      • 欧州特許調査の注意点
      • アジアでの特許調査の注意点
  5. 特許調査の医薬品研究開発戦略への活用
    • 特許調査の結果から如何に発明を発掘するか
    • 知財部門と研究部門の連携
    • 特許調査とライセンス戦略
    • 質疑応答・名刺交換・個別相談

※コンフリクトの関係から具体的な相談にはお答えできない場合もございますので、予めご了承ください。

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2人目は無料 (2名で49,980円)
    • 案内登録をされない方、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/21 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/21 相場観をふまえた医薬品ライセンス契約とライセンスフィー設定の課題 オンライン
2025/1/21 生成AIの知財業務への適用と特許出願実務・データ分析の実践 オンライン
2025/1/22 高効率を目的としたGVPにおける情報収集と自己点検、教育訓練 オンライン
2025/1/22 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2025/1/22 無菌医薬品の滅菌選択順位の考え方と無菌性保証における無菌試験の限界、並びにパラメトリックリリースの推奨 オンライン
2025/1/23 基礎から学ぶ原薬の製造プロセス変更時の留意点と同等性評価のポイント オンライン
2025/1/23 自社技術のノウハウ秘匿および特許出願の選択指針とオープン&クローズ戦略の進め方 オンライン
2025/1/24 GMP工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (2日間) オンライン
2025/1/24 GMP工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2025/1/24 GMP省令が要求するQAの逸脱の防止対策とCAPA/変更管理 オンライン
2025/1/24 ライセンスを巡るビジネス取引と契約交渉の秘訣 オンライン
2025/1/24 CMC試験におけるOOS・OOT 判断/発生時の対応 東京都 会場・オンライン
2025/1/27 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2025/1/27 洗浄バリデーションでの洗浄方法選択、残留限度値とホールドタイム設定 オンライン
2025/1/27 治験薬GMPにおける品質システム運用と記録の残し方 オンライン
2025/1/27 体外診断用医薬品の保険申請戦略と申請書の書き方 オンライン
2025/1/27 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターにおける承認申請・審査と品質管理・品質評価/ 非臨床安全性評価/臨床開発 全4コース (4日間) オンライン
2025/1/27 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターにおける承認申請・審査と品質管理・品質評価/ 非臨床安全性評価/臨床開発 全4コース (4日間) オンライン
2025/1/27 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Aコース: 製造・品質試験/分析編) オンライン

関連する出版物