技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

バイオ基礎技術シリーズ (第3回)

全5回 : 医薬品・バイオテクノロジー技術者向け 分析の基礎講座

バイオ基礎技術シリーズ (第3回)

東京都 開催 会場 開催

 本シリーズは、製薬関連企業のバイオ技術関係者を中心とし、バイオテクノロジーに関係する研究者・技術者を対象とした、基本的分析技術の連続基礎講座です。担当者必須の1~12のテーマを構成し、全体を通し受講していただくことによって、現場に即した技術を習得できる充実したプログラムです。
 なお、初級者を対象としておりますが、内容は、企業の担当者が現場で困っているところの解決方法に言及し、業務に直結したものを予定しております。様々なバイオ技術関係者の研修プログラムに一環としても活用頂けるものとなればと考えております。

概要

本セミナーは、医薬品・バイオテクノロジーに関係する研究者・技術者を対象とした、基本的分析技術の連続基礎講座(全5回)の第3回です。

開催日

  • 2011年4月27日(水) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 製薬関連企業のバイオ関連技術者
  • バイオテクノロジーに関係する研究者・技術者

修得知識

  • タンパク質の基礎
  • 電気泳動の条件と分離性能の関連
  • ウェスタンブロッティングの基礎
    • ウェスタンブロッティングの原理
    • ウェスタンブロッティングのトラブルと原因
  • ブロッキング剤の種類と機器選定

プログラム

(6) SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動 (10:30~13:00)

 SDS-PAGEは誰にでもできる簡単な方法? でも、バンドが曲がったり、スマイリングなどの様々な変なバンドとなることがあります。これらの原因と解決策を、原因から解説します。

  1. タンパク質の基礎知識の確認
    • 電気泳動を行う上で必要な知識を再確認します。
  2. タンパク質の分析や精製・解析における電気泳動の位置づけ
    • 分析・精製・解析などの手法の中で、電気泳動が常に位置づけられています。
  3. 電気泳動のクレームと異常バンド
    • メーカーでお客様より受けたクレームや、異常なバンド例をお見せします。
  4. SDS-PAGEの原理
    • ポリアクリルアミドゲル電気泳動の条件により、分離性能は変わります。
      これを利用することで、より多くの目的と達成できます。
  5. SDS-PAGEの各プロセスと留意点
    • ゲル作成から泳動条件までの留意点を解説します。
  6. 異常バンドの解説
    • 異常バンドの原因を解説し、綺麗な泳動像を出す為のコツを解説します。
    • 質疑応答

ウェスタンブロッティング (13:50~16:30)

 ウェスタンブロッティングでは、分子量により転写効率が異なることや一部分が全く転写されないなどのトラブルを見ることがあります。これらの原因と解決策を、原因から解説します。

  1. ウェスタンブロッティングの原理と一般常識の勘違い
    • ゲル中のタンパク質を膜に転写するとは、どのように考えれべきか。
  2. ウェスタンブロッティングの各プロセスの解説
    • 各プロセスの操作方法と、操作上の留意点を解説します。
  3. ウェスタンブロッティングでのトラブルとその理由
    • 染色ムラや抜けなどのトラブルの解決方法。
  4. 親水性タンパク質と疎水性タンパク質
    • 親水性の強いタンパク質と疎水性の強いタンパク質では結果に差が出ます。
      それは何故でしょう。解決策も含め説明します。
  5. ブロッキング剤と各メーカーの機器
    • ブロッキングの目的とブロッキング剤の種類
    • 各主要メーカーの選択基準
    • 質疑応答

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 42,000円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 42,000円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/28 ラボにおける監査証跡/レビュー方法 (いつ・誰が・項目・頻度・レベル) と分析機器毎のレビュー例 オンライン
2025/8/29 医薬品工場における支援システムの設計・バリデーション・保全の留意点 オンライン
2025/8/29 信頼性基準適用試験の信頼性保証担当者・監査担当者・QC担当者養成セミナー オンライン
2025/8/29 原薬製造プロセスにおけるスケールアップ検討・トラブル実例 / QbDに基づくCQA・CPP設定手順と遺伝毒性不純物管理および洗浄対象物質クライテリオン設定 オンライン
2025/8/29 薬物間相互作用の基礎と臨床薬物相互作用試験における評価手法 オンライン
2025/9/8 医薬品の特性を踏まえた外観目視検査基準の設定と検査結果の妥当性評価および検査員の育成・認定 オンライン
2025/9/8 ICH-GCP (R3) のeTMFマネジメントへの影響とeTMFシステムのセキュリティ オンライン
2025/9/9 海外CTD-M3を活用した承認申請時の「規格及び試験方法」の簡略記載の注意点 オンライン
2025/9/10 意思決定にむけたターゲットプロダクトプロファイルの設定 オンライン
2025/9/10 ファージセラピーと臨床応用 : バクテリオファージを用いた医薬品の開発・技術動向と実用化に向けた課題 オンライン
2025/9/11 ラボにおける監査証跡/レビュー方法 (いつ・誰が・項目・頻度・レベル) と分析機器毎のレビュー例 オンライン
2025/9/12 医薬品工場における支援システムの設計・バリデーション・保全の留意点 オンライン
2025/9/12 原薬製造プロセスにおけるスケールアップ検討・トラブル実例 / QbDに基づくCQA・CPP設定手順と遺伝毒性不純物管理および洗浄対象物質クライテリオン設定 オンライン
2025/9/16 薬物間相互作用の基礎と臨床薬物相互作用試験における評価手法 オンライン
2025/9/17 PIC/S GMP Annex 1 汚染管理戦略につながる無菌医薬品製造設備の設計・エンジニアリング オンライン
2025/9/26 ヒューマンエラー・逸脱・GMP違反を防ぐSOP・製造指図記録書の作成とは? 教育訓練とは? GMP記録とは? オンライン
2025/9/30 CTD・照会回答で学ぶメディカルライティング実践と適切なレビューアプローチ オンライン
2025/10/10 ヒューマンエラー・逸脱・GMP違反を防ぐSOP・製造指図記録書の作成とは? 教育訓練とは? GMP記録とは? オンライン
2025/10/15 CTD・照会回答で学ぶメディカルライティング実践と適切なレビューアプローチ オンライン
2025/12/26 GMP基礎講座 (2日間) オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発