技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

固液分散系 (スラリー、サスペンション) プロセスの制御と条件の最適化 スキルアップセミナー

多種多様な産業分野で扱われている

固液分散系 (スラリー、サスペンション) プロセスの制御と条件の最適化 スキルアップセミナー

東京都 開催 会場 開催

開発・管理・評価することを踏まえ、なぜ複雑なのか、複雑さを支配している因子は何かを詳解する技術セミナー!

概要

本セミナーでは、スラリーの基礎から解説し、挙動の因子、挙動の評価、制御。条件の最適化について、ポイント・ノウハウを詳解いたします。

開催日

  • 2011年4月20日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 固液分散系、スラリー、サスペンションに関連する技術者、研究者
    • 界面化学
    • 化粧品
    • 食品
    • 印刷 (インク・塗料・トナー)
    • 薬品 など
  • 水系・非水系における微粒子を扱っている技術者
  • 固液分散系を基礎から学びたい方

修得知識

  • スラリーの基礎
  • 粒子/分散媒液界面での挙動と評価法
  • 粒子の分散・凝集機構
  • 流動挙動と評価
  • 粒子充填特性の評価
  • 粒子集合状態の評価
  • 製品特性の予測と新たなプロセス技術の開発

プログラム

 スラリーの挙動の複雑怪奇さは、多くの技術者を悩ませている。しかしスラリーに関する専門書はレオロジーとろ過・脱水に限られ、無機材料プロセスで役に立つ専門書は皆無と言って良い。
 本セミナーでは、講師の現場技術との交流をベースに蓄積された学術研究の成果に立って、なぜスラリーの挙動は複雑なのか、複雑さを支配している因子は何か、複雑な挙動をどのように評価し制御するか、新たなスラリー制御技術について講義する。

  1. はじめに
  2. スラリーに関する素朴な疑問と基本的考え方
    1. 微粒子を液に分散し、スラリーとして扱う理由
      1. 粒子濃度をできるだけ高くする。分散媒量を減らす。
      2. 形状付与,構造制御
      3. 流体と一緒に運動する
    2. なぜスラリーの挙動は複雑か
      1. 粒子集合状態
      2. 未解明の影響因子
    3. 問題解決の道筋
    4. 材料プロセスで重要な評価項目
  3. 粒子/分散媒液界面での挙動とその評価法
    1. 親液・疎液性 (溶媒和)
    2. 濡性
      1. 毛細管力
      2. 濡性の評価法
    3. 帯電
      1. 帯電機構
      2. 帯電電位の測定
    4. 界面活性剤の吸着
      1. 界面活性剤
      2. 吸着機構
      3. 吸着量の測定
      4. 高分子電解質の吸着挙動
  4. 粒子の分散・凝集機構
    1. 親液・疎液性
    2. 静電帯電
    3. 高分子電解質
  5. 流体中における粒子の挙動
    1. 沈降挙動
    2. 沈降時の衝突
    3. 拡散挙動
    4. 凝集挙動
      1. 沈降凝集
      2. 拡散凝集
      3. 凝集形態
  6. 流動挙動とその評価
    1. 流動曲線
    2. 定常流動
    3. 流動性の評価法
    4. 流動性の評価例
    5. 粘弾性
      1. 粘弾性モデル
      2. 粘弾性モデルの適用
    6. 動的粘弾性
  7. 粒子充填特性の評価
    1. 流動特性と充填特性
    2. 充填特性と顆粒形態
    3. 充填特性の評価法
      1. 回分沈降試験
      2. 静水圧測定法
      3. 定圧ろ過法
    4. 堆積層の固化
    5. スラリー特性の経時変化
  8. 粒子集合状態の評価
    1. 粒子濃度と粒子間距離
    2. 粒子集合状態の直接観察
    3. 毛管吸引時間測定による粒子集合状態の評価
    4. 顕微鏡による直接観察
    5. ナノ粒子の集合状態評価
    6. 多成分粒子のスラリー
  9. 製品特性の予測と新たなプロセス技術の開発
    1. シート成形されたテープの亀裂予測
    2. ケークレス高濃縮ろ過装置
    3. 新規造粒技術
      1. 分散剤で造粒
      2. ケミカルフリー造粒
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

大田区産業プラザ PiO

6F D会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/24 スラリーの挙動と制御およびリチウムイオン電池電極スラリー化技術と評価方法 オンライン
2024/4/25 二酸化炭素 (CO2) 吸収・分離・回収の基礎知識及び応用分野と、これら技術の今後のゆくえ オンライン
2024/5/10 スラリーの分散状態の制御と調製、評価技術 オンライン
2024/5/13 微粒子の分散安定化の基礎と実際 オンライン
2024/5/16 導電性カーボンブラックの使用テクニック オンライン
2024/5/17 Excelとシミュレータによる化学プロセス計算入門 オンライン
2024/5/17 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/23 チクソ性 (チキソ性) の基礎と評価および活用方法 オンライン
2024/5/24 乳化・懸濁重合の反応機構と装置設計、重合反応の制御 オンライン
2024/5/27 粉体の付着・凝集・流動メカニズムとその評価、トラブル回避の考え方 オンライン
2024/5/28 濾過のメカニズム・制御・DX化 オンライン
2024/5/28 撹拌・混合の基礎と最適化・設計およびスケールアップからトラブル対策まで オンライン
2024/5/29 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/29 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン
2024/5/29 ガス分離膜の細孔径・ガス透過性評価手法とシリカ系多孔膜によるCO2分離技術 オンライン
2024/5/30 分離工学の基礎と装置設計法 オンライン
2024/5/30 溶解度パラメータ (3D, 4DSP値) の基礎と活用技術 オンライン
2024/5/31 リチウムイオン電池電極スラリーの分散、混練技術とその最適化 オンライン
2024/6/3 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン
2024/6/4 乳化・懸濁重合の反応機構と装置設計、重合反応の制御 オンライン