技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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本書は、新しい光学活性化合物の製造技術・スケールアップ製造・不純物工程管理・コスト管理の留意点など、21世紀のキラルプロセス開発についてすべてが詰まった1冊です。
21世紀に入り、2001年に野依教授がノーベル化学賞 (不斉合成) を受賞し、2003年にはヒトゲノムの全配列解読が成され、2005年には改正薬事法の施行にと、化学・医薬品産業を取り巻く環境が目まぐるしく変化してきている。
そんな渦中にあって、今や合成医薬品の約70%を占めるキラル医薬品とそのプロセス化学技術について、21世紀以降のこの10年間の進歩と新しい動きに焦点を当てて本書を企画した。
本書の特徴として、新しい光学活性化合物の製造技術 (キラルテクノロジー) の紹介のみならず、新薬開発競争著しい医薬品業界の現況と課題、それに医薬品づくりに欠かせない法規制・特許・品質管理・コストなどの重要ポイントや留意点を織り込み、医薬品およびキラルプロセス化学の研究開発状況が本書1冊で把握できるという、過去に類をみないユニークな構成となっている。
化学・医薬品・食品関係分野の企業研究者・技術者を対象としたが、これから医薬品会社を目指そうとしている化学・薬学系学生諸君にも大いに役立つであろう。
田辺三菱製薬(株)
プロセス化学研究所
吉岡 龍藏 氏