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銅ナノインク・ペーストの開発と配線・接合材料への応用

銅ナノインク・ペーストの開発と配線・接合材料への応用

~耐酸化性を向上した銅インクの設計、分散剤に頼らない銅ナノ粒子の分散技術 / 銅ナノ粒子の課題を克服した開発事例とパワー半導体、プリンテッドエレクトロニクスへの応用技術を詳解~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、銅ナノ粒子について基礎から解説し、分散安定化、低温焼結などの課題解決への取り組みと印刷配線、パワーデバイス用接合材料への応用まで最新の開発状況を詳解いたします。

開催日

  • 2026年6月10日(水) 10時30分16時15分

受講対象者

  • ナノ粒子材料の開発に従事している方、これから携わる方
    • ナノ粒子合成
    • ナノ粒子触媒
    • ペースト開発 など
  • ナノ粒子の合成で課題を抱えている方
  • ナノ粒子の需要を開拓されたい方
  • 分散・安定性について考えたい方
  • ナノ粒子の表面有機膜、表面酸化膜について

修得知識

  • プリンテッド・エレクトロニクスについての概論と課題
  • 導電性インクと実用化例
  • 銅ナノインクの特長と取り扱い
  • 銅ナノインクの用途
  • 銅接合材の特長と検討結果
  • 最新の銅ナノ材料の基礎
  • ダイアタッチ材料の最新動向
  • AI需要におけるビア導電化要求の最新動向
  • プリンテッドエレクトロニクスの材料・プロセス・アプリケーション
  • プリンテッドエレクトロニクスに用いる導電材料
    • 金属ナノインク
    • 金属錯体インク
  • プリンテッドエレクトロニクスの微細印刷技術
  • 印刷技術を用いたデバイス作製

プログラム

第1部 銅ナノインクの印刷、焼成、用途展開についての解説

(2026年6月10日 10:30〜12:00)

 プリンテッド・エレクトロニクス分野では、既にAg系材料で実用化が進んでいる。近年の貴金属価格の高騰もあり、工業化の際に、コストダウンが期待できるCu系材料の実用化に向けた研究開発が盛んにおこなわれている。しかし、特にCuナノ粒子は、低温焼成が可能である一方で、非常に活性であり、その取扱いが難しく、実用化に向けた大きな課題となっている。
 本講座では、Cuナノ粒子を含む導電性インクの印刷から焼成までを具体例を挙げて説明し、その具体的用途についても、検討例を解説する。また、近年、注目されているパワーデバイス向け銅接合材の加圧ならびに無加圧接合についての検討例を紹介する。

  1. プリンテッド・エレクトロニクスの概要
    1. プリンテッド・エレクトロニクス (PE) と市場
    2. 従来プロセスとPEとの比較と課題
    3. PE市場の材料と実用例
    4. 導電性インク
    5. 銅ナノインクの需要の背景
  2. 銅ナノインク概要
    1. 銅ナノ粒子の特長
    2. 金属粒子の焼結
    3. 銅ナノ粒子の焼成方法
    4. 光焼結 (フォトシンタリング) の解説
    5. 還元雰囲気での焼成
  3. 銅ナノインクを用いた印刷
    1. 各種印刷法
    2. 薄膜印刷
      • インクジェット
      • フレキソ
      • グラビアオフセットなど
    3. 厚膜印刷
      • スクリーン印刷
  4. 銅ナノインクの用途展開
    1. 紙基材RF-タグ
    2. 銅メタルメッシュ
    3. 厚膜印刷による回路形成
    4. 立体物への直接回路形成
    5. めっきのシード層
  5. 銅接合材
    1. パワーデバイス向け銅接合材
    2. 加圧タイプ銅接合材
    3. 無加圧タイプ銅接合材
    4. 無加圧接合への取り組み
    5. そのほか接合材
    • 質疑応答

第2部 自己組織化銅ナノ粒子の開発とダイアタッチ・ビア応用

(2026年6月10日 13:00〜14:30)

 銅ナノ粒子の研究は長く行われてきたが、実用的に利用されている例は少ない。一方で、急速なAI需要、電力需要、材料高騰 (特に銀) などにより、銅ソリューションのニーズはかつてないほど高まるとともに、技術的にもいくつかのブレイクスルーにより、実用に近づいている。
 エレファンテックはその中でも独自のアプローチとして自己組織化銅ナノ粒子を用いたソリューションを展開している。本講座では、当該ソリューションによらない課題の全体像、その中での当該ソリューションの独自性を合わせて説明する。

  1. 自己組織化銅ナノ粒子の基礎
  2. ダイアタッチ応用
    1. ダイアタッチ材料のニーズと全体像
    2. ダイアタッチ材料の課題
    3. 自己組織化銅ナノ粒子を用いたダイアタッチ
    4. さらなる課題
  3. ビア応用
    1. AI需要におけるビア要求の変化
    2. 既存のビア導電化ソリューション
    3. 自己組織化銅ナノ粒子を用いたビア導電化
    4. さらなる課題
    • 質疑応答
    • *
      h4. 第3部 耐酸化性を向上したプリンテッドエレクトロニクス向け銅インクの開発と配線形成

      (2026年6月10日 14:45〜16:15)

       エレクトロニクス製品に対して、低コスト化、軽量化、フレキシブル化、環境負荷低減が求められる中、印刷技術を活用したデバイス製造は有力なアプローチとして注目されている。
       本講演では、金属ナノインク、金属錯体インクの特徴と課題を整理するとともに、特に低コストで資源的優位性を有しながら酸化しやすい銅に着目し、耐酸化性を向上した銅インクの設計思想と実用化に向けた技術的要点を紹介する。さらに、インクジェット印刷やスクリーン印刷を用いた配線、センサー、フレキシブルデバイスなどの応用事例を通じて、導電性インク材料と印刷プロセスの関係を考察し、材料開発から応用展開までを一体的に解説する。

      1. 導電性金属ナノインクの開発
      2. 導電性金属ナノインクの微細印刷プロセス
      3. PE向け絶縁材料の開発
      4. 金属錯体インクの開発
      5. 銅・ニッケル合金インク
      6. まとめ
        • 質疑応答

講師

  • 有村 英俊
    石原ケミカル株式会社 第三研究部
    部長
  • 清水 信哉
    エレファンテック株式会社
    代表取締役
  • 三成 剛生
    国立研究開発法人 物質・材料研究機構 高分子・バイオ材料研究センター
    グループリーダー

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 200,000円(税別) / 220,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 230,000円(税別) / 253,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
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  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
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