技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

化粧品の防腐処方設計と保存効力試験実施のポイント

化粧品の防腐処方設計と保存効力試験実施のポイント

~含水製品、粉末固形製品、油性製品など製品ごとの防腐設計の留意点とは~
オンライン 開催

視聴期間は2024年5月22日〜31日を予定しております。
お申し込みは2024年5月29日まで承ります。

概要

本セミナーでは、化粧品の防腐処方設計と保存効力試験について、4,000品の防腐処方を設計した実績と豊富な国際経験から実務ポイントを解説いたします。

配信期間

  • 2024年5月29日(水) 12時30分2024年5月31日(金) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2024年5月29日(水) 12時30分

プログラム

 保存効力試験 (通称チャレンジテスト) は、簡単に言ってしまえば、菌液を試料に混合し、その菌数を追跡する試験法であるが、実は非常に難しい試験であり、ちょっとした試験条件が結果に大きく影響する。
 また防腐処方設計は、単に防腐剤を配合して保存効力試験に合格すればいいというような単純なものではなく、安全性に十分な注意が必要であるし、使用方法、使用地域、容器、製品の安定性や使用性に及ぼす影響等、多くの要因を考えなければならない。
 本講座では、この難題を解決するためのポイントを分かりやすく説明していく。4,000品の防腐処方を設計した実績と豊富な国際経験がお役に立てれば幸いである。

  1. 微生物の基礎
    1. 生物の分類
    2. 細菌
    3. 真菌
    4. 環境と微生物
  2. 微生物制御の重要性
    1. 何故、化粧品には微生物制御が必要なのか?
    2. 微生物起因の化粧品・医薬部外品の回収事例
    3. 化粧品の微生物制御基本的考え方
      • 一次汚染と二次汚染では対応方法が大きく異なる
  3. 保存効力試験
    1. 保存効力試験って何?
    2. 基本的な試験の流れと主なポイント
    3. 正確なデータを出すためのポイント
      • 菌株の復元・保管
      • 菌液調製 … 調製液の選択で結果が異なることも
      • 菌液接種、混合 … 均一に混合することが重要
      • 接種済試料の保管 … 保管温度で減少速度が変わる
      • 残存菌数測定 … 抗菌成分の中和と試料の分散が重要
    4. それでもチャレンジテストは難しい
  4. 防腐処方設計
    1. 防腐基準の比較
      • JP
      • USP
      • ISO
    2. 実は危険なNo Increase
    3. 合否だけでなく、防腐力の強弱を把握することが重要
    4. 防腐処方設計の必要性&基本的な考え方
    5. 防腐力を有する成分
      • 防腐剤
      • 防腐剤代替剤
      • 防腐助剤
    6. 各防腐成分の特徴
    7. 各防腐成分の使用状況
    8. 防腐力に影響を及ぼす要素
      • 水分活性
      • pH
      • 原料 等
    9. 防腐処方設計におけるカテゴリー
    10. カテゴリー別防腐処方設計方法、及び適切な試験法
      • ほぼ水相
        • 化粧水
        • 含浸マスク・シート 等
      • 乳化系
        • 乳液
        • クリーム等
      • 乳化系+粉末
        • リキッドFD等
      • 被膜剤配合
        • マスカラ
        • アイライナー等
      • カチオン系・アニオン系
        • シャンプー
        • リンス等
      • 粉末・固形製品
        • ファンデーション
        • アイシャドー等
      • 油性製品
        • 口紅
        • オイルクレンジング等
      • 防腐処方設計不要
        • エナメル
        • パーマ剤等
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年5月22日〜31日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/24 化粧品OEM/ODM (海外含む) における品質管理・品質保証と工場監査用のチェックリストの作成方法 オンライン
2025/7/24 経皮吸収の基礎とIn vitro/In vivoにおける各試験・評価方法 オンライン
2025/8/4 化粧品・医薬部外品製造時の微生物制御及び適切な試験・評価技術 オンライン
2025/8/6 承認申請にむけた (新指定/新範囲/防除用を含む) 医薬部外品の規格および試験方法の設定と指摘事例 オンライン
2025/8/7 化粧品OEM/ODM (海外含む) における品質管理・品質保証と工場監査用のチェックリストの作成方法 オンライン
2025/8/21 化粧品の商品企画から生産における官能検査の効率的な活用方法と進め方 オンライン
2025/8/21 化粧品製造における微生物トラブルと解決法及び微生物に関する試験法 オンライン
2025/8/22 化粧品製造における微生物トラブルと解決法及び微生物に関する試験法 オンライン
2025/8/26 今「選ばれる」化粧品を生み出すためのブランド構築と売上拡大を狙う最新マーケティング戦略 オンライン
2025/8/27 承認申請にむけた (新指定/新範囲/防除用を含む) 医薬部外品の規格および試験方法の設定と指摘事例 オンライン
2025/8/27 化粧品開発現場のための知財戦略と活用のヒント オンライン
2025/8/28 化粧品開発現場のための知財戦略と活用のヒント オンライン
2025/9/10 今「選ばれる」化粧品を生み出すためのブランド構築と売上拡大を狙う最新マーケティング戦略 オンライン
2025/9/19 機能的で安全性の高い化粧品容器の設計とサステナブル容器 (素材・設計) への変遷および環境対応 東京都 会場・オンライン
2025/9/30 医薬品GMP・部外品・化粧品製造現場における「人為的誤り」管理戦略と「ミス削減」の実践成功事例 東京都 会場・オンライン
2025/10/3 機能的で安全性の高い化粧品容器の設計とサステナブル容器 (素材・設計) への変遷および環境対応 オンライン
2025/10/14 医薬品GMP・部外品・化粧品製造現場における「人為的誤り」管理戦略と「ミス削減」の実践成功事例 オンライン
2025/11/21 化粧品の微生物制御と保存効力試験・微生物試験の基礎と留意点 オンライン
2025/12/8 化粧品の微生物制御と保存効力試験・微生物試験の基礎と留意点 オンライン