技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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- 水溶性高分子の基礎物性とその活用による機能創製 –
(2019年2月5日 10:00〜13:00)
日常生活で使用しているトイレタリー製品をはじめ、化粧品、食品、医薬品および化学品等の製剤中には、何らかの目的で水溶性高分子が配合っされていると言っても過言でない。これは水溶性高分子を少量添加するだけで、所期の使用感および機能の向上が図れ、また製剤の安定性向上にも寄与できるためである。
本講義では水溶性高分子の主な機能を紹介した後、界面活性剤共存系での水溶性高分子の作用・機能の拡大について述べる。最後に、水溶性高分子の機能創製を目指したいくつかの事例研究について紹介する。今後の水溶性高分子お機能設計および開発研究の課題解決の一助とられば、幸いである。
(2019年2月5日 13:40〜14:50)
本講では、アクリル酸系水溶性ポリマーの構造、特性とその応用、各種官能基の持つ特性と機能について説明を行う。また、各種応用例について解説もする。
(2019年2月5日 15:00〜16:10)
PVAは、絶乾状態 (相対湿度0% 以下0%RH) において熱可塑性樹脂の中で最高のガスバリア性を示すが、融点と分解開始温度の差が小さく、可塑剤 (水等) の助けを借りないと押出成形が困難な樹脂である。PVAのガスバリア性を大きく損なうことなく、押出成形を可能とするためにエチレンビニルアルコール共重合体 (以下、EVOH) が開発され、食品包装、ガソリンタンク等の多方面に利用されている。気体の透過に関しては、CohenおよびFujita等による自由体積理論があり、気体の拡散係数はfree volume分率に支配されている。EVOHのfree volumeは既に測定されており、その半径は0.2~0.4nmである。EVOHの酸素バリアー性がPVAよりも劣るのは融点低下のために導入したエチレンの分子運動性が高いためである。
これらの事からガスバリア性の向上には非晶の分子運動性の抑制が重要となってくる本報では、非晶相の分子運動性を抑制し、かつ結晶性を制御することで、ガスバリア性の向上と溶融成形性とを両立できる高分子構造の設計とその可能性について紹介する。
(2019年2月5日 16:20〜17:30)
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