技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

AI・ディープラーニングによる創薬・ドラッグリポジショニング

AI・ディープラーニングによる創薬・ドラッグリポジショニング

~生体分子や遺伝子のプロファイル情報活用、タンパク質相互ネットワークの活用~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年7月19日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 人工知能でできるようになること
  • スクリーニングの確度向上と効率化

プログラム

 人工知能、とくに最近注目を集めているディープラーニング (Deep Learning) を用いて、創薬およびドラッグ・リポジショニング (DR) 行う計算創薬に関する現状と将来に関して展望し、我々が開発した「3層生体ネットワークによる創薬方法論」に関して紹介する。
 この方法論は、計算創薬の新しいアプローチとして、「網羅的分子プロファイリングによる計算創薬」の概念に基づき、薬剤ネットワーク、疾患ネットワーク、タンパク質相互作用ネットワークの3層のネットワークを構築し、これまでの既存の薬剤の薬剤 – 適応疾患、薬剤 – 標的分子の関係を所与として、与えられた疾患に対する標的分子を推定する「ミッシングリンク推定」を行い、標的分子の推定より、これに適合する薬剤を推定し、もし該当する薬剤があればDR候補とし、なければ薬剤ネットワークよりどのような薬剤が適切かを推定する方法である。

  1. ビッグデータ創薬の概念
    • ゲノムワイドな網羅的分子プロファイル情報を用いた計算創薬・ドラッグリポジショニング (DR)
    • 遺伝子発現プロファイリングを用いた疾患ー薬剤関係を利用した創薬・DR
    • 「疾患ネットワーク」を利用した創薬・DR
    • タンパク質相互作用ネットワークを利用した創薬・DR
    • 「薬剤標的分子」と「疾患関連タンパク質」の総合的距離を利用した創薬・DR
  2. ディープラーニングによる人工知能創薬
    • ディープラーニングによる「教師なし」特徴表現学習
    • 計算機創薬のプラットフォームとしての3層生体ネットワーク
    • 「薬剤ネットワーク」「疾患ネットワーク」「タンパク質相互作用ネットワーク」のそれぞれの特徴とネットワーク間関係
    • Wangの「異質ネットワーク論」
    • Sunの「再出発可能ランダム歩行」によるタンパク質相互作用ネットワークでの距離
    • 機械学習理論 (ランダムフォレスト) によるDR
    • 「3層ネットワーク」に基づいたディープラーニングによる創薬・DR
  3. 幾つかの事例紹介
    • 質疑応答

講師

  • 田中 博
    東京医科歯科大学 生命医療情報学
    名誉教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/6 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2025/1/6 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2025/1/6 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2025/1/7 少数データ、データ不足における機械学習適用の問題解決方法とその戦略 オンライン
2025/1/7 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/8 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/1/8 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/1/8 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2025/1/9 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/1/9 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2025/1/9 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン
2025/1/9 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/10 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2025/1/10 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/1/14 自然言語処理を活用した研究開発、材料分野への適応事例 オンライン
2025/1/14 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2025/1/14 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2025/1/14 画像認識技術を用いたAI外観検査の現場導入事例と精度向上技術 オンライン
2025/1/14 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/3/4 対話型生成AI (人工知能) 利活用技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/3/4 対話型生成AI (人工知能) 利活用技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)