技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ロール to ロールの基礎 : 要素技術とプロセスの最適化

装置・基板・材料などの見直し、改善、再構築の手がかりを伝授する

ロール to ロールの基礎 : 要素技術とプロセスの最適化

東京都 開催 会場 開催

現場の勘、暗黙知で行われているプロセスの課題の体系化を図る技術セミナー!

以下、ロール・ツー・ロールプロセス関連セミナーとの同時申し込みで特別割引にて受講いただけます。

概要

本セミナーでは、ロール・ツー・ロール方式による機能性フィルムの研究、生産技術、現場における製造管理までを基礎から詳解いたします。

開催日

  • 2010年12月14日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 押出成形・押出加工に関連する製品の技術者
    • フィルム (光学フィルム・太陽電池関連フィルム・包装など)
    • シート (発泡シートなど)
    • パイプ・ホース・チューブ
    • 土木・建材用異形押出品
    • 電池セパレータ
    • フレキシブルプリント基板・電子デバイス
    • 高機能複合材料 (ナノコンポジット)
    • 機能性薄膜・フィルム
    • 食品
    • トイレタリー分野
    • 押出機 など
  • ロール・ツー・ロールプロセスに関連する技術者
  • フィルムの搬送で問題を抱えている技術者

修得知識

  • ロール・ツー・ロール方式の基礎
  • ロール・ツー・ロールプロセス開発のポイント
  • ロール・ツー・ロールプロセス開発の問題点と対策
  • ロール・ツー・ロール方式の要素技術
  • ロール・ツー・ロール成膜装置

プログラム

 ロール to ロール方式は、ロール状に巻いた長さ数百m~数kmのフィルム基板を使って、製造プロセスを連続一貫で処理するプロセスである。基板をプラスチックフィルムとすることで、素材の薄膜化、軽量化、フレキシブル化が図れるだけでなく、製造プロセスのエネルギー、人員、 (工場) スペース、物流、等々の大幅コストダウンが期待できる。
 この製造プロセスの革新を産業化に結びつけるためには、要求される性能と耐久性をプラスチックフィルム上で満足させる材料技術だけでなく、製造を可能にする装置やプロセスなどが抱える課題を解決する必要がある。
 特に、プロセスの課題は実務経験の科学的分析を通して普遍的な知識として体系化することにより克服できるものと考えるが、現時点では現場のノウハウや暗黙知により行われているにすぎない。

 本セミナーにおいては、ロール to ロール方式による機能性フィルムの研究から生産にいたる技術開発、現場における製造管理までの30数年におよぶ経験に基づく知見を要素技術に分解し、整理・分析することで、本分野の課題の解決と再構築の手がかりを解説する。

  1. ロール to ロールの概要
    1. ロール to ロールとは
    2. ロール to ロールシステムによる加工製品
    3. ロール to ロールシステムで用いられる製造方式
    4. ロール to ロールのメリット、デメリット
    5. ロール to ロールのコスト
  2. ロール to ロールプロセス開発のポイントと問題点
    1. 成膜法の種類と特徴・長所と短所
    2. 機能性フィルムの開発プロセス
    3. ドライプロセスによる成膜
    4. フィルム基板上の薄膜形成と膜形成の基本パラメタ制御
    5. 膜形成プロセス (発生、輸送、形成)
    6. 大面積基板への拡張
  3. ロール to ロール成膜要素技術
    1. 巾方向・流れ方向の膜厚、組成、構造の均一性制御
    2. 基板への熱流解析
    3. 成膜中のフィルム挙動、熱負け制御
    4. フィルムのカール・シワ
    5. 付着力
  4. ロール to ロール成膜装置・製造要素技術
    1. 成膜シミュレーション技術
    2. カソードおよびターゲット設計
    3. 成膜速度の限界、コスト、収率
    4. 薄膜形成の厚みの限界
    5. 欠陥 (膜外観や膜無し部分) の発生対策
    6. インライン測定による検査
    7. ロールとウェブの関係
    8. 設備設計
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

連合会館

5階 502会議室

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/20 ペロブスカイト太陽電池における塗工・乾燥のスケールアップ オンライン
2024/11/22 エポキシ樹脂の基礎および各硬化剤の使い方・選び方 オンライン
2024/11/26 5G/6Gに対応するフレキシブル基材とFPC形成技術 オンライン
2024/11/27 ペロブスカイト太陽電池の開発動向と量産課題 オンライン
2024/11/28 ゾル-ゲル法の基礎と機能性材料作製への応用および新展開 オンライン
2024/11/29 生体温度域でのスパッタリング成膜技術の基礎と応用 オンライン
2024/12/3 フィルムの乾燥技術、乾燥プロセスの最適化とトラブル対策 オンライン
2024/12/4 ウェブハンドリング技術の基礎と不具合の対策法 オンライン
2024/12/4 エポキシ樹脂の基礎および各硬化剤の使い方・選び方 オンライン
2024/12/6 ゾル-ゲル法の基礎と機能性材料作製への応用および新展開 オンライン
2024/12/10 半導体機能素子製造向けドライプロセス入門 オンライン
2024/12/12 ペロブスカイト太陽電池の開発動向と量産課題 オンライン
2024/12/13 スリッター技術の基礎・応用と巻不良対策 オンライン
2024/12/13 プラスチック加飾技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2024/12/13 生体温度域でのスパッタリング成膜技術の基礎と応用 オンライン
2024/12/16 フィルムの乾燥技術、乾燥プロセスの最適化とトラブル対策 オンライン
2024/12/18 5G/6Gに対応するフレキシブル基材とFPC形成技術 オンライン
2024/12/19 基材への塗布層の形成、コーティング液の塗布技術 オンライン
2024/12/20 プラスチック加飾技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2024/12/23 高分子延伸による分子配向・結晶化制御技術 東京都 会場

関連する出版物

発行年月
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2023/9/29 先端半導体製造プロセスの最新動向と微細化技術
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2018/9/27 プラズマCVDにおける成膜条件の最適化に向けた反応機構の理解とプロセス制御・成膜事例
2015/9/1 マンガと写真でわかる初歩のシート成形
2014/11/10 フレキシブル電子デバイス〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/11/10 フレキシブル電子デバイス〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/25 断熱フィルム 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/25 断熱フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/8/5 透明導電性フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2013/8/5 透明導電性フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/7/25 水処理膜 技術開発実態分析調査報告書
2013/7/25 正しい分散剤の選定・使用方法と、分散体の塗布性を上げる添加剤技術
2013/7/25 水処理膜 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発