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高剪断成形加工技術の原理・新材料創製・量産化

異種ポリマー混合・フィラー分散を可能にする

高剪断成形加工技術の原理・新材料創製・量産化

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、高剪断加工技術の基礎から解説し、従来不可能だった非相溶性ポリマーブレンドの混合化やナノフィラーのポリマー中への分散化を可能にする技術について、応用事例を交えて詳しく解説いたします。

配信期間

  • 2026年3月9日(月) 10時30分2026年3月16日(月) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2026年3月13日(金) 16時30分

受講対象者

  • ポリマー材料を扱い、新しい機能性・高性能材料を開発したい方
    • 研究開発担当者 (R&D層)
      • ポリマー系材料を基盤に 新規ナノコンポジットや機能性材料を創製したい研究者
      • 先端材料開発・高分子ブレンド・フィラー分散などの研究に従事している方
    • 生産現場・プロセス技術者
      • ナノ〜サブミクロンレベルでフィラーや粒子を ポリマーに均一に分散させたい技術者
      • 生産プロセスの改善、スケールアップや量産化に携わる方
    • 新規事業・製品企画に関わる方
      • 新しいポリマー系材料を用いて 事業化や製品化を進めたい企画担当者
      • 高剪断成形加工の実用性や量産化の可能性を知りたい方

修得知識

  • 高剪断加工技術の基礎
  • 異種ポリマーの微視的混合やフィラー分散の課題と、その解決における高剪断成形加工の原理
  • 高剪断加工で形成される分子レベルの相溶化・微細構造の理解
  • 微細構造が材料物性に及ぼす影響と解析データの読み解き方
    • 強度
    • 耐熱性
    • 機能性など
  • 高剪断成形加工の応用事例と開発への活用法
    • 異種ポリマー混合
    • フィラー分散など
  • 研究開発から事業化までを見据えた量産化のポイントと連続式高剪断加工機の導入メリット

プログラム

 近年、異種ポリマーを微視的に混合したり、各種フィラーを多様なポリマーにナノ分散させて新規ナノコンポジットを創製したいというニーズが、多様な産業分野から寄せられています。しかしながら、異種ポリマー同士のナノ混合やフィラーの微視的分散は決して容易ではありません。これを可能にするのが高剪断成形加工技術です。本技術により分子レベルで相溶化された微細構造は、広範な材料開発を実現し、物性向上にも直結します。
 本セミナーでは、詳細な解析データをもとに微細構造形成の実態を読み解くとともに、構造制御が材料特性向上に繋がる具体的な事例を紹介します。さらに、事業化に欠かせない連続式高剪断加工機を製品化した実績についても取り上げ、研究から量産化までを見据えた展望を提示します。
 本セミナーを通じて高剪断成形加工の優位性を理解いただき、試作・共同開発や量産機の導入を検討するうえでの有益な知見を得ていただけることを期待しております。

  1. 高剪断成形加工法の開発
    1. 研究の背景
      1. なぜ、高分子をブレンドするのか?
      2. 実際に異種高分子をブレンドすると?
      3. 分散相サイズの定式化
      4. 従来技術の問題点と限界
      5. 構造制御プロセスとそこに係る“場”との関係
      6. “その場”相挙動解析
    2. 高剪断成形加工法
      1. 高剪断成形加工装置の特徴と原理
      2. 高剪断成形加工によりどのような構造が実現するのか?
  2. 高剪断成形加工法による非相溶性ポリマーブレンドのナノ混合化と相溶化
    1. PVDF/PA11アロイ系
      1. ナノ混合化と“相溶化“の検証
        • TEM-EDX解析
        • 小角X線散乱解析
      2. ナノ構造形成により向上した物性
        • 強誘電性
        • 圧電性
        • 力学性能
    2. PC/PMMAアロイ系
      1. PC/PMMA透明アロイの実現
      2. 透明ポリマーに求められる実用性能とは
    3. 多様なブレンド系への適用
  3. 高剪断成形加工法による各種フィラーのポリマーへのナノ分散化
    1. ナノ分散化の要因
      1. フィラーの凝集力と粒子径との関係
      2. 剪断流動場の効果
        • ポリマー系
        • フィラー系
    2. ポリマー/フィラー系ナノコンポジットの創製とフィラーの分散性
      1. 熱可塑性エラストマー/CNT系の分散と物性
      2. 伸縮自在電極創製への応用
      3. ポリマー/CNT系の分散と物性
      4. ポリマー/TiO2系の分散と物性
      5. ゴム/POSS系の分散と物性
        • 番外編: クレイ添加によるポリマーの結晶構造制御
      6. 高強度高剛性CFRTPの創製
      7. CFRTP材料の評価における留意点
  4. 三元系 (高分子ブレンド/フィラー) ナノコンポジットの創製 : 階層的構造制御
    1. フィラー添加による高分子ブレンド系のモルフォロジー制御
    2. “共連続構造”の構築
      • 生分解性ポリマーブレンド
      • クレイ系
    3. “ダブルパーコレーション構造”の構築
      • PVDF系
      • PA6系
      • CNT系
    4. 高分子とCNT間の相互作用
  5. 高剪断流動場と動的反応場との統合技術
    1. エコマテリアル (PE/PLAアロイ) の創製およびその構造と物性
    2. プラゴミ問題とプラスチック資源循環戦略
    3. バイオマス由来ポリマーアロイの創製
  6. 高剪断成形加工法のまとめと今後の展開
    1. 高剪断成形加工法のまとめ
    2. 残された課題
    3. 完全連続式高剪断加工機の開発と製品化
      • バッチ式と連続式高剪断加工装置の長所・短所の比較
    4. 高剪断成形加工技術の優位性
    5. 弊社での高剪断成形加工試作の受託
    6. 弊社におけるフィラー分散の実績
    7. 補足 : レアメタル代替材料
      1. Pd 代替材料
      2. Pt 代替材料
    • 質疑応答

講師

  • 清水 博
    株式会社HSPテクノロジーズ
    代表取締役

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2026年3月9日〜16日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

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