技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
本セミナーでは、タンパク質の溶液中での安定化の方法について、特に低分子や高分子の添加剤を使う方法をまとめて解説いたします。
タンパク質の水溶液中での性能を十分に引き出すためには、タンパク質を安定化したり、酵素の活性を高めたりする工夫が求められます。たとえばタンパク質製剤では、身近な添加剤を上手に活用することで、抗体や酵素を安定化できれば大きな価値があります。その際には、凝集や失活を防ぐために、アルギニンをどのように用いるのがよいのか、イオンの影響をどう考えるべきか、あるいは他に有効な添加剤はないのか、といった具体的な知識が求められます。
また酵素を扱う場合には、加水分解酵素や酸化還元酵素など、産業的に重要な酵素の活性をできるだけ簡便に高めたいというニーズがあります。実際に、水溶液中に高分子電解質やアミン化合物、イオンを添加することで、酵素活性を一桁程度向上させることが可能です。さらに近年では、液 – 液相分離の概念が注目され、酵素本来の活性を引き出す新しい視点も提示されています。
本講習では、まずアミノ酸の基本的な性質から解説を始め、タンパク質凝集の仕組みと、アルギニンなどの低分子による凝集制御の可能性、さらに凝集抑制剤や凝集促進剤の効果について紹介します。あわせて、酵素活性をどの程度容易に増強できるのかについても具体例を示します。
本講習では、タンパク質の安定化や酵素活性化に関する最新の知見を整理し、低分子・高分子添加剤を活用する方法を体系的に紹介します。また、論文で報告されている基礎的研究を、産業応用にどのように結びつけられるかというモデルケースも提示します。最終的には、現場で直面する課題解決に役立つだけでなく、タンパク質や酵素が水溶液中で示す振る舞いを、応用可能な形で理解することを目的としています。
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
発行年月 | |
---|---|
2010/6/1 | 森永乳業、雪印メグミルク、明治乳業3社 技術開発実態分析調査報告書 |
2010/5/27 | CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門 |
2010/4/20 | 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析 |
2010/3/1 | シリコーン製品市場の徹底分析 |
2009/11/24 | 高分子材料の劣化と寿命予測 |
2009/10/1 | 国際化時代のポリエステル樹脂総合分析 |
2009/7/31 | 数式のないレオロジー超入門講座 |
2009/6/30 | 液中ナノ粒子の分散・凝集特性とその評価 |
2009/6/5 | 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応 |
2009/5/25 | 三菱化学と住友化学と三井化学 分析 技術開発実態分析調査報告書 |
2009/5/25 | 三菱化学と住友化学と三井化学 分析 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版) |
2009/2/23 | 社内監査の手引き |
2009/2/10 | 臨床試験におけるEDCに関する信頼性調査への対応実践講座 |
2009/2/5 | 自動車ゴム製品12社分析 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版) |
2009/2/5 | 自動車ゴム製品12社分析 技術開発実態分析調査報告書 |
2007/7/13 | 樹脂の硬化度・硬化挙動の測定と評価方法 |
2007/3/16 | 臨床開発におけるER/ESの活用とコンピュータシステムバリデーション実践書 |
2002/3/1 | 新しい機能性モノマーの市場展望 |