技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2025年10月28日〜11月10日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2025年10月28日まで承ります。
本セミナーでは、残留応力の基礎から、残留応力の測定方法の種類と特徴、トラブルと対策例について、実務経験豊富な2名の講師が解説いたします。
昨今の高性能工業材料技術開発はめざましいものがあり、従来の金属材料から高分子材料、セラミックス、炭素繊維など多種多様な材料が実用化されるとともに、溶射や表面改質などによる構造部材の高性能化が進んでいる。一方、材料が高強度になるほど、内部応力 (残留応力) 自体も大きくなり、この内部応力を正確に評価・管理することの重要性が増加している。構造部材に的確な残留応力を積極的に利用すれば高性能部材になり得る。例えば機械構成部品の中で、バネ・軸受け・ネジ・歯車などの4大機械要素部品には、残留応力の適用が必須条件であり、製造メーカの重要なノウハウであり、部品の性能・寿命に大きな影響を与える。一方、不用意に残留応力が加算された場合には、部材に設計想定外の負荷応力が発生し、変形・短寿命・損傷等の不具合発生要因にもなる。さらに機械加工過程で機械加工精度向上にも残留応力の管理・把握が重要である。また、使用経過、メンテナンス時、補修時に残留応力が発生する場合もあり、部材の健全性評価、余寿命診断においても残留応力の評価は必要不可欠なものである。
本講義では、この残留応力の基礎的な技術背景、種々の計測原理・計測方法の解説、最近の計測技術動向、残留応力の活用事例、過去の不具合事例など全般紹介し、残留応力の課題について実践的に対応・運用できることを目標とする。
世界では様々な残留応力測定法が種々の材料に適用されている。残留応力測定法は、非破壊法、準非破壊法および破壊法の3種類に分類される。本講座では、準非破壊法と破壊法に的を絞って解説する。これらは原理的には応力解放法に属し、測定対象物に穴をあけるか、完全に切断することにより残留応力を解放し、その際に解放されるひずみや変形を測定して、元々存在していた残留応力を解析するものである。
本講座ではそれらの測定原理や測定手順について解説し、受講者が実務で残留応力の問題に遭遇した際に適切な測定方法を選択できるようにする。なお、残留応力測定ではひずみ測定が基本となるので、材料力学の基礎とひずみゲージによるひずみ測定法についても簡単に解説する。また、直交異方性材料 (CFRPなど) の残留応力測定法についても触れる。
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開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
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2025/7/28 | プラスチック成形品の残留応力の発生機構 & 解放機構の予測法 | オンライン | |
2025/7/29 | 高分子材料の粘弾性に伴う残留応力発生 & 解放機構と低減化法 | オンライン | |
2025/8/7 | 高分子材料の粘弾性に伴う残留応力発生 & 解放機構と低減化法 | オンライン | |
2025/8/19 | プラスチック強度設計の進め方 | オンライン | |
2025/8/28 | プラスチック強度設計の進め方 | オンライン | |
2025/9/11 | 金属材料の破断面観察の基礎と事例紹介 | 東京都 | 会場・オンライン |
2025/9/18 | 非線形有限要素法による構造解析の基礎 | オンライン | |
2025/9/26 | ソフトマテリアルの摩擦・摩耗メカニズムおよび材料内部のひずみや接触挙動の可視化技術と摩擦・摩耗制御への応用 | オンライン | |
2025/10/28 | 残留応力の基礎と測定・評価の要点 | オンライン | |
2025/10/31 | ガラスの強度と破壊の理解 : 割れとその対策 | オンライン | |
2025/11/3 | ガラスの強度と破壊の理解 : 割れとその対策 | オンライン |
発行年月 | |
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2017/2/27 | プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術 |