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フッ化物イオン電池の基礎と課題、最新動向

フッ化物イオン電池の基礎と課題、最新動向

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、リチウムイオン電池の数倍のエネルギー密度を持つとされる次世代電池の最有力候補「フッ化物イオン電池」について取り上げ、フッ化物イオン電池の構成など基礎から課題、最新動向を解説いたします。

開催日

  • 2025年7月28日(月) 13時00分15時00分

修得知識

  • 全固体フッ化物イオン電池の原理・原則
  • 次世代電池の位置づけとニーズ
  • 様々な測定技術と解析技術の知識
  • 新しい物事を見つけ出す思考とコツ
  • 最新の研究データ

プログラム

 航続距離の長い電気自動車、新たな移動手段としての電動航空機、災害用の大型据置型機器を目指して、既存のリチウムイオン電池より高性能な電池が待望されている。全固体フッ化物イオン電池はその有力候補であり、現状、リチウムイオン電池の数倍のエネルギー密度の達成が原理上可能である。140 °C以上で動作する全固体フッ化物イオン電池を室温動作するには、固体電解質において高いフッ化物イオン伝導率を達成することこそが、突破口になる。南海トラフなど不測の災害にも屈しない電力革命、長時間飛行が可能なドローンタクシーによるモビリティ革命、日照時間に関わらず飛行できる通信基地局によるネットワーク革命など波及効果も期待できる。
 本セミナーでは、全固体フッ化物イオン電池の原理・原則から社会イノベーションへの道筋を解説する。

  1. 現在のリチウムイオン電池
    1. 2019ノーベル化学賞
      1. 恩師Goodenough教授との出会い
      2. ブレークスルーをもたらす思考
    2. リチウムイオン電池
      1. 基礎
      2. 充放電機構
  2. 次世代電池
    1. 次世代へ向かう社会背景
      1. 既存電池の限界
      2. ポストリチウムイオン電池の候補
    2. 全固体フッ化物イオン電池
      1. 基礎
      2. 正極
        • 金属フッ化物
        • 酸化物
        • 酸フッ化物
      3. 負極 (金属フッ化物)
      4. 固体電解質 (フッ化物)
    • 質疑応答

講師

  • 高見 剛
    追手門学院大学 理工学部
    教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 35,000円 (税別) / 38,500円 (税込)
複数名
: 17,500円 (税別) / 19,250円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 35,000円(税別) / 38,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 70,000円(税別) / 77,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 105,000円(税別) / 115,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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