技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

監査・査察のケーススタディをもとに学ぶ CSV・GAMP・ER/ES・DIの基礎と実践

監査・査察のケーススタディをもとに学ぶ CSV・GAMP・ER/ES・DIの基礎と実践

~監査要員の育成と監査対応力向上のための実践講座~
オンライン 開催

視聴期間は2025年4月21日〜5月9日を予定しております。
お申し込みは2025年5月7日まで承ります。

概要

本セミナーでは、監査・査察時のよくある質問をケーススタディとして取り上げ、CSV (コンピュータ化システムバリデーション) 、GAMP (Good Automated Manufacturing Practice) 、ER/ES (電子記録・電子署名) 、DI (データインテグリティ) の基礎を振り返りながら、 監査要員の育成 にも活用できる実践的な内容を提供いたします。

開催日

  • 2025年5月7日(水) 13時00分 2025年5月9日(金) 16時00分

受講対象者

  • 医薬品・医療機器・化粧品メーカーの品質保証 (QA) 、品質管理 (QC) 、IT部門、監査担当者
  • GxP環境下での監査・査察対応を求められる業務従事者
  • CSVやデータインテグリティの知識を深めたい品質部門・監査部門の担当者

修得知識

  • 監査・査察におけるCSV・GAMP・ER/ES・DIの重要ポイントの理解
  • 実際の監査時によく問われる質問と適切な対応方法
  • 監査の流れと、企業内の監査要員としての役割の整理
  • 監査時に必要なエビデンス (記録・証拠) をどのように準備するか
  • 監査・査察に耐えうるCSV、ERES、データインテグリティの実践的な運用
  • GAMP 5のフレームワークに基づいた監査対応の実務
  • 監査要員としてのスキルアップと継続的な学習の方向性

プログラム

 本講演では、監査・査察時のよくある質問をケーススタディとして取り上げ、CSV (コンピュータ化システムバリデーション) 、GAMP (Good Automated Manufacturing Practice) 、ER/ES (電子記録・電子署名) 、DI (データインテグリティ) の基礎を振り返りながら、 監査要員の育成 にも活用できる実践的な内容を提供します。

  1. 監査・査察と監査要員の役割
    1. 監査・査察の基本フロー (監査の準備 → 実施 → 結果対応)
    2. 監査者は何を見ているのか?
    3. 監査・査察で指摘を受けやすいポイント
    4. 企業内で監査要員に求められるスキル
  2. CSV・GAMP・ER/ES・DIの基礎
    1. CSV (コンピュータ化システムバリデーション) とは
    2. GAMP 5のライフサイクルアプローチ
    3. 21 CFR Part 11 (電子記録・電子署名) の要件
    4. データインテグリティ (DI) の原則と監査証跡
  3. ケーススタディ:監査・査察時のよくある質問BEST6
    1. ケース1:システム管理/ガバナンス
      • 質問例 :「コンピュータ化システムの管理台帳を示してください」
      • 監査要員の視点
        • システム台帳の管理
        • リスク判定の適正性
      • 対応策 :
        • システム台帳の提示と最新化
        • 変更管理とバージョン管理の適正化
        • 責任者の明確化と追跡可能性の確保
    2. ケース2:ベンダー評価 (外部委託)
      • 質問例 :「システムベンダーの管理手順を示してください」
      • 監査要員の視点
        • ベンダー選定のプロセス
        • 評価記録の整備
      • 対応策 :
        • サプライヤー評価の実施
        • 契約書・SLAの管理
        • 監査証跡の整備
    3. ケース3:データ信頼性・信憑性
      • 質問例 :「入力データの正確性をどのように保証していますか?」
      • 監査要員の視点
        • データ管理プロセスの適正化
      • 対応策 :
        • 教育訓練管理システムの導入
        • PQ (性能適格性評価) テストの活用
        • 監査証跡の整備
    4. ケース4:外部システム連携
      • 質問例 :「外部システムとのデータ連携の正確性をどのように保証していますか?」
      • 監査要員の視点
        • システム間のデータ転送の整合性
      • 対応策 :
        • インターフェース設計書の作成
        • 外部連携のテスト計画と報告の整備
        • 署名付きのエビデンス管理
    5. ケース5:不正防止/セキュリティ
      • 質問例 :「不正アクセス防止策はどのように運用されていますか?」
      • 監査要員の視点
        • アクセス管理
        • 権限管理
        • 監査ログの管理
      • 対応策 :
        • 定期的なアクセス権限の見直し
        • セキュリティ監査の実施
        • 教育訓練の徹底
    6. ケース6:ER/ES (電子記録・電子署名) 対応
      • 質問例 :「電子記録・電子署名 (ER/ES) の適用と管理をどのように行っていますか?」
      • 監査要員の視点
        • ER/ESの適用範囲
        • Part 11対応の妥当性
      • 対応策 :
        • ER/ES要件の適合性チェック
        • 監査証跡の定期的レビュー
        • トレーサビリティマトリクスの活用
  4. 監査対応の実践ポイント
    1. 監査・査察時に求められる文書の整理
    2. 監査での適切な受け答えとエビデンス準備
    3. 監査対応力を向上させるためのスキル強化
  5. まとめと質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年4月21日〜5月9日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/27 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2025/6/28 ICH-E6 (R3) について(R2) とのGAPと国内実装に向けた対応方針を考える オンライン
2025/6/29 不確実性の高い医薬品の研究開発プロジェクトの事業価値評価に基づく意思決定とポートフォリオマネジメント オンライン
2025/6/30 医薬品の要求品質の明確化と外観検査のポイント 東京都 会場・オンライン
2025/6/30 グローバルGMPをふまえた非無菌医薬品の製造、品質管理における環境モニタリング・空調・製薬用水の管理範囲と必要レベル オンライン
2025/6/30 研究所における医薬品を含む化学物質の管理と管理体制の構築 オンライン
2025/6/30 ゼロから理解したい人のためのCMC安定性試験レギュレーション オンライン
2025/6/30 臨床開発をスムーズに進めるためのTarget Product Profile (TPP) の作成とPMDAとの交渉ポイント オンライン
2025/6/30 医薬品 洗浄バリデーションセミナー オンライン
2025/7/1 GCP適合性調査に対する社内体制の構築及び査察対象資料に関するSOP活用の留意点 オンライン
2025/7/2 試験検査管理で知っておきたい重要項目とその対応策 オンライン
2025/7/2 再生医療等製品における事業性評価の進め方と注意点 オンライン
2025/7/3 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/7/3 製造所における無通告査察に対応したデータインテグリティーの準備・強化の具体的なポイント オンライン
2025/7/3 GMP監査・無通告査察実施時の対応ポイントとQA・QCの各対応 オンライン
2025/7/3 HPLC (高速液体クロマトグラフィー) 入門と使用時の留意点及びトラブルシューティング オンライン
2025/7/3 ICH-E6 (R3) に対応したQMS構築とQbD・品質許容限界設定の考え方・逸脱対応 オンライン
2025/7/4 製薬用水入門講座 オンライン
2025/7/4 振動分光法による医薬品原料の全数受入確認試験の事例およびPAT技術による製剤設計・工程設計の実践 オンライン
2025/7/4 注射剤 (凍結乾燥製剤) 内服固形剤 (PTP錠剤包装) 外用軟膏剤 (チューブ包装) の製剤・包装工程の適格性評価の進め方 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/8/20 コンピュータバリデーション
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き
2009/2/10 臨床試験におけるEDCに関する信頼性調査への対応実践講座
2008/10/23 実践ベンダーオーディット実施の手引き
2007/3/16 臨床開発におけるER/ESの活用とコンピュータシステムバリデーション実践書