技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策

QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策

~品質部門担当者に必須なGMP省令の要点と品質確保に向けた考え方・取り組み / PMDA発「オレンジレター」公表が目指す改正GMP省令~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2025年2月12日〜25日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2025年2月12日まで承ります。

概要

本セミナーでは、GQP省令におけるQAの役割を元に、QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策に焦点を当てて解説いたします。

開催日

  • 2025年1月28日(火) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 医薬品の品質保証の全体像
  • 品質保証の考え方/注意すべき点 – 品質部門の担当者に必須の改正GMP省令
  • PMDA発「オレンジレター (GMP適合性調査における不備事項) 」公表が目指す改正GMP省令 (2023年) の狙い目
  • 更なる医薬品の品質確保に向けた取組み (GMP適合性調査及び無通告査察の考え方/厚生労働省)
  • Quality Cultureの基盤の醸成へ…製薬企業に必要と思われる意識や心構え等
  • (参考) 最近の米国CGMP不適事案 等

プログラム

 数年前に発生した医薬品製造業者の薬機法違反による不良医薬品発生以降、GMP省令の改訂、医薬品製造所への無通告査察など薬事規制が強化されてきたにもかかわらず、GMP不備や承認書との齟齬、製造記録等偽造等が減らない。
 本講ではGQP省令におけるQAの役割を元に、QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策に焦点を当てたお話をしたい。

  1. GMPの概要
    1. 医薬品の品質保証の全体像等について
      1. GMPとGQPの関連
      2. 一般的なGMP適合性調査の流れ
    2. 品質保証の考え方や注意すべき点 QA担当者として改正GMP省令に関する必須の知識
    3. PMDA発オレンジレター (GMP不適事案) が目指す改正GMP省令 (2023年) への狙い
    4. GMP適合性調査及び無通告査察の考え方
    5. データ完全性とGMP
    6. Quality Cultureの基盤の醸成へ/GMP責任役員の視点・役割
    7. 《参考》米国FDAによる最近のCGMP不適事案の一部紹介
  2. 「薬局等構造設備規則」への対応 (「薬機法一部改正」より)
    1. 一般区分製造所の構造設備· (第6条)
    2. 試験検査設備 (第6条5項7号)
    3. 無菌区分関係 … 無菌区分製造所の構造設備等 (第7条)
    4. 特定生物由来医薬品等 (第8条)
    5. 包装等区分/包装等区分製造所の構造設備関係· (第10条)
  3. 医薬品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令への対応 (改正GMP省令より)
    1. 一般的事項
      • サイトマスターファイル
      • 原料の定義
      • 計器の校正について 他
    2. ロットの定義
      • ロット構成
      • ロット構成 (原料)
      • ロットの混合等
    3. 是正措置及び予防措置 (CAPA対応) の一般事項
    4. 承認事項の遵守 (第3条の2)
    5. 医薬品品質システム (PQS;ICH Q10) 関係 (第3条の3)
    6. 品質リスクマネジメントへの対応· (第3条の4)
    7. 製造部門及び品質部門関係等について
      1. 製造部門及び品質部門の相互独立
      2. 製造管理者について (第5条関係)
    8. 医薬品製品標準書関係の一般事項 (第7条)
      1. 医薬品製品標準書
      2. 成分及び分量、規格及び試験方法
      3. 製造方法及び製造手順、標準的仕込み量
    9. 手順書等関係 (第8条)
      1. 構造設備及び衛生管理に関する一般事項
      2. 製造工程、製造設備、原料、資材及び製品の管理に関する一般事項
      3. 試験検査設備及び検体の管理その他適切な試験検査の実施に関する一般事項
      4. 文書及び記録の信頼性 (データ完全性) の確保の一般事項
    10. 構造設備関係· (第9条)
      1. 医薬品に係る製品の製造所の構造設備 (原薬を含む) の一般事項
      2. 作業室の洗浄度、作業室の構造設備 、人及び物の動線の一般事項
      3. 飛散しやすく、微量で過敏症反応を示す製品等への対応の一般事項
      4. 設備の共用、 交差汚染防止に関する教育訓練の一般事項
      5. 校正 (キャリブレーション) と記録の一般事項
    11. 製造用水に関する構造設備の一般事項
    12. 製造管理の一般事項、データ完全性 (第10条)
      1. 製造指図書、製造記録、衛生管理記録·
      2. 受入れ及び保管、保管記録及び出納記録
    13. 製造所の品質部門の業務の役割
    14. 品質管理関係 (第11条)
      1. 試験検査、試験検査の一部省略等、他の試験検査機関の利用
      2. 試験検査の計器の校正及び設備の管理
      3. 検体の採取 、検体及び標準品の管理
    15. データ完全性と試験検査記録
    16. 参考品、保存品について
      • 考品及び保存品の出納の記録
      • 保管の一般事項
    17. 規格外結果 の一般事項
    18. MRA (相互承認) 等の特例
    19. 安定性モニタリング関係 (第11条の2)
    20. 製品品質の照査関係 (第11条の3)
    21. 原料等の供給者の管理 (関係条の4) 外部委託業者の管理関係 (第11条の5)
    22. 出荷管理関係 (第12条)
    23. バリデーション関係 (第13条)
      1. バリデーション計画書等
        • 適格性評価
        • プロセスバリデーション
        • 継続的工程確認
      2. 洗浄バリデーション
      3. 再バリデーション、変更時のバリデーション
      4. 製造支援システムのバリデーション
    24. 変更の管理関係 (第14条)
    25. 逸脱の管理関係 (第15条)
    26. 品質情報・品質不良等の処理、不適/不合格とされた製品及び資材保管関係 (第16条)
    27. 回収等の処理関係 (第17条)
    28. 自己点検関係 (第18条)
    29. 教育訓練関係 (第19条)
    30. 文書及び記録の管理関係 (第20条)
    31. コンピュータの利用等の一般事項 (第20条)
    32. 原薬たる医薬品品質管理関係
      • 参考品保管、リテスト日 (第21条)
      • 安定性モニタリング関係第 (21条の2)
    33. 文書及び記録の保管関係 (第22条)
    34. 無菌製造管理関係
      • 無菌医薬品に係る製品の製造管理、清浄度の基準及び測定法 (第24条)
    35. 生物由来医薬品等の関係 (第25条の2) 、GMP省令第29条第1号、第29条第2号) 、 (第30条の1)
  4. PMDA発『オレンジレター』 (GMP適合性調査における不備事項) 公表が目指す改正GMP省令 (2023年) の狙い目
  5. 医薬品の品質確保に向けた取組み (厚生労働省2023年12月27日付け)
  6. 更なる品質確保に向けて (厚生労働省)
  7. Quality Cultureの基盤の醸成へ
    • 参考: 最近の米国CGMP不適事案等
    • 質疑応答

講師

  • 萬 弘太郎
    特定非営利活動法人 医薬品・食品品質保証支援センター
    顧問

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,400円 (税別) / 37,840円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,400円(税別) / 37,840円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2025年2月12日〜25日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は印刷・送付いたします。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/1 環境モニタリングの測定時およびアラート・アクションレベル設定時の留意点 オンライン
2024/11/1 CSV (コンピュータ化システムバリデーション) 実務入門講座 オンライン
2024/11/6 OOS/OOTの正しい理解と判断のポイント オンライン
2024/11/6 FDAから製造所認証を得るための査察対応ポイント オンライン
2024/11/6 GMP・DIガイドラインに沿った製造/試験記録の作成・運用とその監査 オンライン
2024/11/6 医薬品中の元素不純物分析のデータ試験・管理及びPMDA等の対応ポイント オンライン
2024/11/6 生物薬品 (バイオテクノロジー応用医薬品等) におけるCMC開発戦略と開発ステージに応じた対応 オンライン
2024/11/6 バイオ医薬品原薬工場建設プロセスおよびバリデーションのポイント オンライン
2024/11/6 バイオ/抗体医薬品における品質試験/安定性試験と品質規格設定のポイント オンライン
2024/11/7 変形性関節症の病態/治療・診断技術の現状と臨床現場が望む新薬像 オンライン
2024/11/7 将来の環境や戦略を踏まえた医薬品売上予測 オンライン
2024/11/8 情報不足な開発初期段階において医薬品の事業性評価を適切に進める為のデータ活用と売上予測の方法 オンライン
2024/11/11 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2024/11/11 電子化/MES・LIMS導入・連携コース (全2コース) オンライン
2024/11/12 ICH M7変異原性不純物/ニトロソアミン不純物対応コース オンライン
2024/11/12 ICH M7 (変異原性不純物) ガイドラインとエキスパートレビューにおける変異原性評価・判断の考え方 オンライン
2024/11/12 医療データ (RWD) 活用時の100の落とし穴 オンライン
2024/11/12 意思決定にむけたターゲットプロダクトプロファイルの設定 オンライン
2024/11/12 非GLP試験における信頼性確保 オンライン
2024/11/12 医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/6 日本での申請をふまえたアジアンスタディと各国の相違
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/10/28 薬物動態(「ヘ」項)試験におけるデータ・試験の信頼性確保・保証とQC・QA手法/タイミング
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き
2009/2/10 臨床試験におけるEDCに関する信頼性調査への対応実践講座