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乾燥・粉砕・造粒工程における最適な機器選定・スケールアップのポイント

視覚的に理解でき、研究開発に役立てるための

乾燥・粉砕・造粒工程における最適な機器選定・スケールアップのポイント

~透明小型実験機による目視を行いながら、講師の実経験を挙げて、粉体機器の設計、機種選定、トラブル対応のノウハウを解説~
オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は2025年1月17日〜23日を予定しております。
  • ライブ配信を受講しない場合は、「アーカイブ配信」をご選択ください。

概要

本セミナーでは、粉体処理技術の基礎、粉体取り扱い知識、目的機能を発揮する正しい原理の選定知識、トラブルの原因と結果・予測と対応の実例、初期投資低減型のトラブル対策例、透明アクリル小型装置・小型スケルトンモデル動画解説、偏析現象の実践理解など、講師オリジナルのスケルトンモデルで、粉の挙動を体感しながら理解を深めていただきます。

開催日

  • 2025年1月10日(金) 10時00分16時30分

受講対象者

  • 粉体・造粒・乾燥に関連する技術者
    • 医薬品
    • 食品
    • 化粧品
    • セラミックス
    • トナー
    • 肥料
    • 化学原料
    • 電子材料
    • 金属材料
    • 電池材料
    • 粉末治金 など
  • 粉体・造粒・乾燥で課題を抱えている方

修得知識

  • 粉体処理技術の基礎
  • 様々な粉体の取り扱い
  • 目的機能を発揮する正しい原理の選定知識
  • トラブルの原因と結果、予測と対応の実例
  • コストパフォーマンスの良い初期投資低減型のトラブル対策例
  • 透明アクリル小型装置による流動層の体感
  • 小型スケルトンモデル動画によるフィードバック方式の理解
  • 動画による粉の偏析現象の理解

プログラム

 現代の先端技術分野では、材料として粉体/粒体を扱うプロセスの構築が必須です。そのためにはプロセス内での粉体物性の変化/挙動を十分把握することが欠かせません。
 本セミナーでは、固体粒子+液体+気体の混在した「混相流体の流動性の変化」「付着性の変化」を、事例を挙げて解説するとともに、「透明アクリル小型粉体挙動スケルトンモデルTM」を駆使して、「体感」として粉体の動きを観察し、考える経験をセミナー内で行います。 現象を観て「自分で気が付く事、対策を考える事、アイデアを具現化する事、評価する事」が必要です。
 処理、粉砕処理、造粒処理は、目的機能付与に対する「正しい各原理を選定」し、その「原理を使っている装置を採用」することが必要です。これを間違えると、いくら乾燥しても、粉砕・造粒処理を行っても、出来上がった製品である「粉/粒」が、目的の機能を発揮しないことがあります。
 ヨーロッパの粉体業界の動向を見据えながら、AIやIoTの活用にも欠かせない粉体の挙動 (原因と結果) の理解を、実際に会場で粉体を用いながら、トラブル対策の失敗例・成功例として、講師の体験から解説します。 視聴者参加型とし、記憶に残るセミナーにします。

  1. はじめに;粉体技術を俯瞰する。
    1. 目的の機能を付与する粉体技術。
    2. 化学工学的な処理として「物性の変化する粉体処理」
    3. 機能性微粒子の扱い例
    4. 微粒子であるが為の問題点
    5. 微粒子にする業界別の目的
    6. 気体や液体と異なる「粉体/粒体」を操る、単位操作
    7. 離散体の特徴
    8. 「粉体」と「粒体」の違い
    9. 偏析現象は、「粉体/粒体」独特の特徴
  2. 乾燥処理技術の分類と実際 (原料/製品の物性に合わせた原理を選定する)
    1. 乾燥装置の俯瞰
    2. 乾燥装置の選定デシジョンツリー
    3. スケールアップは、「現象の規模を大きくすること」であり、
    4. 「装置のサイズを大きくすること」ではない。
    5. 乾燥に伴うトラブルとは?「流動層中の粉体挙動」を実際に動画で見てみる。
  3. 粉砕処理技術の分類を実際 (目的に合わせた原理を選ぶ)
    1. 原理の分類と、装置の選定基準
    2. 装置内で何が起こっているか、透明模型で見る。
    3. 上流側・下流側の影響とは何か?
    4. 粉砕機のトラブルとは?
  4. 造粒技術の分類と実際。 (原理を理解し製品の目的に合わせる)
    1. 前処理の混合に関する理解
    2. 造粒原理の分類
      1. 転動造粒 … モデルによる実演動画
      2. 攪拌造粒 … モデルによる実演動画
      3. 押出造粒 … モデルによる実演動画
      4. 球形化装置 … モデルによる実演動画
      5. 解砕造粒 … モデルによる実演見学
      6. 圧縮造粒 … 資料による説明
      7. 噴霧造粒 … 資料による説明、スケルトンモデル実演動画
      8. 流動層造粒 …モデルによる実演動画;流動現象と、バインダー添加
      9. 溶融造粒、液相反応造粒、複合式、その他の造粒方式、造粒現象の理解
        • 正しい造粒機を選定するには、粉体現象を把握する事
  5. 粉体トラブル現象の理解と対策
    1. つまる、くっつく、摩耗する
    2. 漏れる、流れる、飛んでゆく
    3. 蓄熱、発火、粉塵爆発
    4. 偏析 (透明アクリル小型モデルで偏析現象を体感する)
    5. 粉体トラブル対策の一般的対策
  6. 粉体によるトラブル対策の「エスケープルート方式」提唱
    1. 事前対策
    2. 事後対策
    3. エスケープルート対策、コスト・パーフォーマンスの優れた方式。
  7. おわりに
    • これからの日本の物造りにおける「微粒子取り扱い技術の重要性」
    • データーサイエンテスト+プロセスエンジンジアー+ケミストのチーム作り。
      講義の中で、透明アクリル粉体挙動確認モデル (Powder Phenomenon Skelton Mode®) に、実際に粉を入れて動かす動画を紹介し、装置の中で粉体/粒体がどのような挙動を示すものかを観察・体感します。
  8. 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

受講者の声

  • 視覚的に挙動を確認できたのは良かった。参考になる内容でした。
  • 分かりやすい講義でした。
  • ご講演いただき誠にありがとうございました。 粉砕に関する実務経験はございませんが、スライド資料だけでなく動画も複数あり、イメージしやすく大変勉強になりました。
  • 今後の業務でセミナーで学んだことを活かしてまいります。質問があった際は、ご連絡させていただくこともあるかと思いますが何卒よろしくお願い申し上げます。
  • 有意義内容でした。スケルトンでイメージをつかめるのはユニークでした。

複数名同時申込割引について

複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。

  • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
  • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
  • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

テキスト送付に係る配送料

ライブ配信・アーカイブ配信受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料 1,100円(税別) / 1,210円(税込) を頂戴します。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
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  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
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  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • セミナー資料は、郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年1月17日〜23日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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