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造粒技術の考え方、設計法、スケールアップ、流動解析

造粒技術の考え方、設計法、スケールアップ、流動解析

~粒子の機能に合わせた、造粒原理の選択 / 透明モデルを用いた造粒の挙動の可視化 / 造粒工程特有のトラブル原因と対策、スケールアップ時の装置、操作条件の選定~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2025年11月4日〜14日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2025年11月4日まで承ります。

概要

本セミナーでは、造粒の基礎から解説し、造粒におけるトラブルの原因と対策、未然防止策について、装置内の粉体挙動に関する動画を交えて詳解いたします。

開催日

  • 2025年10月23日(木) 10時00分17時00分

受講対象者

  • 粉体・粒体に関連する技術者
    • 医薬品
    • 食品
    • 化粧品
    • セラミックス
    • トナー
    • 肥料
    • 化学原料
    • 電子材料
    • 金属材料
    • 電池材料
    • 粉末治金 など
  • 粉体・造粒で課題を抱えている方

修得知識

  • 粉体技術、造粒技術における造粒原理、業界装置
  • 粉体/粒体取り扱いプロセスのトラブルの要因
  • 製品粒子の機能に合わせた、造粒原理の選択
  • コストを考慮した粉体トラブル対策
  • 現在の粉体業界の問題点/課題とその対策
  • 小型透明スケルトンモデルの動作を通じた粉体の挙動の体験 (動画)

プログラム

 粉体/粒体技術は、現代の工業プロセスの中で、基本的な「材料取り扱い技術」です。しかしながら、なかなかそのノウハウは、専門家以外は理解されていません。また、数値シミュレーション技術を用いることによって実験回数の軽減は可能になり、実験できない条件での推定ができるようになりましたが、粉体には粒度分布という自然形態があるため、新しい物質には「実際に小型装置で試してみること」が基本です。 (この課題を前提にして、研究は進んでいます。)
 本講座では、小型透明卓上スケルトンモデルを駆使して「粉体挙動を見える化」し、装置設計に使われている実験式と、装置内粉体挙動の観察から参加者の「疑似体験」をうながし、「腑に落ちる、応用が効く理解」を得られるように講演します。 特に「造粒技術」に関して、「機能性粒子を創生する技術」、「粒子に機能を与える技術」と位置づけ、混合度を固定する手法、表面改質を含む流動性を向上する技術として解説を行います。 最後に「粉体トラブルを予測し、その対策をあらかじめ考慮して仕組んでおくプロセス構築」というノウハウを説明します。 (体験からお話します)
 講師オリジナルの粉体挙動確認スケルトン (透明な粒子挙動の可視化) モデルは、講演の各要所で動かします (動画を多用します)

  1. はじめに、粉体粒体取り扱い技術を俯瞰
    1. 粉体業界用語の意味、分類と定義。 粉は「離散体」
    2. 単位操作をつなぐ技術
      • 均一ピッチスクリューフィーダー動画
    3. 「粉は生きている」といわれる理由
      • 閉塞とその解消方法の動画
    4. 「粉は魔物」といわれる理由
      • 偏析現象の動画
  2. 前段処理の混合と造粒操作
    • 何をもって混合終了? 造粒終了と言えるのか??
      1. 適正混合時間とは何か、その決定理由は?
        • V型ブレンダーの動画
      2. 対流混合と剪断混合
        • 容器回転型混合器動画
      3. 分散と凝集、粉砕助剤
        • 傾斜皿形転動造粒動画
      4. 造粒の原理とその製品粒子の特性
        • 高速攪拌混合造粒動画
      5. 液架橋現象とバインダー
        • 流動層造粒機の動画
      6. 粒子表面改質、形状改質装置の実例
        • 押出造粒と球形化の動画
      7. 乾燥を伴う造粒の、解析方法
        • 噴霧造粒のダミーモデル動画
  3. トラブル現象と対策
    • トラブル対応にはコストが掛かるのは当たり前か?
    1. トラブルは多くの要因の総合現象であり、要素に分類できる
    2. それぞれの要素に対する対策はすべて存在する
      • 円錐部付きキルンの偏析動画
    3. 事前対策と事後対策、粉塵爆発の災害を回避する手法、エスケープルート的対策例
    4. 世界的傾向、PAT技術と、ドイツの例
    5. IOT利用の動向、センサーとリアルタイムオンラインフィードバック
    6. 失敗ができないプロセスの疑似体験を積む為に「VRとAR」を利用する
      • 痛い目に合わずに、「身に付く経験」が可能か?
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 180,000円(税別) / 198,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 210,000円(税別) / 231,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • セミナー資料は、郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年11月4日〜14日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/9/12 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2025/9/17 スラリーの分散制御及び評価技術と実プロセスへの応用 オンライン
2025/9/19 スラリーの分散制御及び評価技術と実プロセスへの応用 オンライン
2025/9/26 粉体ハンドリング 入門 オンライン
2025/9/29 フィラー/樹脂における分散・混合・充填・配向の技術とその応用 オンライン
2025/9/29 TD-NMR (パルスNMR, LF-NMR) による分散性評価および粒子界面特性評価 オンライン
2025/9/30 TD-NMR (パルスNMR, LF-NMR) による分散性評価および粒子界面特性評価 オンライン
2025/10/15 パウダー化粧品の処方設計のポイントと粉体物性の機器評価方法 オンライン
2025/10/17 塗料・塗膜における微粒子の挙動と分散状態制御、解析・評価方法 オンライン
2025/10/22 パウダー化粧品の処方設計のポイントと粉体物性の機器評価方法 オンライン
2025/10/24 金属・セラミックスの焼結技術 オンライン
2025/10/31 塗料・塗膜における微粒子の挙動と分散状態制御、解析・評価方法 オンライン
2025/11/4 造粒技術の考え方、設計法、スケールアップ、流動解析 オンライン
2025/11/6 微粒子の分散・凝縮メカニズム、安定化、評価 オンライン
2025/11/7 粉体によるトラブルの実際と対策の実務 オンライン
2025/11/11 微粒子最密充填のための粒度分布・粒子形状・表面状態制御 オンライン
2025/11/12 微粒子最密充填のための粒度分布・粒子形状・表面状態制御 オンライン
2025/11/25 粒子の分散安定化の基本と各種分散体・スラリー設計の実務 オンライン
2025/11/26 粉末冶金・焼結技術の基礎と応用 オンライン
2025/11/27 造粒・打錠・コーティング技術の基礎とスケールアップ / トラブル対策 東京都 会場・オンライン