技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医療機器のEO滅菌および放射線滅菌の基礎・規格と滅菌バリデーション

医療機器のEO滅菌および放射線滅菌の基礎・規格と滅菌バリデーション

オンライン 開催

視聴期間は2024年11月20日〜12月6日を予定しております。
お申し込みは2024年12月4日まで承ります。

概要

本セミナーでは、医療機器の滅菌の基礎から解説し、バリデーションの進め方について、事例を交えてわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2024年12月4日(水) 12時30分 2024年12月6日(金) 16時40分

受講対象者

  • 滅菌バリデーション責任者又は担当者
  • 設備のIQ/OQに従事されている方
  • 監査対応されている方
  • 規格解釈や運用で課題を抱えている方
  • 放射線滅菌製品の滅菌方法を検討されている方
  • 放射線滅菌製品の維持・管理を実施されている方
  • 放射線滅菌製品における当局の査察又は認証機関の審査を対応される方

修得知識

  • EOG滅菌の概要と基礎
  • 代表製品/製品ファミリーの考え方
  • EOG滅菌バリデーション計画書の作成及び注意すべきポイント
  • 滅菌バリデーション責任者の職務
  • 法規制規格要求、ISO13485との関連
  • 放射線滅菌の概要・実務
  • 放射線滅菌における滅菌バリデーションに必要な知識
  • 放射線滅菌における当局査察、認証機関の審査の対応のポイント

プログラム

第1部 医療機器におけるEOG滅菌の基礎及び滅菌バリデーション

(12:30〜14:30)

 本セミナーでは、ISO/JIS及び法規制で要求されているEOG滅菌バリデーションをどのタイミングでどのように行うのか要点を当社の事例を交えて説明します。
 又、ケーススタディとして規格要求とのギャップ事例を紹介致します。皆さまのEOG滅菌工程がISO/JIS及び法規制に対応しているのか従前の手法で対応できるのかどうか懸念を持ちながらも業務を進めていらっしゃる方への手引きになれば幸いです。事前にご質問や重点的に説明して欲しい点を頂けると回答可能な範囲で対応させていただきます。

  1. EOG滅菌の概要
    1. EOG滅菌の特徴、法規制、原理
    2. EOG滅菌の要素
    3. EOG滅菌のサイクルと設備概要
  2. EOG滅菌に関連する法規格
    1. EOG滅菌に関連する規格の種類
    2. ISO規格の改訂状況
  3. 滅菌バリデーション事例
    1. 滅菌バリデーション計画書の構成
    2. 設備導入時/変更時に行うこと。
      • 計測器の選定/蒸気について。
    3. Installation Qualification:据付時適格性の確認
    4. Operational Qualification:運転時適格性の確認
    5. 製品の定義
      • 定義するにあたり考慮すること
      • 載荷形態の決定、載荷変動の考慮
      • 模擬製品に何を使うか
      • BI設置位置について
      • PCDについて
      • バイオバーデン
    6. プロセスの定義
      • パラメーターの設定について
    7. Performance Qualification:稼働性能適格性の確認
      • ハーフサイクルアプローチ
      • 物理的稼働性能適格性の確認
    8. 残留分析試験
    9. 適格性再確認
    10. 製品のファミリー化 (ファミリー化事例)
    11. 設備の同等性 (設備同等性事例)
  4. ケーススタディ
  5. 質疑応答

第2部 放射線滅菌の概要、及び滅菌バリデーションの進め方

(14:40〜16:40)

 本セミナーでは、医薬品・医療機器における放射線滅菌の基礎と放射線滅菌規格であるISO11137の内容を中心に解説します。また、滅菌を必要とする医薬品・医療機器は、設計・開発段階から材料、一次包装、微生物試験など留意する点があります。放射線滅菌バリデーションの注意点やポイントを具体的に解説します。

  1. はじめに
    1. 放射線とは
    2. ガンマ線照射装置
    3. 電子線照射装置
  2. 滅菌バリデーションの流れ
  3. 最大線量設定
    1. 材質試験
    2. 材質選定の留意点
  4. 放射線滅菌に関係する微生物試験
    1. バイオバーデン測定試験
    2. 微生物同定試験
    3. 無菌性の試験
  5. 滅菌線量設定試験
    1. Method1
    2. VDmax法
    3. Method2
  6. バリデーション (線量分布測定)
    1. 据付適格性の確認 (IQ)
    2. 運転適格性の確認 (OQ)
    3. 稼働性能適格性の確認 (PQ)
  7. 日常監視及び管理
  8. プロセス有効性の維持
    1. バイオバーデン測定の頻度
    2. 滅菌線量監査
  9. 滅菌バリデーション手順書
  10. QMS適合性調査申請時の注意事項
  11. 放射線滅菌規格の最新情報

講師

  • 中本 尚賛
    ジャパンガス株式会社 品質保証部
    取締役, 部長
  • 松本 敦
    株式会社コーガアイソトープ 営業部
    次長

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年11月20日〜12月6日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/27 国外市場 (米国・欧州・ASEAN) での医療機器上市に向けて押さえるべきポイントおよび将来展望 オンライン
2025/1/6 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2025/1/6 微生物が作るヌメリ (バイオフィルム) の形成制御、防止・洗浄技術 オンライン
2025/1/8 ガンマ線、電子線滅菌の特徴と使い分け、並びに滅菌バリデーション、承認申請時の留意点 オンライン
2025/1/8 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/1/10 分析法バリデーションコース (2日間) オンライン
2025/1/10 ICH Q2 (R2) 、Q14をふまえた承認申請時の分析法バリデーションの留意点 オンライン
2025/1/13 体外診断薬の海外市場を踏まえたマーケティング戦略策定 オンライン
2025/1/14 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2025/1/14 医療機器プログラムにおける該当性判断のポイントと事業化への留意点 オンライン
2025/1/15 計算ブラックボックスからの脱却と精度評価の本質に迫る オンライン
2025/1/15 QMSRポイント解説 オンライン
2025/1/16 滅菌、無菌性保証関連のPMDA回収情報分析およびQMS等外部立入り審査時の注意点 オンライン
2025/1/24 医療機器ソフトウェア、遺伝子関連技術などの従来と異なる特徴を持つ医療機器の保険収載・戦略上の重要ポイント オンライン
2025/1/28 医療機器開発における生物学的安全性評価の進め方 オンライン
2025/1/30 一般医薬品における有効期間を考慮した規格及び試験方法の設定と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/1/31 GMP対応工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2025/2/7 医療機器開発における生物学的安全性評価の進め方 オンライン
2025/2/7 医療機器ソフトウェア、遺伝子関連技術などの従来と異なる特徴を持つ医療機器の保険収載・戦略上の重要ポイント オンライン
2025/2/12 改正GMPを踏まえた医薬品品質システム (PQS) 構築と品質照査の実務・統計的手法の活用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/4/30 生体センシング技術の開発とヘルスケア、遠隔診断への応用
2024/4/22 トプコングループ (CD-ROM版)
2024/4/22 トプコングループ
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2022/9/30 5G時代のデジタルヘルスとその事業化
2022/8/31 医療機器の設計開発における統計的手法とそのサンプルサイズ設定
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2021/11/10 医療機器製造におけるバリデーション基礎講座
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/10/15 医療機器のプロセスバリデーション (PV) と工程管理
2021/4/28 医療機器の保険適用戦略
2021/4/28 医療機器の保険適用戦略 (製本版 + ebook版)
2021/3/31 抗菌・抗ウイルス性能の材料への付与、加工技術と評価
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/15 体温計 (CD-ROM版)