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ゴム材料のトライボロジーと摩擦、摩耗の制御技術

ゴム材料のトライボロジーと摩擦、摩耗の制御技術

~ゴム材料特有の摩擦メカニズムとその制御方法 / 摩擦により生じる振動の発生メカニズムと対処法~
オンライン 開催

視聴期間は2024年11月1日〜11日を予定しております。
お申し込みは2024年11月1日まで承ります。

概要

本セミナーでは、ゴム材料特有の摩擦機構と支配因子について基礎から解説し、摩擦により生じる振動・異音の発生メカニズムとその対処法について詳解いたします。

開催日

  • 2024年11月1日(金) 10時30分 2024年11月11日(月) 16時30分

修得知識

  • 一般材料のトライボロジーについての基礎知識
  • ゴム材料のトライボロジーについての基礎知識
  • ゴム材料に発生する摩擦振動のメカニズムとその対策法

プログラム

 ゴム材料は、シールやベルト、タイヤなど多くの摺動部品で使用されている重要なトライボマテリアルの一つです。ゴム材料のトライボロジーを理解するためには、トライボロジーについての一般的な基礎知識に加えて、ゴム材料特有の摩擦メカニズムを知る必要があります。
 本講座では、ゴムのトライボロジーの基礎から応用までをわかりやすく解説します。また、ゴムの摩擦で度々問題となる摩擦振動 (スティックスリップ) について、そのメカニズムと対処法を解説します。さらには近年重要視されているゴム材料のトライボロジーのCAE解析について紹介します。

  1. トライボロジーの基礎
    1. トライボロジーの定義
    2. 表面の形状と接触
    3. 見かけの接触面積と真実接触面積
    4. アモントン・クーロンの摩擦の法則
    5. トライボロジーの役割と課題
  2. ゴム材料のトライボロジーの基礎
    1. 摩擦摩耗の形態
    2. 凝着摩擦
    3. ヒステリシス摩擦
    4. 転がり摩擦
    5. 凝着摩耗とアブレシブ摩耗
    6. ゴムの摩擦や摩耗の制御手法
  3. 摩擦振動 (スティックスリップ) の発生メカニズムとその対策
    1. 摩擦振動の分類
    2. 静止摩擦力と動摩擦力の差により生じる摩擦振動
    3. 動摩擦力の速度弱化により生じる摩擦振動
    4. 摩擦振動回避のための設計指針
  4. ゴムのトライボロジーのCAE解析
    1. CAE解析でできること、できないこと
    2. CAE解析に基づくゴムの摩擦の数値予測の例
    3. 最新の研究動向
  5. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 前川 覚
    名古屋工業大学 大学院 工学研究科 しくみ領域
    准教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

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