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コールドスプレーの原理、各種皮膜材料と応用事例

コールドスプレーの原理、各種皮膜材料と応用事例

~作動ガスの流れ、粒子の挙動、粒子積層メカニズム、ノズル形状の最適化~
オンライン 開催

視聴期間は2024年10月3日〜13日を予定しております。
お申し込みは2024年10月3日まで承ります。

概要

本セミナーでは、厚膜創製技術として広く産業界で利用されている溶射技術の中で新しい技術であるコールドスプレーの基礎と応用について解説いたします。

開催日

  • 2024年10月3日(木) 10時30分 2024年10月13日(日) 16時30分

修得知識

  • コールドスプレーの基礎
    • 作動ガスの流れ
    • 粒子の挙動
    • 粒子積層メカニズム
  • ノズル設計
  • コールドスプレーの応用事例
    • 金属3D造形 (付加製造AM) など

プログラム

 このセミナーでは、厚膜創製技術として広く産業界で利用されている溶射技術の中で新しい技術であるコールドスプレーの基礎と応用について解説する。コールドスプレーの他の溶射技術や微粒子積層コーティング技術との相違とそのプロセスの原理からその特徴を明らかにする。
 特に、重要な作動ガスの流れや粒子の挙動、ノズルの設計、粒子積層メカニズムなどについて説明するが、特に今回はノズルの設計にも重点を置く。さらに、コールドスプレーによる各種皮膜材料とその応用事例として金属造形 (付加製造AM) などについて解説する。

  1. コールドスプレーの概要
    1. 表面処理技術の重要性
    2. 溶射法ほか各種微粒子積層コーティング技術との相違
    3. コールドスプレーとは
    4. コールドスプレーの開発の経緯
    5. コールドスプレーの原理
      1. 作動ガスの高速化 (ノズル形状とガス種の影響)
      2. 粒子の高速化・高温化 (ノズル形状と粒子の影響)
      3. 粒子の衝突 (衝撃波と粒子の影響)
      4. 粒子積層メカニズム、各種因子の影響
      5. セラミック基板へのアルミニム皮膜の密着メカニズム
    6. コールドスプレーの区分、特徴とその皮膜特性とその皮膜特性の改善方法 (前処理・後処理の効果)
    7. コールドスプレーの課題
  2. コールドスプレーのノズル設計
    1. 超音速ノズルの設計概論
    2. ノズルのど径、出口径とそれらの膨張比
    3. ノズル各部の長さ
    4. ノズル断面形状
    5. ノズル内面粗さと粉末キャリアガスの影響
    6. ノズルの材質
  3. コールドスプレーの各種皮膜材料とその応用事例など
    1. コーティング材料全般
    2. 銅とその応用事例
    3. アルミニウムおよびアルミニウム合金とその応用事例 (各種基材へ成膜)
    4. アモルファス合金、準結晶粒子分散合金
    5. セラミックとその応用事例
    6. コールドスプレーによる金属3D造形CSAM (付加製造AM)
    7. その他の応用事例 (特許からみる動向など)
  4. 課題解決に向けた技術開発と将来展望
    • 質疑応答

講師

  • 榊 和彦
    信州大学 工学部 機械システム工学科
    教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

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本セミナーは終了いたしました。

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