技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

フッ素樹脂をはじめとするPFASの基礎と欧州PFAS規制の動向および用途別の代替手段

フッ素樹脂をはじめとするPFASの基礎と欧州PFAS規制の動向および用途別の代替手段

オンライン 開催

視聴期間は2024年7月10日〜24日を予定しております。
お申し込みは2024年7月10日まで承ります。

概要

本セミナーでは、フッ素樹脂を中心にしてPFASとはどのような物質なのか、欧州規制案が出された背景、PFAS規制案の具体的な内容などについて解説するとともに、PFASの代替となる材料の可能性や今後の展望について解説いたします。

開催日

  • 2024年7月10日(水) 13時00分 2024年7月24日(水) 17時00分

受講対象者

  • 化学物質関連の法規担当者、化学物質管理の担当者
  • フッ素系材料を扱う技術者、研究者
  • フッ素系材料を使用する企業の経営者・管理者
  • フッ素系材料の知見を広めたいと考えている技術者、企業経営者、理系学生
  • フッ素系材料の使用を検討している製品企画担当者、技術企画担当者

修得知識

  • PFASに関する基本知識 (定義、種類、用途、環境に与える影響)
  • フッ素樹脂に関する基本知識
  • フッ素樹脂塗料・コーティングに関する基本知識
  • 欧州PFAS規制案の概要
  • PFAS代替品に関する知識

プログラム

 フッ素樹脂をはじめとするフッ素化学製品は半導体製造、輸送機器、化学工業、エネルギー産業、医療・製薬、繊維産業、食品工業などあらゆる分野で使用されています。PFASはペルフルオロアルキル化合物およびポリルフルオロアルキル化合物のことで、多くの有機フッ素化合物がPFASに含まれます。一般にPFASは非常に安定で、自然界で分解されにくい性質があり、一部のPFASは環境、健康に与える影響が懸念されています。このような状況に於いて欧米ではPFASを規制する動きが出ており、特に欧州では2023年に欧州化学庁 (ECHA) がPFASの制限提案書を発表しました。この提案書によると、用途によって猶予期間があるものの規制が発効された場合、18カ月間の移行期間の後、企業はPFASの製造・上市・使用が制限されることになります。規制案が原案通り採択、発行されるかどうかは不明確な部分がありますが、自社製品や製造設備にPFASを使用する企業は最悪の状況を想定して代替手段の検討を行い、事業継続の可能性を高めておく必要に迫られています。
 本セミナーでは、フッ素樹脂を中心にしてPFASとはどのような物質なのか、欧州規制案が出された背景、PFAS規制案の具体的な内容などについて解説するとともに、PFASの代替となる材料の可能性や今後の展望について解説致します。

  1. PFASの基礎
    1. PFASとは何か
    2. PFAS物質と利用分野
    3. PFASの定義
    4. PFASが環境、健康に与える影響
  2. フッ素樹脂の基礎と環境問題
    1. フッ素樹脂の種類と用途
    2. フッ素樹脂の性質と製法
    3. フッ樹脂の加工
    4. PFOA自主削減プログラム
    5. PFAS規制におけるフッ素樹脂
  3. 欧州PFAS規制案の概要
    1. 欧州PFAS規制案とは
    2. PFAS規制提案の背景
    3. PFAS規制の流れ
    4. 移行期間と猶予期間の概要
    5. 日本国内の反応
  4. 欧州PFAS規制案の内容
    1. 規制案の具体的内容 (第1項〜第9項)
    2. 規制案における用途別の代替品とその評価
  5. 業界・用途別のPFAS代替手段
    1. 半導体・化学工業
    2. 非粘着コーティング
    3. 食品接触部材
    4. 輸送機器
    5. 繊維産業
    6. その他
  6. 素材メーカーのPFAS規制への対応動向
  7. まとめ
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 32,400円 (税別) / 35,640円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 32,400円(税別) / 35,640円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2024年7月10日〜24日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は印刷・送付いたします。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/25 塗料・塗膜の基礎知識 (塗装系) 、塗膜欠陥の発生メカニズムと評価分析技術 東京都 会場
2024/11/26 塗布膜乾燥プロセスの解明・考察・本質の理解と塗布膜の設計、不良・欠陥対策への応用 オンライン
2024/11/26 塗装仕上がり/塗膜品質に影響する機構の理解と実際 オンライン
2024/11/27 ペロブスカイト太陽電池の開発動向と量産課題 オンライン
2024/11/27 パウダー化粧品の処方設計のポイントと粉体物性の機器評価方法 オンライン
2024/11/28 ダイコーティングの基礎とトラブル対策 オンライン
2024/11/28 ゾル-ゲル法の基礎と機能性材料作製への応用および新展開 オンライン
2024/11/28 塗布・乾燥工程の基礎と高均質薄膜作製のポイント オンライン
2024/11/29 紫外線・赤外線・熱線遮蔽材料の設計、応用、遮蔽性評価技術 オンライン
2024/11/29 CMR物質の曝露許容値設定と管理・封じ込め対策 オンライン
2024/12/3 めっき技術の基礎と高度な品質要求に対応する応用技術 東京都 会場
2024/12/3 フィルムの乾燥技術、乾燥プロセスの最適化とトラブル対策 オンライン
2024/12/3 材料表面への (超) 撥水性・ (超) 親水性の付与技術と制御および分析・評価、応用技術 オンライン
2024/12/4 防汚コーティングの基礎知識と評価手法 オンライン
2024/12/5 分子間力や表面張力の考え方、そのコントロールと測定法 オンライン
2024/12/5 乳化重合・ソープフリー乳化重合によるポリマー微粒子の合成と粒子径・形状制御 オンライン
2024/12/6 ゾル-ゲル法の基礎と機能性材料作製への応用および新展開 オンライン
2024/12/6 フッ素フリー撥水材の開発と応用 オンライン
2024/12/9 ウェット塗工における欠陥対策と均一塗布技術 オンライン
2024/12/9 めっき法の基礎および堆積形状・膜物性の添加剤による制御とその低減策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/8/31 “ぬれ性“の制御と表面処理・改質技術
2023/5/31 塗布・乾燥のトラブル対策
2022/5/20 コーティング技術の基礎と実践的トラブル対応
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻)
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻) (製本版 + ebook版)
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2018/8/31 防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング、評価・応用
2018/3/29 超親水・親油性表面の技術
2017/8/31 製品含有化学物質のリスク管理、情報伝達の効率化
2015/10/1 すぐ分かるラミネート加工技術と実際およびトラブル・シューティング
2015/7/30 ダイ塗布の流動理論と塗布欠陥メカニズムへの応用および対策
2014/8/25 ぬれ性のメカニズムと測定・制御技術
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/26 UV・EB硬化型コート材の基礎、各種機能向上技術
2012/10/31 ハイブリッド・デュアルUV硬化の実践的活用