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FT-IRを用いた樹脂の劣化解析と寿命予測への活用可能性

FT-IRを用いた樹脂の劣化解析と寿命予測への活用可能性

オンライン 開催

開催日

  • 2024年6月12日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • FT-IRを使用していて課題を抱えている方
  • FT-IRを使用した分析に関心のある方
  • FT-IRを樹脂の劣化解析・寿命予測に活用したい方

修得知識

  • FT-IRの基礎的事項
  • FT-IRを使用した劣化解析
  • FT-IRの測定方法による違い

プログラム

 FT-IRの基礎的事項を踏まえた上で、劣化 (経過時間変化という意味で劣化という言葉を使用;老化と言う場合もありますが、本セミナーでは劣化と記載) 分析での使用例を提示していきます。
 FT-IRを使用することでどのような知見が得られるか、測定方法の違いでどのような情報があるのか、FT-IRの他にどの装置を考えて解析を補強していくのかなどについて説明します。寿命予測に関しては、できるとはいえませんが、FT-IRでできることを例示し、皆様の知識の1つとして頂ければ幸いです。

  1. 分析の目的
  2. 樹脂および複合材料の劣化 (老化) とは
    1. 樹脂の経過時間に伴う変化
    2. 樹脂の違いによる劣化機構の違い
  3. FT-IRの基礎的事項
    1. FT-IRとはどのような分析装置なのか
    2. FT-IRから得られる情報
    3. FT-IRの縦軸と横軸、ピーク情報
    4. FT-IRの測定方法とそれぞれの特徴
      1. 透過法、反射法、ATR法
      2. 本体測定と顕微測定 (イメージング法を含む)
    5. スペクトルの解析
      1. 一般的な解析
      2. 劣化測定での解析
      3. 詳細ピーク解析
      4. ベースラインの解析
      5. ピークの定量
  4. その他の分析機器 (以下で使用している分析機器)
    1. SEM/EDS
    2. 熱分析装置
    3. GC/LC
    4. ケミルミネッセンスアナライザー
  5. 事例から見る劣化解析 (実際のトラブル例)
    1. ソルベントクラック
    2. オゾンによる劣化
    3. イオンによる劣化
    4. 熱劣化
    5. 水による劣化
  6. 劣化測定および寿命予測について考える (実験測定例)
    1. 促進試験に関して
    2. 加熱ATRアクセサリーを使用した例
    3. イメージング法を使用した例
    4. 測定方法の特徴を活かした測定例
    5. 近赤外領域の使用の可能性
  7. 劣化分析への課題
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

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  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

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