技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

Tダイ成形機の基礎とフィルム成形トラブル対策

Tダイ成形機の基礎とフィルム成形トラブル対策

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、押出機内の可視化、成形現象のシミュレーション、混練の予測・解析手法について詳解いたします。

開催日

  • 2024年5月31日(金) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • Tダイを用いての製造・開発に携わっている方

修得知識

  • Tダイの構造、特徴
  • 成形機の仕組み
  • 問題・トラブルに対応できる知識
  • 自社に合わせた最適な活用法

プログラム

 日頃からTダイ成形機をお使いの方も、Tダイ成形機の詳細はご存知でないものの興味がある方など幅広い業界関係者に対し、Tダイ成形機で特徴、使いこなすポイントは何か、について分かりやすく説明します。また、問題・トラブルについて事例を交えて紹介し、その原因から対策について解説します。

  1. 第1章 Tダイ設計のプロセスと構造
    1. Tダイの種類とラインナップ
      1. フィルム用Tダイの特徴
      2. シート用Tダイの特徴
      3. 多層用Tダイ
      4. ディッケル付Tダイ
      5. ラミネート用Tダイ
      6. キャスティングダイ (塗工ダイ)
      7. フィッシュテールダイ
      8. 特殊ダイ
      9. 2枚シート金型
    2. Tダイを設計するためのプロセス
    3. Tダイのリップ調整ボルトとチョークバーの構造
    4. チョークバーの役目
    5. ロールエアギャップとネックインについて
    6. ヒータ温調の考え方
    7. Tダイの精度
    8. 硬質クロームメッキによるTダイ先端リップの最小R加工
    9. 芯直度0.001mm以下の高精度芯直度ダイの製作と測定
    10. Tダイ内部の滞留軽減のための流路形状
    11. Tダイのリップランドの長さ
    12. Tダイ内部の面粗度と表面処理
    13. Tダイの当たり面 (取付面)
    14. 樹脂焼けが起こった場合のトラブルと対策
    15. ダイリップのシャープエッジによる目ヤニ対策
    16. ダイ内部の固形化防止ためのフィッシュテールダイ設計
    17. Tダイによるメルトフラクチャ対策
    18. 樹脂漏れ対策とTダイの設計思想
    19. 樹脂の流れが不均一の場合のTダイ修正加工対策
  2. 第2章 ディッケル付Tダイの構造
    1. アウタディッケル
    2. インナディッケル
    3. 全幅ディッケル
    4. 他社のディッケルダイの比較
    5. 特殊成形 スタンピングモールド法について
    6. 特殊成形 スクリュダイについて
  3. 第3章 Tダイを製作する工程
    1. Tダイの加工材料
      1. Dマニホールドの形状からCAM加工まで
    2. Tダイの研磨加工
    3. ミガキ工程
    4. 硬質クロームメッキとカニゼンメッキ
    5. Tダイの修理について
  4. 第4章 多層シート・フィルム成形
    1. 共押出の問題点
      1. 合流部での渦
      2. 包み込み現象
      3. 境界面の乱れ
    2. 多層シート・フィルム成形の金型構造
      1. フィードブロック付Tダイの特徴
        • フィードブロック方式の利点、欠点
        • フィードブロックの種類
      2. マルチマニホールドダイの特徴
        • マルチマニホールドダイ方式の利点、欠点
        • 並列配置のマルチマニホールドTダイ
        • 他社の参照図面にて多層ダイを比較する
    3. 超多層成形
    4. 最新の多層金型事例
    5. 金型製作メーカの選定
    6. 将来の多層シート例
  5. 第5章 Tダイの3次元解析
    1. 次元CADデータによるTダイ内部の解析事例
    2. 次元解析の事例
    3. マニホールドが分岐する部分
    4. マニホールドからスリットに入る部分
    5. マニホールドのサイド部
    6. チョークバーの種類の比較
    7. チョークバー締めた時の比較
    8. リップの締めた時
    9. 次元の多層解析モデル
  6. 第6章 Tダイの2.5次元解析
  7. 第7章 自動リップ式Tダイ
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/21 プラスチック (フィルム) の熱分析 オンライン
2025/2/21 無機ナノフィラーのポリマーへの分散・複合化技術 オンライン
2025/2/21 プラスチック製品の強度安全率を高めるための設計・成形技術、材料選定 オンライン
2025/2/21 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2025/2/21 ALDの基礎と原料の開発・選択 オンライン
2025/2/21 光導波路用ポリマーの材料設計と微細加工技術 オンライン
2025/2/25 プラスチック・ゴム材料における劣化の調べ方・耐久性評価法・寿命予測法とその実際 東京都 会場・オンライン
2025/2/25 発泡成形の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/2/26 シランカップリング剤の反応メカニズム、使い方、密着性や物性の評価 オンライン
2025/2/26 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) におけるブリードアウト&ブルーム現象の発生メカニズムの解明と防止・対策技術 オンライン
2025/2/26 熱伝導性フィラーの充填・表面処理技術とポリマー系コンポジットの開発、微視構造設計・特性評価技術 オンライン
2025/2/27 防食技術者のための金属塗装の劣化とトラブル対策技術 オンライン
2025/2/27 モータ巻線用絶縁材料の評価方法 オンライン
2025/2/27 ポリマー表面へのタンパク質吸着制御と評価、表面設計 オンライン
2025/2/27 伸長流動の基礎、メカニズムと混練技術への応用 オンライン
2025/2/27 コーティングプロセスにおける界面化学とレオロジー解析 オンライン
2025/2/27 ディスプレイ向け光学フィルムの基礎・市場と高機能化技術トレンド オンライン
2025/2/27 メタクリル系ポリマー活用のための入門講座 オンライン
2025/2/27 自動車産業における高分子材料のこれからを考える オンライン
2025/2/28 低誘電樹脂の開発動向と高速通信用途に向けた適用技術 オンライン

関連する出版物