技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎と生分解性TPEの開発

熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎と生分解性TPEの開発

オンライン 開催

視聴期間は2024年5月15日〜29日を予定しております。
お申し込みは2024年5月27日まで承ります。

概要

本セミナーでは、生分解性TPEの分子設計、合成、物性、および生分解性について解説いたします。

開催日

  • 2024年5月27日(月) 13時00分 2024年5月29日(水) 16時00分

修得知識

  • 熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎
  • 一般的なTPEの種類、化学構造、性質
  • 生分解性TPEの分子設計

プログラム

 熱可塑性エラストマー (TPE) は、熱可塑性プラスチックと同様に成型加工が可能なエラストマー (ゴム) 材料であり、通常の架橋ゴムと比較して、成型加工性やリサイクル性に優れているという特徴を有する。一般にTPEは柔軟なソフトセグメントと剛直なハードセグメントから構成される、トリブロック以上の多ブロック共重合体やグラフト共重合体の構造を持つ。TPEがどのように合成されるのか、TPEの構造と物性の関係、などについて説明し、一般的なTPEの例とそれらの特徴について述べる。
 また、植物由来の生分解性ポリマーとして注目されているポリ乳酸は比較的剛直なポリマーであり、ポリ乳酸をハードセグメントとして利用したTPEがいくつか報告されている。そのようなTPEの例として、講演者が開発した生分解性TPEの分子設計、合成、物性、および生分解性について紹介する。

  1. はじめに
    1. 高分子材料
    2. プラスチックとゴム
  2. 熱可塑性エラストマー (TPE)
    1. TPEの特徴
    2. TPEの構造
    3. TPEの合成
    4. TPEの物性
    5. 一般的なTPEの例
  3. 生分解性を有するTPE
    1. 生分解性TPEの分子設計
    2. ポリ乳酸をハードセグメントとするTPE
      1. これまでの報告例
      2. 最近の研究1: ポリ (ε-カプロラクトン-co-D,L-ラクチド) をソフトセグメントとするTPE
      3. 最近の研究2: 縮合系脂肪族ポリエステルをソフトセグメントとするTPE

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年5月15日〜29日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/21 UV硬化樹脂の硬化不良要因と硬化状態の測定・評価技術 オンライン
2025/4/21 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2025/4/21 サーキュラーエコノミーが目指す持続可能な社会におけるプラスチックの使い方 オンライン
2025/4/21 微生物劣化のメカニズムと対策技術 東京都 会場
2025/4/22 5G/6G時代の高周波基板材料に求められる特性と材料設計・低誘電損失化技術 オンライン
2025/4/22 ポリマーアロイの基本、構造・物性および新規ポリマーアロイの材料設計の必須 & 実践知識 オンライン
2025/4/23 ゲル化剤・増粘剤の基礎・特性・評価法 オンライン
2025/4/23 プラスチック強度設計に必要な材料特性と設計の進め方 オンライン
2025/4/23 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2025/4/24 結晶性高分子における力学物性と高次構造の関係 オンライン
2025/4/24 樹脂の硬化反応におけるレオロジー解析 オンライン
2025/4/25 高分子の構造解析手法と構造制御技術 オンライン
2025/4/25 ゴム材料における摩擦・摩耗現象の理解と制御・対処に必要な基礎知識 オンライン
2025/4/25 海洋バイオマスを利用したCO2削減・利活用の研究動向、課題と今後の展望 オンライン
2025/4/25 生分解性プラスチックの環境中での分解メカニズムと評価手法 オンライン
2025/4/28 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ オンライン
2025/4/28 ゾル-ゲル法の基礎と材料合成、(新規) 材料開発で活用するための実用的な総合知識 オンライン
2025/4/28 熱硬化性樹脂の基礎と応用 オンライン
2025/4/28 自動車リサイクルの日本および世界の現状と今後のリサイクル戦略 オンライン
2025/4/28 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン

関連する出版物