技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

膜によるガス分離の基礎と低炭素化志向の研究開発の動向

膜によるガス分離の基礎と低炭素化志向の研究開発の動向

オンライン 開催

視聴期間は2024年3月15日〜22日を予定しております。
お申し込みは2024年3月20日まで承ります。

概要

本セミナーでは、膜によるガス分離の基礎と応用および研究開発の現状を解説し、膜ガス分離法への理解を深める基礎知識を提供いたします。

配信期間

  • 2024年3月20日(水) 13時00分2024年3月22日(金) 17時00分

お申し込みの締切日

  • 2024年3月20日(水) 13時00分

受講対象者

  • 金属-有機構造体 (MOF) の応用分野に関連する技術者、開発者、研究室
    • ガス貯蔵
    • 吸着分離
    • 導電性材料
    • 磁性材料
    • 不均一系触媒など

修得知識

  • 気体膜分離技術の基礎と応用
  • ガス分離プロセスの設計、選定、改善において膜ガス分離法を検討する際に役立つ基礎知識
  • 膜ガス分離法の単位操作における位置づけ

プログラム

 膜によるガス分離は原理的に消費エネルギーが少ないガス分離法である。操作も簡単で装置の構造が単純である、などの特徴を持つ。1980年頃から実用化が始まった比較的新しい分離法である。実プロセスにおける利用は徐々に広がっており、新規なプロセスへの複合化の研究開発も進んでいる。低炭素化技術としての可能性も高く、今後、化学プロセスの効率化の手段の一つとして膜ガス分離を検討する機会は増えると考えられる。
 しかし、膜分離の基礎から応用に習熟した化学技術者は少ない。近年、化学工学の教科書に記載され始めてはいるが、授業で取り上げられることはなく、従来から利用されている蒸留、吸収、吸着ほど認知度が高くない。膜分離を深く理解するためには、分離膜に用いられる膜材料の知識から、その分離膜を使うときのモジュールの構造と運転操作の方法まで、幅広い知識が必要である。
 本セミナーでは、膜によるガス分離の基礎と応用および研究開発の現状を解説し、膜ガス分離法への理解を深める基礎知識を提供する。

  1. ガス分離の概要
    1. 蒸留法、吸収法、吸着法
    2. 膜ガス分離法の概要
    3. 膜ガス分離の仕組み
    4. 膜ガス分離の歴史と利用例
    5. 膜ガス分離法のメリット
    6. 膜ガス分離法のデメリット
  2. 膜ガス分離の基礎
    1. パーミアンスと分離係数
    2. 膜モジュール
    3. 圧力差と圧力比
    4. 多段プロセス
  3. 分離膜に用いられる膜材料
    1. 高分子膜
    2. 液膜と促進輸送膜
    3. 炭素膜
    4. シリカ膜
    5. ゼオライト膜
    6. パラジウム膜
    7. 膜素材の特徴と比較
  4. 低炭素化技術における膜ガス分離の可能性
    1. 水素分離膜
    2. 二酸化炭素分離膜
    3. 反応との複合化
  5. まとめ
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年3月15日〜22日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/20 燃料電池・水電解におけるセル/電極触媒の構造解析と劣化メカニズムの解明 オンライン
2025/8/20 バイオ医薬品用原薬製造工場の施設・設備設計のポイント オンライン
2025/8/21 分離工学の基礎と装置設計法 オンライン
2025/8/22 DACが拓く新市場 : 事業化へのロードマップと最新技術動向 オンライン
2025/8/25 多孔質材料 (多孔体) の基礎と応用展開 オンライン
2025/8/25 気体吸着の基礎と応用および吸着等温線の解析 オンライン
2025/8/26 タンパク質の吸着特性とその評価 オンライン
2025/8/26 金属有機構造体MOF (有機ゼオライト) の形態制御と応用 オンライン
2025/8/26 気体吸着の基礎と応用および吸着等温線の解析 オンライン
2025/8/27 木質バイオマスの溶解、分解技術 オンライン
2025/8/27 燃料電池、水素・アンモニアエネルギーの最新動向と今後日本企業がとるべき事業戦略 東京都 会場・オンライン
2025/8/28 活性炭の特性と最適設計の要点、選定方法と利用 東京都 会場・オンライン
2025/8/29 CO2回収、DAC技術の研究動向とカーボンニュートラル実現への展望 オンライン
2025/9/1 多孔質材料 (多孔体) の基礎と応用展開 オンライン
2025/9/2 バッチ化学合成プロセスのスケールアップによる化学品・医薬原薬の製造のポイントとトラブル対策 オンライン
2025/9/3 燃料電池・水電解におけるセル/電極触媒の構造解析と劣化メカニズムの解明 オンライン
2025/9/4 水素・アンモニアの取り扱いに関わる法規制と関係事業者が留意すべき対応策について 東京都 会場・オンライン
2025/9/5 化学プラントの蒸留塔操作におけるトラブルと対応策 オンライン
2025/9/10 燃料電池、水素・アンモニアエネルギーの最新動向と今後日本企業がとるべき事業戦略 東京都 オンライン
2025/9/12 水素関連の大規模インフラ計画 東京都 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/7/14 水処理膜〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/7/14 水処理膜〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/7/7 光触媒膜〔2025年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/7/7 光触媒膜〔2025年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/1/21 膜分離を用いたカーボンニュートラル・化学プロセスの実用化技術
2024/11/29 ファインケミカル、医薬品の連続生産プロセス
2024/9/30 タンパク質、細胞の吸着制御技術
2024/5/30 世界の次世代触媒 最新業界レポート (後編)
2024/5/15 世界の次世代触媒 最新業界レポート (前編)
2024/2/25 2024年版 水素エネルギー市場の実態と将来展望
2023/5/31 アンモニアの低温・低圧合成と新しい利用技術
2023/3/10 メタンと二酸化炭素
2023/2/17 2023年版 水素エネルギーの市場予測と将来展望
2022/12/28 カーボンニュートラルに向けた水素製造・P2Gと関連技術の最新動向
2022/9/30 水素の製造とその輸送、貯蔵、利用技術
2022/5/31 分離工学の各単位操作における理論と計算・装置設計法
2022/4/15 2022年版 スマートモビリティ市場の実態と将来展望
2022/2/26 カーボンニュートラルを目指す最新の触媒技術
2021/11/19 世界のカーボンニュートラル燃料 最新業界レポート
2021/7/15 世界のCCS・CO2分離回収技術 最新業界レポート