技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

乳化重合・ソープフリー重合の基礎とポリマー微粒子の合成技術

乳化重合・ソープフリー重合の基礎とポリマー微粒子の合成技術

~ナノからミクロン領域までのサイズ制御と機能化~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、乳化重合・ソープフリー乳化重合を取り上げ、乳化重合・ソープフリー乳化重合の基礎、反応メカニズムから粒子径、形状制御のための組成設計、異形粒子や表面凹凸形状を制御した微粒子の合成法のコツ、テクニックを解説いたします。

開催日

  • 2024年3月15日(金) 12時30分 16時30分

修得知識

  • 機能性材料合成プロセッシング
  • 異種材料複合化のためのウェットケミカルプロセス
  • 界面制御プロセス
  • コロイドの安定性

プログラム

 微粒子系材料の高性能化あるいは高機能化を図るには、微粒子の大きさや形態を精密に制御することが求められる。特に、重合反応をともなう材料合成過程では機能化を図るには材料界面を精密に制御することも必要になってくる。
 本セミナーでは、初めに機能性材料開発の設計指針について触れ、各種ポリマー系材料を機能化するための材料合成プロセッシングについて説明を加えながら、ナノからミクロンサイズ領域でのポリマー粒子径制御法を紹介する。それらの知見をもとに、粒子形成過程でのポリマー微粒子の機能化についても合わせて概説する。さらに、ダルマ型や凹み粒子のような異形粒子や、表面凹凸形状を制御した微粒子の合成法についても事例を示しながら紹介する。

  1. 微粒子合成からの材料設計
    1. 機能性材料開発における材料プロセッシングの重要性
    2. ポリマー微粒子合成法と粒径分布について
  2. 乳化重合とソープフリー乳化重合について
    1. 粒子核生成過程
    2. 粒子成長過程
    3. ソープフリー乳化重合における各種操作因子の影響
  3. サブミクロン〜ミクロンサイズ領域での粒径制御
    1. 粒子形成過程における粒子表面荷電制御
    2. 生成粒子径に及ぼす撹拌の効果
    3. 生成粒子径に及ぼす共存イオン種の効果
    4. 粒子形成過程でのナノ粒子取込みによる機能化
  4. ナノサイズ領域での粒径制御
    1. 生成ポリマー粒子微小化のための界面制御
    2. 生成粒子径に及ぼす共存イオン種の効果
    3. ポリマーナノ粒子を利用した機能成分の空間配置制御
  5. ポリマー系微粒子の形態制御
    1. 粒子形態制御による材料の機能化
    2. 微粒子の異形化事例1 (ダルマ状微粒子)
    3. 微粒子の異形化事例2 (凹み状微粒子)
    4. 微粒子表面の凹凸制御事例1 (ラズベリー状微粒子)
    5. 微粒子表面の凹凸制御事例2 (ゴルフボール状微粒子)
    • 質疑応答

講師

  • 長尾 大輔
    東北大学 大学院 工学研究科 化学工学専攻
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/5 分子間力や表面張力の考え方、そのコントロールと測定法 オンライン
2024/12/5 乳化重合・ソープフリー乳化重合によるポリマー微粒子の合成と粒子径・形状制御 オンライン
2024/12/6 プラスチック用添加剤の作用機構と使い方 東京都 会場
2024/12/6 ゾル-ゲル法の基礎と機能性材料作製への応用および新展開 オンライン
2024/12/6 フッ素フリー撥水材の開発と応用 オンライン
2024/12/9 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ オンライン
2024/12/9 架橋技術によるポリマーの性能向上と物性・特性改良方法 オンライン
2024/12/9 めっき法の基礎および堆積形状・膜物性の添加剤による制御とその低減策 オンライン
2024/12/9 高分子材料の末端基・構造解析テクニック オンライン
2024/12/9 ハードコート剤の開発、材料設計、調製、特性評価、高機能化、応用展開 オンライン
2024/12/10 PVA (ポリビニルアルコール) の構造、合成、応用、物性および溶解性評価 オンライン
2024/12/10 樹脂部品の特性と材料費/加工費/型費の概算法から検図法まで学ぶ超実務設計 オンライン
2024/12/10 半導体基板へのめっき処理と密着性の向上、評価 オンライン
2024/12/10 塗装仕上がり/塗膜品質に影響する機構の理解と実際 オンライン
2024/12/10 フィラー最密充填構造設計とポリマー系複合材料の高熱伝導化 オンライン
2024/12/10 高分子材料の劣化・変色技術の基礎と防止処方技術 オンライン
2024/12/11 微粒子の分散・凝縮メカニズム、安定化、評価 オンライン
2024/12/11 ダイコーティングの基礎とトラブル対策 オンライン
2024/12/11 低誘電特性樹脂の技術開発動向と設計手法 オンライン
2024/12/11 粒子と適用系に応じた分散剤の選び方と配合設計技術 オンライン

関連する出版物