技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プラスチックの高度マテリアルリサイクルと高度成形プロセス

プラスチック再資源化の最前線

プラスチックの高度マテリアルリサイクルと高度成形プロセス

オンライン 開催

視聴期間は2024年3月11日〜25日を予定しております。
お申し込みは2024年3月11日まで承ります。

概要

本セミナーでは、マテリアルリサイクルに関する研究について解説するとともに、最近のリサイクルに関する研究開発状況について概説いたします。

開催日

  • 2024年3月11日(月) 13時00分 2024年3月25日(月) 16時30分

受講対象者

  • プラスチックの資源循環に関心のある方
  • 高分子の力学物性発現メカニズムに関心のある方
  • プラスチックの高性能化に関心のある方

修得知識

  • 実生産に応用できる最新のマテリアルリサイクル手法
  • 実生産に応用できる最新の成形プロセス
  • 高分子の物性と内部構造形成メカニズムに対する理解
  • 高分子の絡み合いに関する知識

プログラム

 従来PCRに限らずPIRにおいても、成形履歴のあるプラスチックの物性は著しく低下しており、その原因は分子鎖切断を伴う化学劣化とされてきた。この常識に対し、我々は近年物性低下の原因はメソ領域での高分子構造の変異による物理劣化であること、それが剪断履歴などの影響により絡み合いが減少したことによりタイ分子数が少なくなるメソ領域での高分子構造変異による物理劣化であることを明らかにしてきた。さらにプロセスの最適化で低下した物性が物理的に大きく再生できることも証明してきた。またこの原理が成形にも応用できることも分かってきた。本講座ではこれらについて詳しく説明する。

  1. プラスチックリサイクルの意義について
    1. 資源循環・カーボンニュートラルとプラスチックリサイクル
    2. プラスチックリサイクルの現状と課題
  2. プラスチックの劣化について
    1. 化学劣化と物理劣化
  3. 高分子構造
    1. 高分子の結晶構造
    2. 高分子の溶融状態とレオロジー的性質
  4. 物理劣化・物理再生理論
    1. リサイクルプラスチックの力学物性の成形履歴依存性
    2. プラスチックの物理劣化・物理再生理論
  5. 樹脂溜まり部付き押出機による物理再生現象
    1. 樹脂溜まり部付き押出機
    2. 再生プラスチックの物性発現メカニズム
  6. 高度な成形プロセス
    1. 射出成形条件と物性との関係
    2. 高度な成形プロセス
  7. メソ構造と力学特性
    1. メソ構造解析手法の紹介
    2. メソ構造と力学特性の関係
    • 質疑応答

講師

  • 八尾 滋
    福岡大学 研究推進部
    特命研究教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 32,400円 (税別) / 35,640円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 32,400円(税別) / 35,640円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2024年3月11日〜25日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/20 プラスチックのリサイクル促進に向けた材料設計・成形加工の技術と知識 オンライン
2025/1/23 バイオマスとSAF (持続可能な航空燃料) を取り巻く最新動向と今後のビジネス・チャンス オンライン
2025/1/27 増加する廃棄CFRP/CFRTPにおけるリサイクルの課題と炭素繊維回収の最先端およびRCF活用法と産業確立への指針 オンライン
2025/1/28 二酸化炭素の有効利用技術とその最新動向 会場・オンライン
2025/1/28 脱炭素と循環型経済社会の実現に向けたプラスチックリサイクルの課題と展望 オンライン
2025/1/28 生分解性プラスチックの土壌・海洋生分解と具体的な実験手順・ポイント オンライン
2025/1/29 カーボンニュートラル (CN) 社会と新しい再生可能エネルギーの技術動向 オンライン
2025/1/29 改正食品衛生法とPL制度の概要 オンライン
2025/1/29 バイオマス利用のエタノール製造技術と課題 オンライン
2025/1/30 天然由来の強化材を用いたコンポジットの基礎と成形方法・応用展開 オンライン
2025/1/30 国内外における食品用容器包装および器具・接触材料の法規制の動向把握と必要な対応 オンライン
2025/1/30 プラスチックのケミカルリサイクル技術最新動向 オンライン
2025/1/31 アルミニウムのリサイクルの最新動向と課題・展望 オンライン
2025/1/31 EVなどリチウムイオン電池のリユース & リサイクル オンライン
2025/2/4 改正食品衛生法とPL制度の概要 オンライン
2025/2/5 脱炭素と循環型経済社会の実現に向けたプラスチックリサイクルの課題と展望 オンライン
2025/2/6 廃リチウムイオン二次電池からの電極分離・精製とその再生 オンライン
2025/2/7 バイオマス由来モノマーの開発と応用事例 オンライン
2025/2/7 カーボンニュートラル時代のプラスチック入門 オンライン
2025/2/14 国内外における食品用容器包装および器具・接触材料の法規制の動向把握と必要な対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/3/30 環境配慮型プラスチック (製本版 + ebook版)
2022/3/30 環境配慮型プラスチック
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (PDF版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版 + CD版)
2021/7/28 プラスチックリサイクル
2021/7/16 2021年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2021/6/30 日本と海外グローバルブランド40社のSDGs環境戦略
2021/2/10 食品包装産業を取り巻くマイクロプラスチック問題
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/9/10 生分解性プラスチック入門
2020/5/22 2020年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2019/4/24 日・欧・米における食品容器包装規制と制度の比較2019
2019/4/19 2019年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2017/3/24 2017年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2015/3/27 2015年版 再生可能エネルギー市場の実態と将来展望
2013/4/25 新しいプロピレン製造プロセス
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2012/10/30 植物由来プラスチックの高機能化とリサイクル技術 (新装版)
2011/12/22 植物由来ポリマー・複合材料の開発