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撥水 (油) ・親水 (油) ・防汚・滑液性表面の基礎と開発

撥水 (油) ・親水 (油) ・防汚・滑液性表面の基礎と開発

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、濡れ現象に関する基礎知識と正しい評価方法、濡れ性を制御する手法とその技術・表面材料設計・課題・応用、講師の取り組んでいる超親水・超撥水 (油) ・滑液表面の実例を踏まえた国内外の先端研究を紹介いたします。

開催日

  • 2024年2月21日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ぬれ性制御に関連する技術者
    • 表面処理
    • 撥水・親水
    • 化学
    • 材料
    • 機械潤滑
    • 半導体製造プロセス
    • 培養培地・細胞・細菌・微生物の付着制御 など
  • 超撥水の応用分野に関連する技術者
    • ディスプレイ
    • 電極材料
    • 太陽電池
    • 燃料電池
    • 衣料品・繊維
    • ガラス など
  • 超親水の応用分野に関連する技術者
    • ナノエレクトロニクス
    • 医療材料
    • プリント基板
    • LCD
    • 熱交換器
    • 燃料電池
    • 衣料品 など
  • 超親水・超撥水を製品開発に応用したい方
    • 防汚
    • 防雪
    • 防氷
    • 防曇
    • セルフクリーニング など

修得知識

  • 濡れ現象の基礎知識
  • 濡れの正しい評価方法
  • 濡れ性を制御する手法とその技術、表面材料設計、課題、応用
  • 超親水・超撥水 (油) ・滑液表面の国内外の先端研究

プログラム

 濡れ性制御による材料開発は、先人らの理論的発見に基づいております。濡れの理論、評価方法についての正しい理解を深めることで、濡れ性の制御技術と超撥水 (油) ・超親水 (油) ・滑液性表面の最先端技術の設計手法を学べます。
 最前線で本トピックに取り組む現場の研究者が、基礎から最先端まで詳しく解説いたします。特に、撥水材料を設計するための方法を、演習問題を通じてわかりやすく紹介させていただきます。
 濡 (ぬ) れる”という現象は工業プロセスから材料開発、製品応用まで至るところで重要な役割を担っている。本セミナーでは以下の3点を解説する。

  • 濡れ現象に関する基礎知識と正しい評価方法
  • 濡れ性を制御する手法とその技術、表面材料設計、課題、応用
  • 演者の取り組んでいる超親水・超撥水 (油) ・滑液表面の実例を踏まえた国内外の先端研究を紹介する

  1. 濡れの静力学
    1. 表面張力
    2. Laplace圧
    3. 拡張係数
    4. Youngの式と接触角
    5. Zismanの経験則
    6. 接触角の測定方法
    7. 表面張力と重力
    8. 表面張力の測定方法
  2. 濡れの動力学
    1. 三重接触線
    2. 動的接触角
    3. JohnsonとDettreの実験
  3. 超撥水・超親水性表面の設計方法 (静力学モデルから考える)
    1. Wenzelのモデル
    2. Cassie – Baxterのモデル
    3. 撥水表面と親水表面のモデル
    4. 超撥水表面の設計
    5. 超撥水表面の安定性
    6. 超撥水表面の安定化の設計指針
    7. 自然界に存在する超撥水表面
    8. 表面ナノ構造の役割
    9. 表面粗さの指標は何を使ったら良い?
    10. ロータス効果とローズペタル効果
    11. 撥水と親水のしきい値
  4. 超撥水・超親水性表面の設計方法 (動力学モデルから考える)
    1. 表面状態と動的接触角
    2. 超撥水表面と動的接触角
    3. ピン止め現象とリエントラント構造
    4. 超撥油表面の設計
    5. ピン止め効果と濡れ状態
    6. 超撥水 (油) 表面の開発指針
    7. 超親水 (油) 表面の開発指針
  5. 超撥水・超親水表面の開発手法
    1. 超親水表面の設計手法 (ケーススタディ)
    2. 超親水表面の課題と解決策 (最新の研究事例)
    3. 超撥水 (油) 表面の設計手法 (ケーススタディ)
    4. 超撥水 (油) 表面の課題と解決策 (最新の研究事例)
    5. 静電気の影響について (最新の研究事例)
  6. 滑液表面の開発
    1. 接触角ヒステリシスと摩擦力
    2. 理想的な表面
    3. 単分子膜 (SAM)
    4. 固体滑液表面 (SOCAL, Liquid-like膜) の設計
    5. 動的表面張力と適応濡れ
    6. 潤滑液含浸多孔質表面 (SLIPS, LIS)
    7. 滑液表面の課題と開発動向
  7. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 天神林 瑞樹
    国立研究開発法人 物質・材料研究機構 ナノアーキテクトニクス材料研究センター
    独立研究者

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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