技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子の劣化反応メカニズムと分析法・劣化解析事例

高分子の劣化反応メカニズムと分析法・劣化解析事例

~劣化に伴う構造変化、反応メカニズム、劣化解析するために化学分析法、劣化解析事例など~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2023年12月21日〜2024年1月4日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2023年12月27日まで承ります。

概要

本セミナーでは、海洋プラスチック、プラスチックリサイクル等の高分子材料を取り巻く最近の社会動向から、高分子材料の劣化に伴う構造変化、反応メカニズム、劣化解析するための化学分析法まで解説いたします。

開催日

  • 2023年12月20日(水) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 高分子材料を扱う製造や成形加工業務に携わる方
    • 高分子材料
    • 高分子材料の部材
    • 高分子材料のセットメーカー等

修得知識

  • 劣化に伴う構造変化、反応メカニズム (酸化反応や加水分解など) の基礎
  • 劣化構造解析に関する化学分析法の基礎
  • 劣化の関係する課題を解決するためのアプローチ

プログラム

 高分子材料の劣化やその対策で困っていませんか?高分子材料の劣化原因を解析するには、高分子特有の複雑な分子構造や高次構造、添加剤などの配合を理解する必要があります。また、高分子材料が熱や光などにより劣化すると、構造や組成は更に変化するため分析や解析が更に困難になります。近年、質量分析や分光分析などの分析技術や機器の発展は目覚ましく、これらの分析技術を使いこなすことにより劣化原因や劣化メカニズム、更には材料の構造や組成が耐久性に与える影響を解析できるようになってきました。
 本セミナーでは、海洋プラスチックやリサイクルなど高分子材料を取り巻く最近の社会動向から、劣化現象を考えるうえで重要な劣化反応メカニズム、劣化解析するために化学分析法、最後に化学分析を活用する劣化解析事例についてご紹介します。

  1. 高分子材料に関わる最近の動向
    • 海洋プラスチック
    • サーキュラーエコノミーとプラスチックリサイクル
    • サイレントチェンジ
    • サプライチェーン問題
  2. 劣化反応メカニズムの基礎と考え方
    • 劣化の定義
    • 劣化要因と反応メカニズム
    • 自動酸化反応
    • 酸化防止剤の種類と働き
    • 劣化解析と耐久性評価の考え方
  3. 劣化構造解析に有効な化学分析法
    • 赤外分光法 (FT-IR)
    • 核磁気共鳴分光法 (NMR)
    • 質量分析法
      • LC-MS
      • MALDI-TOFMS
      • 熱分解GCMS
    • 電子スピン共鳴法 (ESR)
    • ケミルミネッセンス法
  4. 劣化解析事例
    • 質量分析法を活用する解析事例
    • ポリオレフィンの熱酸化劣化 (酸化防止剤の解析)
    • ポリエステルの熱酸化劣化/加水分解劣化
    • ゴム材料の熱酸化劣化
    • インフォマティクス技術を活用する非破壊劣化診断
    • プラスチックリサイクル関連技術
  5. まとめ
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルを配布予定です。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2023年12月21日〜2024年1月4日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/27 加速する国内外のプラスチック規制の動向とリサイクルの最新事情 オンライン
2024/11/27 粘着・剥離のメカニズムとその制御 オンライン
2024/11/28 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2024/11/28 プラスチック成形品の残留応力発生メカニズム&長期信頼性の予測法 オンライン
2024/11/28 熱分析の基礎、測定と正しいデータ解釈 オンライン
2024/11/29 UV硬化接着剤の材料設計と深部硬化 オンライン
2024/11/29 トライボロジー 入門講座 オンライン
2024/11/29 架橋ポリオレフィンのマテリアルリサイクル技術の現状と動向 オンライン
2024/12/3 加速する国内外のプラスチック規制の動向とリサイクルの最新事情 オンライン
2024/12/4 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ オンライン
2024/12/4 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2024/12/4 高分子結晶化の基礎と解析技術および結晶成長 オンライン
2024/12/5 高分子の結晶化と結晶高次構造の特徴・各種分析法 オンライン
2024/12/5 乳化重合・ソープフリー乳化重合によるポリマー微粒子の合成と粒子径・形状制御 オンライン
2024/12/6 プラスチック用添加剤の作用機構と使い方 東京都 会場
2024/12/6 架橋ポリオレフィンのマテリアルリサイクル技術の現状と動向 オンライン
2024/12/9 高分子材料の末端基・構造解析テクニック オンライン
2024/12/9 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ オンライン
2024/12/9 架橋技術によるポリマーの性能向上と物性・特性改良方法 オンライン
2024/12/10 樹脂部品の特性と材料費/加工費/型費の概算法から検図法まで学ぶ超実務設計 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用