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溶解度パラメータ (3D、4D) の基礎、求め方と新規材料開発への応用

溶解度パラメータ (3D、4D) の基礎、求め方と新規材料開発への応用

オンライン 開催 演習付き

概要

本セミナーでは、溶解度パラメータ (SP値) の基礎から、測定・計算方法、計算プログラムツールの使用方法について、豊富な実用事例も交えて解説いたします。

開催日

  • 2023年12月19日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 溶解に関連する技術者、開発者、研究者
    • 粉体
    • 高分子
    • 塗料
    • インク
    • 機能性材料
    • 接着剤
    • エラストマー
    • 医薬品
    • 化粧品食品
    • サプリメント など
  • 溶解度パラメータの計算を習得したい方、活用したい方

修得知識

  • 化合物と粒子のSP値 (3D、4D) の求め方
  • 溶媒混合系/ポリマー系材料の溶解/相分離性の評価と制御
  • ナノ・微粒子系材料の分散・凝集性の評価と制御
  • 表面改質法と分散剤の選択指針

プログラム

 溶解度パラメータ (以下、SP値) の考え方は、“Like attracts like”,「類は友を呼ぶ」で表される、分子間力由来の親和性/類似性の尺度です。したがってSP値が近いもの同士は、よく溶け、よくぬれ、よく付きます。SP値は、ハンセンが提唱した3DSP値、いわゆるHSP値が広く用いられていますが、その実践的活用には、相互作用パラメータやハンセン球/相対的エネルギー差などに関する知識が欠かせません。
 はじめにSP値の基礎、および化合物や粒子のSP値の求め方について述べます。次いで溶媒混合系・ポリマー系材料の相溶性/相分離性およびナノ・微粒子系材料の分散/凝集性の評価と制御、ならびに新規材料への応用におけるSP値の活用法について、多くの事例をもとに基礎から説明します。

  1. 溶解度パラメータ (3D、4D) の基礎
    1. ギブスエネルギー変化とヒルデブランドのSP値
    2. ハンセンのHSP値 (3DSP値) と相互作用パラメータ
    3. SP値・HSP値の利用法
      1. バグリープロットとハンセンプロット・HSP距離
      2. ハンセン球と相対的エネルギー差
      3. テァーズ線図 (三角座標) 表示とてこの規則
    4. 4DSP値とEED (Exchange Energy Density)
  2. 溶解度パラメータ (3D、4D) の求め方
    1. 化合物のSP値・HSP値の求め方
      1. 原子団寄与法による数値計算と例題
        • フェドース法
        • バンクレベレン・ホフティザー法
        • ステファニス・パナイオトゥ法
        • ソフトHSPiP
      2. ハンセン球/ダブルハンセン球を用いた溶解/膨潤測定法
      3. ファント・ホッフ則と拡張ハンセン法
      4. インバースクロマトグラフィー法
    2. 粒子のSP値・HSP値の測定法
      1. 凝集/沈降法
      2. 接触角/ぬれ張力法とカポック繊維の改質効果
      3. インバースクロマトグラフィー法
      4. 低磁場パルスNMR法
  3. 溶媒混合系材料における相溶性/相分離性の評価と応用例
    1. 相図と臨界共溶温度
    2. 皮膚のHSP値と薬剤浸透性
    3. ペロブスカイトの貧溶媒析出法
    4. グリーン抽出
    5. 薬剤晶析法におけるゲル化溶媒
  4. ポリマー系材料における溶解性/相分離性の評価と応用例
    1. ポリマー溶液
      1. スピノーダル分解とバイモーダル分解
      2. エアロゲル
      3. 3Dスキャフィールド
      4. 光ファイバー型酸素センサー
    2. ポリマーブレンド
      1. 相溶性と非相溶性
      2. ポリマー改質アスファルト
      3. エポキシ – 熱可塑性複合樹脂
      4. 層分離/傾斜型塗装
  5. ナノ・微粒子系材料における分散安定化の評価と応用例
    1. スラリー/サスペンション
      1. スラリー調製工程と分散・安定化
      2. 酸化グラフェンの分散化と応用
      3. ポリマーブラシの立体反発作用
        • マグネタイトの分散安定化
        • インクジェットインクの配合設計
      4. 高分子分散剤と選択指針
    2. キャピラリーサスペンション
      1. キャピラリーサスペンションの特徴
      2. 第二流体の選択と応用例
    3. ポリマーコンポジット
      1. ハンセン球間最短距離と重なり体積比
      2. コアシェルナノ粒子包埋エポキシ樹脂
      3. リチウム電池用複合電極材料
      4. 表面改質法と応用例
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
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    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
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  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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2025/1/31 分散剤の選択方法 & 配合技術の総合知識 オンライン
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