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FCCL (フレキシブル銅張積層板) 用途に向けた高分子フィルムの開発動向および金属との接着技術

FCCL (フレキシブル銅張積層板) 用途に向けた高分子フィルムの開発動向および金属との接着技術

~プラスチックフィルムの市場、用途、物性、添加剤、成形加工、試験方法から最近注目のトピックまで~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、高分子フィルムを取り上げ、難接着材料であるポリマー材料と銅箔との接着技術やプラズマ処理プロセスについて解説いたします。

開催日

  • 2023年12月15日(金) 10時30分 16時15分

受講対象者

  • プラスチック、成形加工、実装材料、電子部品、通信機器、自動車部品メーカーなどで研究開発や生産製造に携わる研究者・開発者・技術者

修得知識

  • LCPの材料としての特徴
  • LCPの成膜方法
  • LCPを使用したFCCLに関する知識

プログラム

第1部 「特許から見たFCCL用高分子材料の最近の動向および今後の展望」

(10:30〜12:00)

 フレキシブル銅被覆積層体 (FCCL) は、ポリイミドフィルムや液晶ポリマーフィルムなどの絶縁材料の片面または両面に銅箔を接着して形成させた銅被覆のフィルムをいう。FCCLは、電子技術の急速な発展、特に昨今の5G技術の発展により、携帯電話等の高速通信を支える重要な材料であり、その生産量も益々伸びていくと予想されている。
 こうした背景のもと、FCCLを取り巻く素材メーカーの取り組みも極めて活発であり、銅箔に各素材メーカーの持つ高分子フィルムを接着させた独自のFCCL開発が進んでいる。
 本セミナーでは、FCCLの特許動向をベースに、FCCLで使用されている高分子フィルム技術、さらに銅箔との接合技術などについて解析をした結果を紹介する。

  1. FPC用FCCL
    1. FPC用FCCLの市場
    2. FCCLの製法
    3. 2層FCCLと3層FCCL
  2. 特許から見たFCCL用高分子フィルムの現状と課題
    1. 業界のFCCL用高分子フィルム特許動向
    2. 各メーカーの特許動向
    3. FCCL用高分子フィルムとその特徴
    4. 特許から見る課題
  3. 特許から見るFCCL用接着技術の動向
    1. FCCL用接着技術の動向
    2. 主要メーカーから見る銅箔との接着技術の紹介
  4. 今後の展望
    • 質疑応答

第2部 「液晶ポリマーの溶液キャスティング法による成膜とその用途」

(13:00〜14:30)

 5Gの実用化,IoTや無人化自動車運転時代の中,無線通信機器の周辺基板材料にも変革が求められている。自動運転向けミリ波レーダーや人工衛星の太陽電池パネル等の未来のネットワークシステムを,銅箔基板における絶縁フイルムを変更することにより低ノイズ,低消費電力及び,電池寿命の増加を実現しようとしている。
 本テーマはその絶縁フイルム候補の液晶ポリマーのフイルム化技術について紹介弊社の溶液キャスト法によりLCPフイルムの課題の一つ配向性 (縦横の強度の違い) の無いフイルムの生産が可能である。この技術を使用したFCCLは表面処理無しでも銅箔との高い密着性が得られる。

  1. はじめに
  2. 液晶ポリマーについて
  3. 求められるFPC基板材料について
  4. 液晶ポリマーフイルムの特性について
  5. 液晶ポリマーの成膜 (フィルム化) 技術
  6. 液晶ポリマーフイルム、銅箔積層体 (FCCL) の開発について
  7. 新規技術の特性と展望について
    • 質疑応答

第3部 「B5G/6Gおよびパッケージ基板向けプラズマ表面改質による難接着材料の直接接合」

(14:45〜16:15)

 株式会社 電子技研では、プラズマを用いた各種材料の表面改質技術を開発しており、独自の官能基付与技術 (弊社特許技術) により、難接着材料が非粗化・接着剤レスで直接接着する技術、接着剤使用時の接着強度を高める表面処理技術を開発した。B5G/6G回路基板には低誘電樹脂使用及び平滑な界面で銅回路を形成する必要があが、低誘電樹脂は接着性に乏しく、投錨効果や接着剤に用いず密着性を確保する技術は確立されていない。弊社では、減圧プラズマを用いた表面改質により基材表面に強固に結合した官能基 ( – NH基) を形成することにより、低誘電樹脂を非粗化・接着剤レスでの直接銅めっきおよび銅箔/低誘電樹脂を直接接着する技術及び表面処理装置を開発した。この技術・装置を用いれば、77GHz以上でのB5G/6Gに活用できる多層フレキシブル基板作成が可能になる。また、高密度実装で処理速度を向上させるための次世代半導体パッケージ (パッケージ基板) が注目され始めている。基材としてはガラスが有望であるが、ガラスへの銅めっきはプライマー等種々の方法が検討されているが、信頼性を含め方法は確立できていない。ガラス基板への直接銅めっきにも弊社表面改質技術で実現できている。
 本講演では、本表面改質の原理から実例及び信頼性までを解説し、各企業の今後のビジネス戦略を立てて行く為の参考情報を提供する。

  1. 株式会社 電子技研の会社紹介
  2. 技術課題
  3. プラズマを用いた表面改質による接着原理および状態評価
  4. 表面改質を用いた直接めっき、直接接着技術原理
  5. 表面改質を用いた直接めっき
    1. 低誘電率樹脂 (フッ素、LCP、PPE) への直接銅めっき
    2. ガラスへの直接銅めっき (パッケージ基板対応)
    3. ビア、スルーホールへの高密着直接銅めっき
  6. 表面改質を用いた接着剤レス直接接着技術
    1. 低誘電率樹脂と金属 (Cu) 、低誘電率樹脂との直接接着
    2. 直接接着の応用
    3. コア材 (PI) を用いた多層膜の直接接着
  7. 封止樹脂・接着剤の接着強度改善技術
    1. 接着剤の接着強度改善 (Cu/エポキシ系接着剤)
    2. 異種材料の密着 (金、セラミックスとシリコーン接着剤の密着強度up)
    3. 高耐熱封止樹脂の密着性改善
  8. 応用技術 (粉体材料への応用)
    • 質疑応答

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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