技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プラスチックの劣化メカニズムと破損トラブルおよび破面解析

プラスチックの劣化メカニズムと破損トラブルおよび破面解析

オンライン 開催

開催日

  • 2023年8月23日(水) 13時00分 16時45分

修得知識

  • プラスチック成形品の劣化に対応した品質管理の考え方と、トラブル対策の方法
  • プラスチック成形品の劣化による破壊破面から、劣化現象を推定する方法
  • プラスチック成形品における破損トラブルの事例
  • 成形品の破損トラブルを防ぐための対応法

プログラム

第1部 プラスチック成形品の劣化・破壊メカニズムと破面の特徴

(13:00〜14:45)

 プラスチック成形加工品の劣化と破壊について、設計時の考え方、劣化に至るプロセスと実際に起こりやすい劣化現象および、破壊した破面を観察することで劣化要因を推定する方法をご紹介します。

  1. はじめに
  2. プラスチック成形品の品質管理の考え方と不具合対策の実施
    1. プラスチック成形品が完成するまでの流れ
    2. 材料における長期耐久性について
    3. プラスチック成形品の品質管理スキーム
    4. トラブル発生時のクレームの流れ
    5. トラブル発生時の解決の流れ (理想)
    6. トラブル発生時の解決の流れ (現実)
  3. 材料設計と劣化およびトラブル発生に対する考え方
    1. プラスチック成形品の材料設計の考え方
    2. 材料/設計ミスマッチのトラブル発生条件
    3. 成形品の経時劣化と機能低下
    4. プラスチック成形品の劣化因子分類
    5. プラスチック成形品の劣化現象一覧
  4. 劣化の評価方法の一例とその基準
    1. 暗所黄変試験 〜耐熱性・耐候性〜
    2. 暗所黄変試験 〜耐水性〜
  5. 実際の製品で発生する劣化現象の要因別割合
    1. 実際の製品で発生する劣化の要因別割合
    2. 劣化因子分類から劣化を考える
    3. 材料設計から劣化を考える
  6. 劣化の検出方法 〜ケミルミネッセンスアナライザー〜
  7. 破壊した破面の特徴
    1. 破面の特徴1
    2. 破面の特徴2
    3. 破面の特徴3
  8. おわりに
    • 質疑応答

第2部 各種プラスチック成形品の破損トラブルと原因解析

(15:00〜16:45)

 種々のプラスチックの破損トラブルについて、実例をもとにお話をします。併せて、これらの破損トラブルを防ぐための対応についてもお話しします。

  1. はじめに
  2. 応力割れ (ストレスクラック) 、環境応力割れ (ソルベントクラック) のメカニズムと模擬体験
    1. ストレスクラックとその発生メカニズム
    2. ストレスクラックを模擬体験してみましょう
    3. ストレスクラックによる破面例
    4. ソルベントクラックとその発生メカニズム
    5. ソルベントクラックを模擬体験してみましょう
    6. ソルベントクラックによる破面例
  3. プラスチック別に見る破損トラブル
    1. 汎用プラスチック
      1. ポリエチレン (PE)
      2. ポリプロピレン (PP)
      3. ポリスチレン (PS)
      4. ポリ塩化ビニル (PVC)
      5. ABS樹脂、AES樹脂
      6. ポリメチルメタクリレート (PMMA) 、MBS樹脂、透明ABS樹脂
      7. ポリエチレンテレフタレート (PET)
    2. 汎用エンジニアリングプラスチック
      1. ポリアミド (PA66、PA6等)
      2. ポリアセタール (POM)
      3. ポリカーボネート (PC)
      4. ポリブチレンテレフタレート (PBT)
      5. スチレン変性ポリフェニレンエーテル (m-PPE)
    3. スーパーエンジニアリングプラスチック
      1. ポリフェニレンサルファイド (PPS)
      2. フッ素系樹脂 (PTFE)
  4. なぜ破損トラブルは起こるのか〜原因とその対策について
  5. 終わりに
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/3 材料開発にレオロジーを活用するための考え方と実践 オンライン
2025/2/3 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ オンライン
2025/2/3 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック オンライン
2025/2/4 金属疲労の基礎と疲労破壊の破面解析および対策 オンライン
2025/2/5 最新のCFRP成形加工法と製品への適用事例 オンライン
2025/2/5 セラミックスの破壊メカニズムと破壊強さ試験・信頼性評価の基礎 オンライン
2025/2/6 エポキシ樹脂 2日間総合セミナー オンライン
2025/2/7 バイオマス由来モノマーの開発と応用事例 オンライン
2025/2/7 プラスチック射出成形過程の可視化とソリ変形予測技術 オンライン
2025/2/7 カーボンニュートラル時代のプラスチック入門 オンライン
2025/2/7 高分子材料の相溶性・相分離現象の基礎と相容化剤を用いたポリマーブレンド材料およびマテリアルリサイクルへの応用 東京都 会場
2025/2/12 防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/2/12 プラスチック加飾技術の最新動向と環境負荷低減に向けた展望 オンライン
2025/2/12 プラスチック材料・製品の耐久性向上、劣化度評価、寿命予測 オンライン
2025/2/12 環境中のプラスチック及びゴム片の調査方法、分析方法および調査結果の紹介 オンライン
2025/2/13 高分子の (黄変・ピンク変など) 変色・劣化の発生メカニズム、変色箇所の評価、その対策 オンライン
2025/2/13 ポリイミドの基礎・合成・材料設計のポイントおよび応用展開 オンライン
2025/2/13 プラスチック成形部材の劣化・破損・破壊のメカニズムと評価・改善方法、破面の特徴、トラブル対策 オンライン
2025/2/13 ゴム材料の分析手法および劣化現象とその分析 オンライン
2025/2/14 高分子材料の物性分析、分子構造解析技術の基礎と材料開発、物性改善への応用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望 [書籍 + PDF版]
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/12/31 容器包装材料の環境対応とリサイクル技術
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価