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高屈折率材料における分子設計、合成手法と屈折率の測定方法

高屈折率材料における分子設計、合成手法と屈折率の測定方法

~用途に合わせた材料開発へ向けたポリマーの高屈折率化とその考え方 / 屈折率の測定方法の選び方、測定時のポイントを解説~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、屈折の基礎、ポリマーの屈折率の測定方法、ポリマー材料の合成方法、屈折率の評価について解説いたします。
また、今後の高屈折率材料を開発するための新規ポリマーの分子設計指針についての考察を解説いたします。

開催日

  • 2023年6月16日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • ポリマーの屈折率の測定方法
  • 高屈折率材料の開発方法と応用
  • 高屈折率材料の合成方法
  • 高屈折率材料の物理的特性の評価方法

プログラム

 ポリマーの屈折率は、ローレンツ・ローレンツの式で表されるように、ポリマーを構成する分子屈折率と密度に依存される。ポリマーの屈折率を上昇させるには、分子屈折率の高い元素をポリマーに付与すればよい。また、屈折率の測定方法は、アッベ屈折計による方法、エリプソメーターによる方法、プリズムカップラーによる方法と、三種の方法がある。このことは、高屈折率材料を応用する用途により、測定方法を選択する必要がある。
 本セミナーでは、高屈折率材料をどのような用途に応用し、それはどのような分子設計をすべきなのかを、ポリマーの合成法から解説する。

  1. ポリマーの屈折率の測定方法
    • 屈折率の原理
    • アッベ数
    • 測定方法
  2. 高屈折率ポリマーの開発例
    • プラスチックレンズ材料の開発例
    • ストランドの作成方法
    • マイクロレンズへの応用
  3. 含硫黄ポリマー
    • 合成法
    • 性質
    • 屈折率制御
  4. 特殊構造高分子とそれらの物理的特性
    • ケイ素元素を有する高密度なポリマーの合成
    • 屈折率特性
  5. 高アッベ数ポリマーの分子設計
    • 原理
    • 分子設計方法
  6. 含テルルポリマーの合成と屈折率特性
    • 合成法
    • 屈折率と性質
  7. 屈折率変換材料の開発
    • 合成法
    • 屈折率変換の原理
    • 測定
    • 質疑応答

講師

  • 工藤 宏人
    関西大学 化学生命工学部 化学・物質工学科
    教授

主催

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受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
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    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
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  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
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  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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