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ホログラフィ・3Dディスプレイの基礎知識と実用化に向けた課題・最新動向・今後の展望

ホログラフィ・3Dディスプレイの基礎知識と実用化に向けた課題・最新動向・今後の展望

オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2023年6月5日〜16日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2023年6月12日まで承ります。

概要

本セミナーでは、ホログラフィの原理を基礎からわかりやすく解説いたします。そして、電子ホログラフィの実用化を妨げている課題について説明いたします。
ホログラフィの応用例の一つとして、ホログラフィックプロジェクタを用いた三次元映像の空中ディスプレイ装置を紹介いたします。

開催日

  • 2023年6月2日(金) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • ホログラフィを用いた三次元映像技術に関心をお持ちの方
  • GPUを用いたリアルタイム処理に関心をお持ちの方
  • ホログラフィの応用・実用化・ビジネス展開に関心をお持ちの方

修得知識

  • ホログラフィによる3Dディスプレイの基礎知識
  • 電子ホログラフィを用いた三次元映像技術と課題
  • 電子ホログラフィを用いた三次元映像技術の最新動向

プログラム

 空中に浮かぶ映像技術において「ホログラム」や「ホログラフィ」という言葉をよく見かけます。しかし、本来のホログラフィとは関係ないものにも多く使用されています。ホログラフィは、元の三次元物体からの光を忠実に再生する技術です。実物を眺めているのと同じ現象を忠実に再現することができます。視覚疲労も生じず、裸眼で様々な方向から三次元像を眺めることができます。D. Gaborは、ホログラフィの発明によりノーベル物理学賞を受賞しています。また、電子化したホログラフィ (電子ホログラフィ) は「究極の3Dディスプレイ」になるものと考えられています。しかし、課題が多く、未だ実用化に至っておりません。VR、ARが広まる中、ホログラフィの実用化が多いに期待されています。
 本セミナーでは、ホログラフィの原理を基礎からわかりやすく解説します。そして、電子ホログラフィの実用化を妨げている課題について説明します。ホログラフィの応用例の一つとして、ホログラフィックプロジェクタを用いた三次元映像の空中ディスプレイ装置を紹介します。

  1. 三次元映像の基礎
    1. 単眼立体視
    2. 両眼立体視
    3. 実用化されている三次元映像技術
    4. これまでの三次元映像の課題
  2. ホログラフィとは?
    1. ホログラムという言葉が使われているが、本来のホログラフィとは関係ない映像技術
    2. ホログラフィによる三次元像とは?
    3. ホログラムとホログラフィとは?
    4. ホログラムに記録されているものは?
    5. ホログラフィの原理 (ホログラムへの記録と再生)
    6. ホログラフィを電子化した究極の3Dディスプレイへの期待
  3. 電子ホログラフィによる3Dディスプレイ
    1. ホログラフィを電子化するには?
    2. 計算機合成ホログラム (CGH) とは?
    3. 再生する三次元像の点群モデル
    4. 何点でどのような三次元物体モデルを表現できるか?
    5. 点群3Dモデルから作成されたCGH
    6. CGHの表示装置 (透過型LCDパネル)
    7. CGHの表示装置 (デジタルマイクロミラーデバイス)
    8. 電子ホログラフィ装置の構成
    9. 電子ホログラフィ装置 (透過型LCDパネル)
    10. 電子ホログラフィ装置 (デジタルマイクロミラーデバイス)
    11. 実用化を妨げる2つの大きな課題
  4. 電子ホログラフィを用いた三次元動画再生の研究紹介
    1. なぜ、GPUで計算を高速化できるのか?
    2. GPUを用いた高速CGH計算
    3. 複数のGPUを搭載したパソコンを複数台用いたリアルタイム三次元動画再生
    4. 膨大な物体点で構成された三次元映像の高精細化
    5. カラー三次元映像のリアルタイム再生
  5. 電子ホログラフィの応用例と最新の研究動向
    1. 三次元映像を投影するホログラフィックプロジェクタ
    2. 遠隔から三次元空間に自由に絵を描く装置
    3. 三次元像を空中に浮かばせることが可能な空中ディスプレイ装置
    4. 最新の研究動向
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルを配布予定です。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2023年6月5日〜16日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

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