技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プラスチック成形加工品の劣化要因と不良対策

プラスチック成形加工品の劣化要因と不良対策

~環境応力割れを中心に事例を用いて分かりやすく解説~
オンライン 開催

開催日

  • 2023年2月7日(火) 13時00分 17時00分

修得知識

  • プラスチック成形加工品の劣化に対応した品質管理の考え方
  • プラスチック成形品の環境応力割れ性の評価方法とその基準および適用事例
  • プラスチック成形品のトラブル事例や成形工程へのフィードバック事例から学ぶ対策案

プログラム

 プラスチックの特性を視覚的なイメージから捉えながら理解することを目的としています。

  1. プラスチック成形加工品の品質管理の考え方
    1. プラスチック成形加工品が完成するまでの流れ
    2. 材料における長期耐久性について
    3. プラスチック成形加工品の品質管理スキーム
    4. トラブル発生時のクレームの流れ
    5. トラブル発生時の解決の流れ
  2. 劣化に対する考え方
    1. プラスチック成形加工品の材料設計の考え方
    2. 材料/設計ミスマッチの不具合発生条件
    3. 成形品の経時劣化と機能低下
    4. プラスチック成形加工品の劣化因子分類
    5. プラスチック成形加工品の劣化現象一覧
  3. 劣化の評価方法の一例とその基準
    1. 暗所黄変試験 – 耐熱性・耐候性 –
    2. 暗所黄変試験 – 耐水性 –
  4. 実際の製品で発生する劣化現象のランキング
    1. 実際の製品で発生する劣化の要因別割合
    2. 材料設計の面から考える
    3. 劣化因子分類から考える
  5. 耐環境応力割れ性の評価方法および対策
    1. 環境応力割れ現象とは
    2. 環境応力割れのメカニズム
    3. ストレスクラック/ソルベントクラックとの違い
    4. 破面の特徴
    5. 劣化の検出方法
    6. 環境応力割れを起こしやすい因子
    7. 耐環境応力割れ評価方法 1/4だ円法
    8. 1/4楕円法による評価基準
    9. 材料面からの環境応力割れ対策
  6. 射出成形時に起こりやすいトラブルと対策
    1. 射出成形の流れ
    2. ウエルドラインとパーティングライン
    3. 射出成形時のトラブルと対策
    4. 品質向上のためのプラスチック成形の設計方法
  7. プラスチック成形部材の劣化事例と対策
    1. ABS樹脂の環境応力割れと対策
    2. アクリル樹脂のウエルドライン疲労割れと対策
    3. PPE樹脂の環境応力割れと対策
    4. 塩ビ樹脂からの可塑剤の移行によるトラブルと対策
    5. POM樹脂の加水分解と対策
    6. トラブル発生時の解決の流れと改良品の変遷例
    • 質疑応答

付録 (※時間があれば)

  • 溶解度パラメーターとは
    • Fedorsの溶解度パラメータ
    • Hansenの溶解度パラメーター
    • Hansenの溶解度パラメーターによる耐環境応力割れ性の評価

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 35,000円(税別) / 38,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 35,000円(税別) / 38,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/29 最新のCFRP成形加工法と製品への適用事例 オンライン
2025/1/29 プラスチック成形部材の劣化・破損・破壊のメカニズムと評価・改善方法、破面の特徴、トラブル対策 オンライン
2025/1/29 重合反応の基礎・応用 オンライン
2025/1/29 ポリウレタン樹脂原料の基礎と最新動向 オンライン
2025/1/30 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的な活用方法 オンライン
2025/1/30 フレキシブルプリント基板の樹脂フィルム/ガラスと銅箔の接合技術 オンライン
2025/1/30 ポリウレタンの材料設計と構造・物性の制御と劣化対策 オンライン
2025/1/30 高分子の接着性改善と表面処理、界面の構造評価技術 オンライン
2025/1/30 溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の基礎および機能性材料開発のための活用ノウハウ最前線 (全2回) オンライン
2025/1/30 溶解度パラメータ(HSP)の機能性材料開発への応用最前線 オンライン
2025/1/30 ヒートシールの基礎、接合のメカニズムと品質管理・不具合対策 オンライン
2025/1/30 熱可塑性エラストマーの総合知識 オンライン
2025/1/30 国内外における食品用容器包装および器具・接触材料の法規制の動向把握と必要な対応 オンライン
2025/1/30 ポリイミドの基礎とポリイミド系材料の低誘電率化・低誘電正接化 オンライン
2025/1/30 プラスチックのケミカルリサイクル技術最新動向 オンライン
2025/1/31 フォトレジスト材料の基本的な構成構造、材料設計および高感度化 オンライン
2025/1/31 半導体封止材用エポキシ樹脂の種類と特性および解析方法 オンライン
2025/1/31 ゾル-ゲル法の基礎と材料合成、(新規) 材料開発で活用するための実用的な総合知識 オンライン
2025/1/31 分散剤の選択方法 & 配合技術の総合知識 オンライン
2025/1/31 高分子へのフィラーのコンパウンド技術の基礎と応用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用
2021/7/28 プラスチックリサイクル
2021/6/29 UV硬化樹脂の開発動向と応用展開
2021/5/31 高分子材料の劣化・変色対策
2021/5/31 重合開始剤、硬化剤、架橋剤の選び方、使い方とその事例
2021/4/30 建築・住宅用高分子材料の要求特性とその開発、性能評価
2021/1/29 高分子材料の絶縁破壊・劣化メカニズムとその対策
2020/12/25 CFRP/CFRTPの界面制御、成形加工技術と部材応用
2020/11/30 高分子の成分・添加剤分析
2020/11/30 高分子の延伸による分子配向・結晶化メカニズムと評価方法
2020/10/30 ポリウレタンを上手に使うための合成・構造制御・トラブル対策及び応用技術
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/3/31 自己修復材料、自己組織化、形状記憶材料の開発と応用事例
2020/1/31 溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の求め方と微粒子の分散安定化への活用術
2020/1/31 添加剤の最適使用法
2020/1/17 最新プラスチック加飾技術の動向と今後の展望
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上