技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

機能性高分子系コンポジット膜の作製技術

機能性高分子系コンポジット膜の作製技術

~樹脂、フィラー、添加剤の配合設計 / フィラーの表面処理と分散技術~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、ナノ粒子及びミクロン粒子を含む粉体技術、ならびに、ナノ粒子とミクロン粒子を用いた高分子系コンポジット膜の作製技術について、事例を交えて解説いたします。

開催日

  • 2022年11月28日(月) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 工業的に用いられているナノ粒子およびミクロン粒子の種類と製造、表面処理、分散技術
  • コンポジット膜を作製するための配合技術、プロセス技術

プログラム

 工業材料は、実のところ、ほとんどがコンポジット材料 (複合材料) です。高分子系のコンポジット材料は、主にフィラー (充填材) とマトリックス材料 (樹脂) から構成されています。最近、フィラーとして、ナノ粒子が使われることが多くなっていますが、ナノ粒子は、高価である上に、凝集しやすいといった取扱性の悪さが大きな課題となっています。
 そこで、ナノ粒子を脇役として捉え直すことで、少量でもその効果が発現できるよう、ミクロン粒子と組み合わせることによって、コストパフォーマンス性が良くて、高い機能・性能を発現できる高分子系コンポジット膜の作製が可能となります。
 本セミナーでは、ナノ粒子及びミクロン粒子を含む粉体技術、ならびに、ナノ粒子とミクロン粒子を用いた高分子系コンポジット膜の作製技術について、事例を含めて紹介します。

  1. はじめに
    1. 機能性高分子系コンポジット膜とは
    2. 膜の主要構成要素
      1. 樹脂
      2. フィラー
        1. ミクロンフィラー
        2. ナノフィラー
  2. 作製方法
    1. コーティング液の作製
      1. 原材料
        1. 樹脂原料・種類・製造技術
        2. フィラー・種類・製造技術・表面処理技術
        3. 添加剤・種類・機能
      2. 配合方法
        1. 配合設計の指針
        2. 分散技術
    2. コーティング膜の作製
      1. 薄膜 (膜厚1μm未満) の場合
      2. 厚膜 (膜厚1μm以上) の場合
  3. 評価方法
    1. コーティング液の評価
    2. コーティング膜の評価
  4. 事例紹介
    1. 薄膜事例:酸化チタンナノ粒子を用いた光触媒コーティング膜の開発
    2. 厚膜事例:電子部品用保護膜の開発
    3. その他
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 高分子インフォマティクスの応用事例 オンライン
2024/4/22 電子機器の防水設計の基礎と応用・不具合対策 オンライン
2024/4/22 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2024/4/22 プラスチック強度設計の基礎知識 オンライン
2024/4/23 ポリマー表面へのタンパク質吸着制御と評価、表面設計 オンライン
2024/4/23 トライボロジー (摩擦、摩耗、潤滑) の基礎と耐摩耗対策、摩擦制御法 オンライン
2024/4/23 めっき膜の密着性評価と剥離対策 オンライン
2024/4/23 ナノ触診原子間力顕微鏡 (AFM) による高分子材料の解析技術 オンライン
2024/4/24 樹脂材料のEV駆動モータ/パワーデバイスへの実装に向けた高電圧絶縁特性の基礎と評価法 オンライン
2024/4/24 プラスチック用添加剤の基礎と選び方・使い方のポイント、その注意点 オンライン
2024/4/24 高分子の絶縁破壊メカニズムとその劣化抑制技術 オンライン
2024/4/24 熱分析による高分子材料 (プラスチック・ゴム・複合材料) の測定・解析の基礎とノウハウ オンライン
2024/4/24 ヒートシールの基礎と材料設計および品質管理・不具合対策 オンライン
2024/4/24 スラリーの挙動と制御およびリチウムイオン電池電極スラリー化技術と評価方法 オンライン
2024/4/24 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/4/24 天然植物繊維を強化材とする複合材料の基礎と応用 東京都 会場
2024/4/25 耐指紋・防汚性材料の設計、評価、応用、今後の展望 オンライン
2024/4/25 プラスチックフィルムの表面処理・改質技術と接着性の改善評価方法 オンライン
2024/4/25 5G高度化とDXを支える半導体実装用低誘電特性樹脂・基板材料の開発と技術動向 オンライン
2024/4/25 レオロジー測定・データ解釈の勘どころ オンライン