技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

分析法バリデーション入門講座

分析法バリデーション入門講座

~直線性 / 範囲 / 真度 / 併行精度 / 室内再現精度 / 検出限界 / 定量限界 / 頑健性~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、分析能パラメータ、分析法バリデーションに必要な統計の基礎、分析バリデーションの実施例、分析能パラメータの基準値設定の考え方について分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2022年9月28日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 分析バリデーションに携わる担当者、管理者
  • これから医薬品等のCMC関連業務に携わる方

修得知識

  • 統計の基礎
  • 分析法バリデーションの基礎
  • 分析能パラメータの評価方法
  • 分析法バリデーションの実施例
  • 分析能パラメータの基準値設定の考え方

プログラム

 医薬品や原薬等のGLP試験からGMP生産までの開発過程において、試料および関連試料の様々なロットを信頼できる方法で分析しなければならない。使用する分析法が信頼できることを確認するためには、分析法バリデーション (分析能パラメータの評価) を実施し、分析法が意図する目的に合致していることを科学的に立証することが重要である。
 一方、承認申請の際には、講演当日に説明する分析法バリデーションのデータを提出する必要があるため、バリデーションの結果が申請用添付資料に含まれていなければ、審査部門から分析法バリデーションのデータを求める照会が発出される。
 今回は、これから医薬品等のCMC関連業務に携わる方、分析法バリデーションに不慣れな方を対象に、分析能パラメータの評価方法、分析法バリデーションの実施例、ならびに分析能パラメータの基準値設定についての考え方について分かりやすく解説致します。また、質疑応答の時間を十分にとり、分析法バリデーションやその他のCMC業務に関する様々な疑問点にお答えしたいと思っておりますので、奮ってご参加下さい。

  1. 分析法バリデーションの基礎
    1. 分析法バリデーションとは
    2. 母集団 (分布の中心位置とバラツキ) および標本 (平均値と標準偏差) とは
    3. 標準偏差 (バラツキ) に関する基礎知識
    4. 分析法バリデーションをいつ実施しますか?
    5. 承認申請と分析法バリデーション
    6. 医薬品開発初期で推奨される分析法バリデーション
    7. 関連するガイドライン
    8. 新ガイドラインに関する意見募集について
  2. 分析能パラメータの評価方法、並びに必要とされるデータ
    1. 特異性
      • 代表的なクロマトグラム
    2. 直線性
      • 必要に応じて最小二乗法による回帰直線の計算
    3. 範囲
    4. 真度
      • 分析法の全操作を少なくとも9回繰り返す
      • 真度およびt分布を用いる真度の信頼区間
    5. 併行精度
      • 標準偏差およびカイ二乗分布を用いる標準偏差の信頼区間
    6. 室内再現精度
      • 6日間の測定
      • 2日間の測定
    7. 検出限界
      • 視覚的評価又はシグナル対ノイズ比による方法:クロマトグラム
      • 計算又は外挿による方法:別途分析を行い、妥当性を確認
    8. 定量限界
      • 定量限界を求めるときに用いた方法を記載
      • 別途分析することによって定量限界が妥当であることを示す
    9. 頑健性
      • LC分離に関する実施例
  3. 承認審査と分析法バリデーション
    1. 申請時に検討が必要なパラメータ
    2. LCの限度試験において実施すべき分析能パラメータ
    3. 分析法バリデーションに係る審査照会事例
  4. 分析法バリデーションの実施例
    1. 確認試験
      • 呈色反応
      • 赤外吸収スペクトル測定法
      • 薄層クロマトグラフィー
    2. 純度試験
      • LCによる類縁物質の定量
      • 重金属
    3. 定量法
      • LCによる有効成分の定量
  5. GMPにおける局方収載試験法のベリフィケーションとは
  6. 分析能パラメータの基準値についての考え方
    1. 開発過程における基準値の役割
    2. 特異性
    3. 直線性
    4. 真度
    5. 併行精度
    6. 室内再現精度

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/1 専門の知識をもたない初級担当者のためのCTD-Qのまとめ方 (入門講座) オンライン
2024/4/2 メディカルライティング講座 (初級・中級) オンライン
2024/4/2 メディカルライティング講座 (初級) オンライン
2024/4/3 洗浄バリデーションの基礎とQ&Aから見る注意点 オンライン
2024/4/3 眼科DDS開発動向とその低侵襲化技術 オンライン
2024/4/3 動物用医薬品開発のための承認申請のポイントと再審査申請及び当局対応 オンライン
2024/4/3 無菌製剤工場の製造プロセスと設備・施設設計のポイントと注意点 オンライン
2024/4/4 医薬品開発における事業性評価・TPP運用 オンライン
2024/4/4 吸入粉末剤開発・評価のノウハウと核酸創薬への展開 オンライン
2024/4/4 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/4/5 分析法バリデーションコース (2日間) オンライン
2024/4/5 計算ブラックボックスからの脱却と精度評価の本質に迫る オンライン
2024/4/5 バイオ医薬品におけるダウンストリーム工程開発と製造のためのバリデーションの注意点 オンライン
2024/4/5 希少疾患における事業性評価の考え方と注意すべきパラメーター オンライン
2024/4/5 GMP文書および記録作成と手順書改訂時における具体的な品質照査 (レビュー) オンライン
2024/4/5 リアルワールドデータ (RWD) と分散型臨床試験 (DCT) /デジタルバイオマーカー (dBM) の活用・事例 オンライン
2024/4/5 改訂版ICH Q5A (R2) に求められる試験概要と次世代シーケンシング (NGS) を利用した細胞培養管理 オンライン
2024/4/8 医薬品開発における安定性試験の実施計画と有効期間の設定、データの取り方、まとめ方 オンライン
2024/4/8 フロー合成・連続生産・マイクロリアクター/スケールアップコース (2日間) オンライン
2024/4/8 医薬品開発における臨床薬理試験の計画作成と進め方 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/8/31 医療機器の設計開発における統計的手法とそのサンプルサイズ設定
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)