技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

分散剤の種類・特徴と選び方および正しい使い方

分散剤の種類・特徴と選び方および正しい使い方

~分散剤を使いこなす為の界面活性剤及び粉体の知識~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、界面活性剤の基礎知識から分散剤の考え方と選定方法、評価方法まで解説いたします。

開催日

  • 2022年8月9日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 界面活性剤を含有する製品の技術者、開発者、研究者
    • 各種家庭用洗剤
    • 精密電子部品洗浄剤
    • 業務用リネン洗浄剤
    • 金属洗浄剤
    • 繊維用油剤
    • 印刷用インキ
    • 抗菌スプレー
    • 皮膚用化粧品
    • プラスチック製品 など

修得知識

  • 分散の3要素
    • ぬれ
    • 解きほぐし性
    • 安定性
  • 界面活性剤の基礎知識
  • 分散の良否を決める粉体の基礎知識
  • 最適な分散剤を選定するポイント
  • 分散剤選定の目途を付けるための簡易方法

プログラム

  • 分散剤ならどのような粉体でも分散できるかと言うと“NO!”である。その理由は?
  • 分散には50数年前に提案された古い概念“分散の三要素”が基礎的な考え方がある。古い概念であるが現在のナノ粒子の分散にも十分に応用可能である。粒子の粒子径によって分散の三要素をどのように考えるか、応用するかがポイントになる。
  • 分散の基本概念 (分散の3要素) を理解するには界面活性剤の基礎知識が必要である。
  • 分散を考える時、分散体である粉体の物性について十分に理解していないと適切な分散剤 (湿潤・分散剤) の選定時迷ってしまう。その為にも粉体の分散に関連する物性等を十分に説明する。
  • 最適分散剤選定の目途をつけるための簡易実験方法とは?
  1. 分散とは
    • 分散及び分散剤とは?
  2. 分散の理解につながる界面活性剤の基礎知識とは?
  3. 分散に界面活性剤の基礎知識をどのように応用するか?
  4. 粉体とは 粉体の粒子径と粒子形と分散との関係
  5. 分散とは: 分散の三要素の理解と使い方
    1. DLVO理論と分散について
    2. 分散の三要素について
      1. ぬれ性 (初期分散性)
      2. 解きほぐし性
      3. 分散体 (スラリー) の安定性
  6. 分散剤の考え方と選定方法、評価方法
    1. 分散剤ならどのような粉体でも分散できるか⇒NO!
    2. 分散を考える時のキーポイント
    3. 高分子分散剤と低分子分散剤 (湿潤・分散剤) の違い、使い分け
    4. 高分子分散剤の粉体への吸着特性
  7. 水系分散剤選定のポイント
    1. 粉体の粒子径と分散剤の種類・分子量の関係
    2. 粉体の組成と分散剤の組成の組合せのポイント
    3. 粉体の粒子径と分散剤の添加量の目途について
    4. 高分子分散剤と低分子分散剤の使用上の違いは何か (単独使用か併用使用か)
    5. ノニオン界面活性剤のHLBと分散性の関係
    6. 要求 (所要) HLBとは、粉体の種類 (物性の差異) による使い方の違いについて
    7. 市販水系高分子分散剤一覧表
  8. 簡易分散剤選定及び簡易分散性評価法について
    1. スパチュラ法
    2. 粘度・添加量曲線
    3. 試験管沈降法
    4. グロス試験 等
  9. 溶剤系分散の選定のポイントについて
    1. 分散剤/溶媒/粉体の相関による分散性の違い、分散剤の使い方等について
    2. SP値の考え方、使い方
      • 発展形のHSP (ハンセンパラメータ) について
    3. ソーレンセンの酸・塩基相互作用の考え方、使い方
      • 強い吸着層の形成、実施例
  10. 溶剤系分散剤メーカー及び代表品名一覧
  11. 参考資料、書籍一覧
    • 分散を勉強するための文献、資料の紹介
  12. 参考資料
    • 動的表面張力、水系イオン別 界面活性剤例 (一覧)

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/25 乳化・可溶化の基礎とエマルションの調製・安定化・評価法 東京都 会場・オンライン
2024/11/26 ぬれ・接触角の基礎と測定・評価 オンライン
2024/11/28 塗布・乾燥工程の基礎と高均質薄膜作製のポイント オンライン
2024/12/3 材料表面への (超) 撥水性・ (超) 親水性の付与技術と制御および分析・評価、応用技術 オンライン
2024/12/5 分子間力や表面張力の考え方、そのコントロールと測定法 オンライン
2024/12/9 ぬれ・接触角の基礎と測定・評価 オンライン
2024/12/11 微粒子の分散・凝縮メカニズム、安定化、評価 オンライン
2024/12/12 高品質スラリー調製のための分散技術とその安定化、評価方法 オンライン
2024/12/13 界面活性剤の選定・分析・評価方法と活用ノウハウ オンライン
2024/12/17 界面活性剤の上手な使い方 オンライン
2024/12/18 溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の基礎および機能性材料開発のための活用ノウハウ最前線 (全2回) オンライン
2024/12/18 溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の基礎と測定・計算・評価方法 オンライン
2024/12/18 濡れ現象の基礎と計測 オンライン
2024/12/19 化粧品基準に基づく成分規制とスキンケア化粧品の成分特性を生かした処方設計・安定性確保 東京都 会場・オンライン
2024/12/24 粘度、粘弾性の測定法とデータの読み方、活用例 オンライン
2024/12/24 表面ぬれ性のメカニズムとその制御、接触角の測定 オンライン
2024/12/27 界面活性剤の上手な使い方 オンライン
2024/12/27 濡れ現象の基礎と計測 オンライン
2025/1/7 溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の基礎および機能性材料開発のための活用ノウハウ最前線 (全2回) オンライン
2025/1/7 溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の基礎と測定・計算・評価方法 オンライン